人の生き方だとかにアレコレと口を出したがる人間がいる。私も、そのひとりだ。だから、「職業という場で、それを望まない人間にはなるべくそうしないように」新約苫米地式コーチングとかいうのをやっている(ちなみに、「マインドの使い方を教える」とやらもそれに入る。使い方の型を何種類も(それこそ、流派の外のものまで含めて)教えるのであれば話は別だが)。

さて、人の生き方だとかにアレコレと口を出したがる人間というのは結構便利な存在である。「考えていて楽しくないが、解決はしたい問題」の解決策のうちのひとつを考えさせればいいのだ。それだけで、余計なことを言わなくなる。「そんなことはどうでもいい」と返ってくるかもしれないが、それはそれで1つの答えである。つまるところ、「外から見たらどうでもいい問題である」ということだ。そう言われて考えたくなったなら、自分で考えればいい。

「考えていて楽しくないが、解決はしたい問題」は複数、「すぐに言えるような状態に」しておいた方が良い。そうすれば、真剣に考えてくれそうな問題を、その場で選んで差し出すことができるようになる。そうすれば、会話する全ての人間が、無料でコーチングをやってくれる良いコーチなりアドバイザーになる。


気功をやっている人であれば、「気の玉の中に問題を全て封入しておいて、身代わり人形のカタチにして眼の前に置いておく」ということをやっておくとよいだろう。それだけで、自分で考えたい問題や、自分自身については触られず、身代わり人形だけを触ってもらえるようになる。


人にあーだこーだ言いたい人間の好物は、悩む人間だ。上司等がそういう人間で、気に入ってもらいたいのであれば、この手法を使ってみてほしい。そして、気に入られたくないなら、全く別の種類の身代わり人形を作っておいてほしい。



ちなみに、この手法を練習しまくると、「誰かに何かを相談したい時、誰に何を頼んでいいかがわkるようになる」という効用がある。むしろ、そっちがこの記事のメインディッシュである。