小説と、「金はあるが幸せではない人」のための遊び方指南とヒーリング 川崎・G・悠太

問い合わせ先 painlessmental@gmail.com twitter https://twitter.com/meditationartYK 料金等の振込先口座(記事等が気に入ったからという理由での寄付も、ありがたいです) 三菱東京UFJ銀行 府中支店 普通 0251593     カワサキ ユウタ 銀行振込の振込明細書を領収書としてご利用ください。

「後者が前者に教える」時に使える背骨の調整方法とかマニュアルの作り方の個人レッスン 心屋仁之助の理論

 ピアノを教える時、生徒の背骨がなんとなくおかしい、肩甲骨が使えてない。とかに気付いて、おかしいところを調整できれば(そこに気を入れる、近くの筋肉を意識させる等で)、もっと良い演奏になるだろう。

 前者がやるような、「マニュアル通りに進める」ということはしなくていい。のだが、後者なら後者なりにマニュアルを作ることもできる。
 というか、「前者が作るマニュアルはクソつまらん!」のだ(心屋仁之助が作るものは面白いけどね!)。面白いマニュアルの作り方も、知りたければ教える。いや、体得してもらう。
 後者トブ族の私が作ったものだから、疲れるものではないはず。

 とりあえず、何かしらの指導をしている後者で、前者が生徒にいて、なおかつ、金が余ってるなら受講してほしい。

 5時間20万円。メールサポートは私が生きてる限り。場所は都内か通話にて。集中力が危なそうなら、二回に分けて受講可能。

免責事項としては、「私は心屋認定カウンセラーではない」ということがある。まあ、後者のよしみで勘弁してほしい。

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painlessmental@gmail.com



 

 

喫煙者が私のコーチングを受ける場合、ショッピングモールの屋内喫煙所でやることにした

 そう、どこのカフェより、そしてホテルのラウンジよりも、喫煙所は静かなのだ。うるさい人が来ても、だいたい五分もあれば帰る。

 立ちっぱなしになることもあるが、思考は立ってやった方がやりやすい。

 スピリチュアル方面のワークをやる時は座った方がいいかもしれない。喫煙所に椅子が無いなら一旦、喫煙所を出ればいい。府中も国分寺もショッピングモールには椅子がある。

 もちろん、カラオケボックスでも大丈夫である。ただ、費用はそちらで出していただく。

 ちなみに、非喫煙者が私のコーチングを受ける際、とりあえず私は煙草を吸わないことにしている。完全禁煙の店で大丈夫。

というわけで、よろしく。

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私のサインを苫米地英人の書籍に入れて1冊5000円で発売する

一冊5000円。五冊以上買う場合は値引き可能。

苫米地英人のサイン本に更に私のサインを足したものは五万円(数量限定)

送料着払い。東京都内から発送する。送料を払いたくない人は、振り込む金額から1500円未満で好きに引いておいてほしい。

振込先はブログのカテゴリ一覧を見ると載っている記事がある

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男が教える、女性(「生物学上は女」の人を含む)のための「最初の恋人の作り方レッスン」

5時間で2万円。まとまった時間が取れないなら、2回に分けます。通話でも対面でもどちらでも(対面だと東京都国分寺市か府中市)

「ゲイの男性と恋愛がしたい」だと大変なので、それは別枠になります。

あと、友達が何割か減るかもしれません。それが嫌なら受講しないでください。必要なら、「新しい友達の作り方」を30分無料で延長してお教えします。

女性は結構な割合でバイセクシャルなので(発現していないだけで)、「女性と恋愛がしたい」についてはどうにかなるでしょう。ただ、「特定の相手を落としたい」については、「知りません」となります。

女性と恋愛がしたい場合については、1時間無料で延長して「丁寧な動き方」をお教えします。これをしないと避けられますので……。もちろん、既にできている人もいるでしょう。
男が相手なら不要です(目に余るようであれば、すぐに教えます)


本レッスンでは最初の2時間くらいで「市場価値が低いが『好み』」な相手について考えます。あなたにとっては『好み』なポイントでも、そのせいで市場価値が落ちている場合があります。
そこを狙います。

市場価値が低いということは、ライバルが少ないかいないだけでなく、「相手は別に素晴らしい女性を求めていない」ということにもなります。

残りの時間は、「呼吸の合わせ方」か、「感情表現のための喉の使い方」をやります。両方かもしれません。


最後に。私と恋愛したいなら相手してもいいですが、私はどこへ行こうが1円も出さないのと、「酷い目に遭うことになるかもしれない」ということを留意してください。 
まあ、練習試合はボロ負けするくらいが丁度良いんですけどね。明日に繋がる試合にしてください。

それでは。

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「川崎みたいになりたくない人」ほど、私のコーチングを受けてほしい。

 「川崎みたいになりたくない」と言っていると、川崎みたいになってしまう。よくある話だ。あなたも身に覚えがあるだろう。

 ぜひ、私の思考回路を学んで、華麗に回避してほしい。私のブログを読みに来てしまうアンチなら尚更だ。

 今回の募集は通話とメールのみになるが、
「川崎みたいになりたくないから5万円払う!」というタイトルでメールを送っていただければ3時間通話でのコーチングを行う。私の思考回路がどうなってるのか、解説しつつ質問に答える。
 
 3時間じゃ足りないと思う人、1時間で十分な人は別途ご連絡を。

申し込みメールアドレス
painlessmental@gmail.com


 「川崎みたいになりたい」と思うような変人については、予算を書いた上でメールを。半年コースとかはダルいので、8時間ぶっ通しで潜在意識と顕在意識の両方を書き換えまくろうと思う。こちらは対面も可。

「苫米地英人『恐怖を操縦する技術』のその先」 技術を脳と身体に刻み込む個人レッスン

http://www.kentanagakura.com/tomabechi/fear/index.html

元ネタは上記URL。

守秘義務を大っぴらに破るわけにはいかんので、「その先」だけをあなたの身体に刻み込む。身体にはもちろん、脳を含む。

「その先」だけ教えてどうするのかと思うだろうけど、大丈夫。あなたはどうせ、あのセミナーを聴いても何も分からない。というか、あのセミナーの内容を使えるレベルで理解できたのは、あの会場にいた3人くらい。他の人には使えない知識として堆積される(あと、コーチングの募集の場)。
理由はカンタン。苫米地英人の説明が下手だから。


誰かの本、ウェブサイトに載っていることについては守秘義務違反にならないため、説明が必要な部分については先に探しておく。いやまあ、だいたい「内部にあるものの探り込み」と「恐怖に何をアンカリングするか」だけなのだが。自力でやりたい人は、その2つをやってみてほしい。他力がいい人や、自力ではできなくて諦めたくない人は申し込むように。

あのセミナーを受けてわからなかった人も受けてない人も、そして、苫米地英人が未だに怖い人もぜひ受講してほしい。

あと、守秘義務契約を私と結びたいクライアントは、そちらで契約書を用意するように。ただ、こちらで結びたくない要項もあるため、「受講した事実を非公開とする」と、「クライアントが納得するまで契約期間が続く(1回目のセッションは都内、2回目以降のセッションは東京都府中市内または国分寺市内、それか通話で行う。メールサポートは永久。)」以外の要項を入れたい場合は事前にメールで相談するように。

価格は220万円。金の用意ができない場合は分割も対応(最初のセッション前に最低でも55万円はいただく)。気分次第で値上げをするので、受けることを決めた人や受けるかもしれない人は早めにご連絡を。


申し込みメールアドレス

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私が提供しているサービスに申し込みたいが、どれに申し込んでいいか分からない人へ

 予算と相談内容を書いてメールなりTwitterのDMを送ってきてください。それでどうするか決めます。

 場合によっては、「この本を読んでください」と返すだけかもしれません。

 手間がかかりそうな相談内容と、すぐできそうな相談内容があるので、複数書いていただければその中から予算内でできることをやります。

 あと、「今日か明日受けたいです」みたいな感じの方が良いです。ただ、水土日は昼間出掛けることが多いので、午前中のうちにメールをください。

 困ったら、とりあえずメールください。3000円だけでも、「問題解決の入り口から三歩くらい歩く」くらいまで持っていけることもあります。

メールアドレス

 painlessmental@gmail.com

 

暇な金持ちのための「Twitterで最高級に面白い人を探す方法伝授」

 あなたの暇は、いくらでもTwitterで楽しく潰せる!いいね!を貰えようが貰えまいが関係無い!とにかく楽しい!


 何故私がずーっとTwitterをやっているのか。やるにしても何故、仕事と関係無い映えないバズらないツイートばかりしているのか。それはただ単に、Twitterには最高級に面白い人がうじゃうじゃいるからである。もはや、Twitter依存症である。

 ぶっちゃけ、今は不景気かつブラック企業が幅を利かせ過ぎて「奢ってやるから飲もうぜ」で人が集まる時代ではない。内向的な人が増えているのもあって、「そもそも人と会って話すのがダルい」まである。
 

 Twitterは凄い。「スキマ時間を使って」、「文章のみでなら上手くコミュニケーションをできる人たちが」、「社会的立場とは一切関係無く、あまりにも豊かな脳内の世界を曝け出している」のである。

 ただ、今のあなたには、その彼らと上手く関わる術は持っていないだろう。なんせ、金と社会性を持っている人間には、その手の人間と関わる機会なんて無いし、対面では本音を絶対に喋ってくれないからだ。「対面で本音を喋ると大変なことになる」というのが、その手の人たちには標準装備されている。そして、自動で作動する。


 この伝授企画では、「内向的な人間の思考回路をインストールする」ということも行う。暇な金持ちがこの思考回路を手に入れると、人生がとても豊かになる。「自分自身と対話する能力を高める」ということでもあるからだ。

 とりあえず、この伝授さえ受けておけば、「友達がいなくなる恐怖」からは開放(解放)される。友達は、作りたい時に作ればいいものだからだ。もちろん、「あれ?友達なんて要らなかったんじゃ……」と思うようになることも有り得る。

 ひとまず、金が尽きる心配さえ無いなら、あなたの幸福は一生確保される。


 
 料金は550万円。これが払えない(払いたくない)人には本講座は要らないだろう。「人に貢献することによって味わえる喜び」を仕事という場で味わっていればいい。

 文章のやり取りだけで伝授しきれるかもしれないが、「やっぱり会って教えてもらいたい」となった場合は会って教えることとする。場所はとりあえず、東京都の府中駅周辺か国分寺駅周辺を予定しているが、「高級ホテルのラウンジとかバーがいい」などあればそちらにする。ただ、都内でよろしく。
 あとは、音声通話も使うかもしれない。アプリが要らないものもあるのでご安心を。

 申し込み用メールアドレス

 painlessmental@gmail.com
 

 Twitterアカウント(既にアカウントがある場合はこちらにDMで申し込み可)
「このアカウント自体は特段面白いアカウントでもないのに、Twitterを楽しめてしまっていること」がポイント。

 https://mobile.twitter.com/meditationartYK

苫米地英人は「他者に貢献しないと自分の存在意義がわからなくなる奴」である。

 タイトルの一文を踏まえると、今までコーチングビジネスで稼げなかった人はその理由がわかると思う。資格を取っても稼げない人は特に。

 さてどうしましょう。そこから先は5時間10万円の新・新約苫米地式コーチングでお教えします。

 メールアドレス 

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社会不適合者のまま幸せになりたい人のためのカウンセリング

 3時間5万円。音声通話だと+1時間。対面なら都内某所。たぶん府中駅か国分寺駅周辺。1日あたり1人しか相手しないことにしているからお好きな方を選んでほしい。
 あと、1回で長い時間やりたい人も歓迎(なるべく早くどうにかしたい人向け)。実施時間は予算次第。

 臨床心理士や認定心理士たちは、やたらとあなたを社会に適合させようとする。あなたは本当に「社会の歯車」になりたいのだろうか?私のブログを見ている時点で違うだろう。本当は、今の社会を破壊したいのかもしれない。

 ただ、本当に破壊されると困る人がたくさんいる、ということで、このカウンセリングの意義がある。社会を破壊せず、社会を「道具として利用して」幸せになればいい。

 そのために、「あなたが求める幸せは一体何なのか」の答えを探る。探っておかないと、違う方向に走り出しかねない。幸福の形は人それぞれあり、他の人が言っているようなことを設定している場合は本当の答えではない。
 「既に答えはわかっている」と思っている人は、私のところに来ないでその答えに向かって努力すればよろしい。問題がモチベーションなのであれば、たぶんその答えは間違っているのだが、考える気の無い人が来ても困るので。
 ただ、「自力では考えられないが、このカウンセリングを利用してじっくり思考してみたい」という人は大歓迎である。何かを始める時、補助輪があった方が良い。失敗が問題にならない環境だからこそ、挑戦できるのだ。思考するという場合でも同様に。

 ということで、気になる人はメールを。受けるか迷ってる人も、メールを送りたい気分なら送るといい。

 メールアドレス
 painlessmental@gmail.com


「自分自身を楽しませる」ためのコーチング 11月5日までの振り込みで4時間3万円

社会貢献のことばかり考えていると、「自分への貢献」のことをすっかり忘れる。

あなたの心の中に「子供としてのあなた」はまだいるだろうか?いるならば、ぜひ楽しませてあげてほしい。そのための方法を授ける。

社会的にしっかりしている人ほど、この感覚を忘れると「人生がつまらない」と言いがちである。いないなら、ぜひ、私が救出したい。

「アイディアを出すのが下手だと職務上困る人」や、「これから企業する人」も、ぜひ受講してほしい。アイディアと楽しいは地続きである。

「内容に興味は無いが、私に確実に会いたい人」も受講可。その場合、何をやるかはその場で決める。

4時間3万円。場所は東京都の府中駅または国分寺駅(どちらか選んでほしい)。それか、音声通話にて。通話の場合はプラス1時間。

特典として、メールサポート無制限。

申し込み&サポート用メールアドレス
painlessmental@gmail.com

詐欺をしていることに罪悪感を感じる苫米地式認定コーチのためのコーチングセッション

 「〇〇さん、いつになっても稼げるようにならないし、人生を楽しめている気配も無い……。なんでだろう。こんなにメールでのフィードバックもしてるし、〇〇さんはあんなに行動もしてるのに……。」
とクライアントに思うことはきっとあるでしょう。

 他方で、上手く行ってる人からは、あなたはこれ以上無いほど感謝をされるわけです。誠実なあなたはきっと、「あなたの力ですよ。私は手助けをしただけです。」と、少しは思っていることでしょう。

 じゃあ、上手く行かないのは、そのクライアントのせいなのでしょうか。ここで、「そうです。クライアントの人生はクライアントの自己責任です」と答えるあなたには、
「じゃあ、あなたみたいな、「たまに成功すればいいや」と思ってるコーチを選んでしまったクライアントが悪いんだね。馬鹿だなぁ、こんなコーチを選んじゃって。かわいそうに。他のコーチを選んでれば成功できたのにねw馬鹿ってやっぱり、罪なんだなぁ。」という言葉を投げておくことにします。

 
 実は、苫米地式コーチングをやってはいけない人がいます。
 やってはいけない人をあなたはマーケティングで呼び寄せ(口コミかもしれないけど、まあだいたいあなたの力で呼んだと言ってもいいでしょう)、そして、お金と時間ををいただき、「ただ金が減った状態」にしたり「苫米地式コーチングのせいで、クライアントを"なりたい自分"から遠ざけてしまっている状態」にしているわけです。

 そうです。逆効果になってるケースがあるんです。実を言うと、昨日までの川崎・G・悠太が味わってきたことです。
 「なんだよ、苫米地英人のせいじゃねーか(まあ、苫米地英人の教えを受け入れちゃった俺のせいってのが本当かなぁ)」ってね。昨日より前に騒いでいたのは、ネガティブラポールによる作用です。何もわかっちゃいなかったんです。

 で、「その答えは何だよ」とお思いのことでしょうけど、とりあえず550万円を私の銀行口座に振り込んで下さい。そうしたら教えます(対面だと5時間、通話だと6時間コーチングもします。というよりかは、そのコーチングの中で、解決策込みで無意識にまで届くように実感していただきます。あと、無期限のメールサポートもします)。
 いいでしょ?散々人を騙して金をもらってきたのだから。このくらい払ってください。
 「騙してない!」って思うかもしれないですけど、あなたは募集の時に
「誰でも上手く行きます!(科学的な再現性のある手法ですから!)」「稼げるようになるから、代金はすぐに回収できます!」
みたいなことを言いませんでしたか?じゃあ、騙してますよね?実際、そうなってないんだから。「法律上は問題無い」と言い張るなら、ご自由にしてください。不幸が再生産されるだけですので……。

 そんなわけですので、「上手く行かないクライアント」をあなたが生産し続けるのが嫌でしたら、ぜひお申し込みください。


 ちなみに、「あちゃー、車(ギター、パイプ)買ったばっかりだったから、今はそんなに金無いんだよねー」とのことであれば、前金として50万円いただければ、答えも教えるしコーチングもします。残りの額は、後でお支払ください。

 ちなみに、「そんなに大事なことならブログに書いて広めろよ」とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。しかしながら、コーチングビジネスで稼いでしまった人は皆、実感しているはずです。
 「ブログに書いてあったあの言葉、あの時は入ってこなかったなぁ」と。そうです、コーチングビジネスで既に稼いでるあなたはわかっているはずです。

「大金を出すからこそ、わかろうとするのだ」と。


そんなわけですので、ぜひじっくりお話ししましょう。あなたの幸せのためにも。

メールアドレス painlessmental@gmail.com



 ちなみに。「川崎のコーチングを受けたのがバレると困る」という方もいらっしゃるでしょう。その場合は、そちらで守秘義務契約書を作って、当日持ってきてください(ペンもお願いします)。判子を持ってく必要があるので、契約書を結ぶ旨を事前にお知らせください。

 あと、コーチングの場所は都内を予定していますが、そろそろ冬で野球がオフシーズン(プレミア12はそこまで興味無い)で時間に余裕があるので、交通費と宿泊費をいただけるなら、こちらから出向くことも可能です。
 ただ、その場合は事前に550万円の振り込みをお願いします。あと、11月30日と12月22日は既に予定があります。その前後は避けてください(疲れていると予定に差し障るので)。


それでは、よきコーチ人生を。

仕事モードではない私に会ってみたい人へ

・当日、私は一切金を出さない(たぶん)
・興味無い話には「興味無い」と言う
・すごく雑、口が悪い
・東京都の府中、小金井、国分寺からは出ない(一部例外あり。下北沢のバーで久し振りに飲みたかったりするし)

だいたいこうなりそうだという前提でだったら、とりあえず会うのもいいかもしれない。「だいたいどんな話をしたいか」または、Twitterアカウントを添えてメールを。それか、TwitterからDMを送ってほしい。

ただ、「なんか面倒そう」と思ったら回避するかも。「「真面目さだけが取り柄です」みたいな種類の男性」にはとっくに飽きている。女性の方は、あんまり喋ったこと無いから興味あるかも(たぶん、あなたが怒って帰ることになるけどね)

男性からされる恋愛相談は基本的にクソだるい(し、少女漫画を読んでた方がよっぽど楽しい)のでたぶん受け付けない。「ストーカーに付け回されてる」とか、「なんか女に貢がれてるけどつまんない」とか、「恋愛対象が男」とか、そういう話には興味がある。

精神的にマゾヒストな女性はとても楽しんでいただけると思う。サディストの方も、たぶん良い勉強になる。

あと、「男には男らしさが必須だ」と思ってる女性は来ないでください。

メールアドレス painlessmental@gmail.com

私が苫米地英人への批判と非難を辞めるための条件

 1. 苫米地英人と青山龍が清水有高に対して謝罪する動画をアップロードする。最低限、頭は下げること。

 2. 私の口座に、苫米地英人もしくは苫米地英人の弟子(内弟子含む。友人でも構わないが、できれば本人か弟子、内弟子がいい)が2000万円以上振込をする。

 1と2のいずれかを満たせば、私は苫米地英人についての記事を、いや、本ブログの小説以外の記事は全部消すことにし、今後は苫米地英人について言及しないことにする。もし支払い者または苫米地英人からリクエストがあれば、苫米地英人の功績についての記事を書くことにする。

 1については私の正義感から、2については私の利益からこうすることにした。どちらにしても私は嬉しい。これから毎朝晩ビジュアライゼーションしようと思う。


 そろそろ、苫米地英人は痛みを知るべきなのだ(今も感じているとすれば、もっと)。苫米地のクライアントはもっと痛い想いをしている。特に、清水有高は。
 苫米地英人が苫米地式コーチングなんてもんを作らなければ、そして、偉そうにネガティブラポールのマネジメントについて語らなければ、大山さんが逃げただけであの話は済んだのだから(青山龍も同罪だ)。

 苫米地英人は、苫米地式コーチングで失敗した人間について「自己責任」で話を済まし、救済をしなかった。その救済をしていた加藤好洋や私を「ニセモノのコーチ」として切り捨てた。そうなったら一体誰が、救済をするんだ?苫米地英人が作った理論じゃ救えない人は、どうするんだ?
 いやいや、苫米地英人は人を救う気が無いから、こんなメチャクチャなことができるのだ。たまたま上手く行ったクライアントに褒めてもらって、そして広告塔になってもらう。そうやってここまで来たんじゃないか。

とかやってたら、石切山慎吾に暴露記事を書かれて、余計弟子が離れた(笑)。ネガティブラポールのマネジメント、できてねーじゃんwww

そもそも、人間関係を技術でどうにかしようとしたのが間違いだ。覚えておくように。


ということで、いいか、苫米地英人。こうなったのも苫米地英人の自己責任なんだからな。嫌だったら、やるべきことをやれ。命は返ってこないけどな。


あと、この記事を読んで俺を訴訟したくなったかもしれないけど、そしたら俺は「苫米地英人に訴訟された」をキャッチコピーに売り出して行くんで、よろしく。俺の顔、見たくないでしょう?だからこそ、見せやすい状況を作ろうと思う。少なくとも、裁判になれば顔を合わせることになるはずだ。あんなに苫米地英人を褒めていた口から、目の前で非難してもらえるのだから、そちらを楽しみにしてもらってもいいかもしれない。


 つーわけで、1か2の条件を満たしたら連絡よろしく。

 メールアドレス painlessmental@gmail.com

 24時間以上返信が無い場合、twitterのDMかFacebookのメッセンジャーまで。最初からこちらに連絡した方がいいかも。



 この記事を読んで苫米地英人がかわいそうだと思った人は、しっかりと清水有高のこともかわいそうだと思うように。そうできないなら、「世界の差別を無くす」なんて金輪際言わないように。清水有高のことを差別してるんだから。人にゴールを押し付ける前にまずは自分が実行するのが大事だ。

 ちなみに、私は差別については「あっても無くてもどっちでもいい」と思っている。ぶっちゃけ、私と私の周辺人物、将棋界の人々と野球界の人々が幸福ならそれでいい。あとは知らん。苫米地英人被害者の会(仮)は一応、私の周辺人物に入ることにしている。

【販売動画】ビハイア(一月万冊)清水有高が鬱病になったもう一つの理由

 苫米地式コーチングを実践する人なら見ておいた方が良い動画です。見ておかないと、あなたも清水有高と同じ目に遭うリスクを放置することになります。神経症的傾向が強い人は特に見るべきです。

 価格は五万円です。動画を撮るのは21日(月曜日)の予定で、それまでに送金を済ませた方の「動画で答えてほしい質問」に動画で詳しく回答します。トークテーマを送っていただいてもかまいません。今回の件に絶妙に関連付けながら回答します。

土日は振込をしても口座に反映されないので、振込明細書の写真を送ってください(ネットバンキングの際は、スクリーンショットまたは、画面の写真を撮ったものを送ってください)

振込用の口座はこのブログのどこかにあるので探してください。見つからない場合、記事カテゴリーのところにたぶんあります。

申し込み用メールアドレス painlessmental@gmail.com

ビ・ハイア清水有高が一月万冊の配信で語った非常にまずいこと

 清水有高は「仕事にコーチングを持ち込むな」と言っていた。意味合いとしては、「やりたくない業務も黙ってやれ」ということであろう。これがよろしくない。

 苫米地式コーポレートコーチングを導入していたということは、現状の外のゴールを会社単位で立てていたはずである。そうしたら、仕事にコーチングを持ち込むしかない。
 現状の外に立てたゴールを苦行で達成するのは、苫米地式コーチングのコンセプトとは異なるはずである。というか、人に言われてやる苦行や、無理矢理やる業務で達成できるのは現状の外のゴールではない。
 というか、嫌な業務が存在する時点で、ゴールの共有ができていないということであろう。


 ちなみに、青山龍(苫米地式認定マスターコーチ)の失策についても。青山龍と清水有高(ビハイア)がコーチング契約を結んでいた時、青山龍は「会社のゴールを共有できない従業員は辞めさせましょう」と言ったとのことで、実際数人辞めた。のだが、残ったメンバーにも、ゴールを共有できていないメンバーがいた。だから、あの事件が起こった。

 青山龍にまともな(少なくとも私レベルの)観察力があれば、「この人はゴールを共有できていない」ということを社長である清水有高にこっそり教えることができたはずだ。それさえできれば、あとは話し合うなりできたはずである。まあ、苫米地英人はそのノウハウを持っていないし、ネガティブラポールのマネジメントもできていないから、青山龍ではなく苫米地英人と苫米地式コーチングが悪いのかもしれないが。

 とりあえず、清水有高は苫米地式コーチングにさえ出会わなければ、もうちょいマシな人生(部下に命を持った状態で逃げられる、とかで済む)を送れたはずだ。これからの人生はどうなるかわからないが、良い人生になることを願う。

 
 

個人セッション 『苫米地式コーチングを辞めた後の生きる指針づくり』

 当ブログを読んだり、苫米地式コーチング界隈(ビハイアと青山龍)で不祥事が起きているのを見て、苫米地式コーチングの実践を辞めようと思っている人も多かろう。あるいは、苫米地式認定コーチを辞めようとしている人もいるだろう。

 しかしながら、いざ辞めようと思うと難しいかもしれない。苫米地式コーチングのおかげで思考停止できていたからだ。ある種、ゴールを立ててアファメーション等をしていれば安心できてしまう。

 「現状の外側のゴールを立てる」というお題目は、「自分は停滞とは無縁だ」と思わせ、安心させるのに非常に有効である。見たらわかるが、実際のところ、苫米地英人は退化している。言ってしまえば、ただの神経質なオッサンになってしまった。もう、『洗脳原論』や『洗脳護身術』のような名作を作ることはできないだろう。安心できてしまうことの副作用がここにある。安心できてしまうから、停滞してしまう。
 
 

 ではどうするか。時間と余裕がある時に大雑把な方針だけ決めておいて、困った時はそれに従う。それだけだ。
 ただ、その方針を決める際、考えるのは結構大変である。自力ではできない、あるいは、人の力を借りたいという人のためにセッションを準備した。

本セッションでは、私が持っている「人に思考させる能力」を使う。それぞれの人が持っている、「無条件に信じている正しさ」を一旦取り外した状態で思考していただく。思考することの楽しさを味わっていただける。

 ちなみに、私が持っている指針は「面白いと思うことを優先する」と「面白さの深さを追求する」である。「一瞬一瞬、何かを感じているということだけは信用できる(他は、突き詰めると信用できない)」という判断から来ている。あなたの指針は何になるだろうか。

 セッションは5時間〜6時間かけて行う。じっくりと、様々な方向から、様々なことを考えてほしい。


・料金
9月30日昼1時までに振り込みを完了と、振り込み完了の連絡をする場合は
5万円。

それ以降は10万円。


・場所
東京都府中市または国分寺市の某所(鉄道で来る場合、どの路線が使いやすいかで決定する)

または、通話。スカイプかFacebookメッセンジャーにて。ディスコードも使えるかもしれない。

・時間
5時間〜6時間

・申し込み先

painlessmental@gmail.com にメールまたは、

FacebookメッセンジャーまたはTwitterのDMまで

何故、私が苫米地英人の文句ばっかり言ってるのか。

 私の記事は苫米地英人の文句ばっかり言ってるように見えるだろう。ただ、これには意図がある。

 「目上の人間に文句を言ってはいけない」という固定観念を壊したいのだ。儒教を否定する苫米地英人を「目上の人だから」と否定しないのもおかしかろう。

 何度も言っている気がするが、使えない道具も捨てるか倉庫に仕舞った方が良い。苫米地式コーチングや苫米地式認定コーチは道具とのことだ。

 道具に振り回されて幸せを逃すのだけはやめてほしい。要らなくなった道具を捨てるか、お蔵入りさせる度胸を身に着けてほしい。それが私の願いだ。

 
 とりあえず、苫米地英人か青山龍が公の場(主にブログを想定)で清水有高に謝罪するまでは苫米地英人の文句を言い続けることにする。あるいは、私に口止め料を払うか。口止め料の半分は清水有高に送る。

 清水有高という不幸なクライアントを生み出しておいて、謝罪するどころか切り捨て、なおかつ、ホンモノを名乗り続ける苫米地英人や青山龍をこのまま許そうとは思えない。
 

私が苫米地英人の研究者だった頃に撮った販売動画たちの宣伝

  苫米地英人の研究者だった頃の私はもういないのだが、幸運なことに動画の中にいる。過去の私から話を聞きたい人は動画を買うと良いだろう。今の私にはできない話をしている。現在の私を嘆く人ほど購入すべきだ。


1.『苫米地理論を理解するための気功・瞑想超入門』

苫米地英人が「そもそも何を言っているのかわからない」ような人に特にオススメ。苫米地英人は深いの変性意識のまま日々の生活をしているため、深い変性意識に入れない人にはそもそも理解できないものである。特に、密教部分については。

効果は見る人によって大小あるが、見ているだけで深い変性意識に入れるような仕掛けをしている。

苫米地英人の本に載ってるワークがそもそもできないからといって苫米地英人のDVD,BDを買い増すよりかは、私のこの動画を買った方が良い。

価格は25000円。


2.『超越的なコーチ・カウンセラーになる方法』

非言語での介入技術を教えている。私にしか思い付けないであろう方法を多数紹介している。また、カウンセラーやヒーラーとして活動するにあたって、施術者側の精神を保護する方法も説明している。クライアントから毒を受け取った場合に、それを上手く活用できるようになる。

資格を取って、「苫米地式認定コーチ一覧」などに載ったはいいものの、見事にその中で埋もれてしまっている人にオススメ。あとは、苫米地式コーチング界隈で教わったことだけでは不安な人も。

価格は5万円。


3.『嫌われるのを楽しむ技術』

尖ってた頃の川崎悠太の代表作。当時の私を惜しむ人は買うように。

価格は5万円。


4.『川崎式ライフコーチング入門』

タイトル通り。今撮ったら、苫米地式コーチングを9割ほど否定すると思う。撮った当時は主に説明スタイルについて否定していて、「どうやったら使いやすいか」を主眼にコーチングについて説明している。

価格は1万円。


5.前は無料見ることができたが限定公開にした動画たち

各5000円。今の私のスタンスとは違うということで限定公開にしているが、金を払ってでもまた見たい動画があるという人には販売する。


申し込みメールアドレス
painlessmental@gmail.com

振込先はブログのカテゴリー一覧に、振込先という記事があるからそれを見てほしい。

苫米地式コーチングをぶっ壊す方法

手順1
 「川崎・G・悠太という人が「苫米地英人と青山龍のコーチングを受けてもファイナンスのゴールを達成できなかった!」と怒ってるんですが、そもそも川崎はコーチングを受けたのですか?」
と、苫米地英人および青山龍に訊いてみる。どちらか片方相手でも構わない。

手順2a
 「そもそも川崎はコーチングを受けていない」と返ってきたら、「じゃあ、ビハイアの清水有高はコーチングを受けたのでしょうか?」と返す。
 ここで黙秘するようであれば、
「清水有高が苫米地英人もしくは青山龍のコーチングを受けている」ということが確定する(責任逃れの記事では隠していたのだが)。
http://tomabechi.jp/archives/51574282.html

何故、清水が受けていると確定するのか。「清水有高がコーチングを受けていない」と公表した方が圧倒的に良いにも関わらず、「川崎の時だけ」受けていないと公表したからだ。「本当にコーチングを受けているのであれば、何も言えない」という契約書を作ったのは苫米地英人だ。



手順2b
 「それは彼の自己責任」と返ってきたら、私が苫米地英人か青山龍いずれか(もしくは両方)のコーチングを受けていたことが「苫米地か青山龍の発言によって」確定する。
 実を言えば、「」

手順2c
 その他の場合は、私にご連絡いただきたい。コメント欄かメールかTwitterで。
painlessmental@gmail.com

手順3
 この行程をブログに書く

以上。

 まあ、こんなことしなくても、「苫米地英人が苫米地ワークスで教えているネガティブラポールのマネジメントとやらがインチキであること」についてはもうハッキリしているこだが。

 私ほど苫米地英人や青山龍に対してネガティブラポールを向けている人物がいるのだから。「科学的に正しいことにも例外がある。その例外が川崎(と清水有高)」と言われればそれまでのような気もするが、「その例外が俺の組織で起こったら困るのだが」と思うワークス卒業生もいるだろう。



そういえば、苫米地英人は責任逃れの記事で http://tomabechi.jp/archives/51574282.html
 コーチング契約においては、その内容はもちろん、特定のクライアントにコーチングしたか否かも守秘義務の範囲内であり、これは双方向であり、クライアント側からコーチ名を明かすのも、コーチング契約に即した事前の書面による双方の合意がない限り違反である。


と書いているが、そんなものがどうやってクチコミで広まるのだろうか。「ホンモノのコーチングはクチコミで広まるもの。売り込みしてはダメ。」ということを言っていたのだが、コーチングは一体どうやって広まったのだろうか……。
 まあ、「食べたことのない料理をレビューする人」はこの世に溢れているから何とも言えないし、それか、上手かつセコいマーケティングの成果であるとも言えるかもしれない。

 それか、「清水有高に対してだけ、事前にダメってことにした」のかもしれない。ツーショットと共に「博士から直接コーチングを受けました」とブログに書いている人は多い。
 何をどう察知して清水有高だけ許可しなかったのか、ぜひ訊いてみたいものだ。




 最後に。「その頭脳(ずる賢さ)、他のところで使えよ」と思った人もいるだろう。そのような人は、企画と予算を書いてメールを送ってほしい。条件が合えば実施する。

painlessmental@gmail.com



セミリタイア組向け 「暇という地獄からの脱出」 多趣味になるための個人コンサルタント

 「暇という地獄」というフレーズを目にした私は、「ああ、そう言い出す人は、人の役に立っていない自分に価値を感じられないのだな」と思うに至った。もちろん、面白い遊びを見付けるのが下手なだけの人もいるかもしれない。

 「私ほど無職に向いている人間はいない」。そう自負している。足りないのは金だけだ。運悪く親が金持ちではないからこの募集をしている(まあ、親が金持ちだと別の苦労があったり、そもそも資金提供を受けられない場合もあるだろうけど)。

 いや、もはや時間も足りない。メジャーリーグを見て日本プロ野球を見て、ネットで上手くなる気配の無い将棋を指す(時々、プロの対局を見る)。これでもう時間が足りないのだが、本来はギターの練習や読書、テニス等もしたい。しかし、睡眠時間の都合であまりできていない。ちなみに、突発的にやってくるブームもある。面白そうなものはいくらでも目に入ってくる。それを試し、飽きるまでやり、飽きたら辞め、また飽きが解除されたら再開する。それがループしている。
 
 今回の募集の主な対象は「暇という地獄の中にいるリタイア組」や、「親の資産を持て余している人」などだろうか。「暇という地獄が怖いから暇ができることに備えたい人」もぜひ来てほしい。

 もしかしたら、あなたの「面白いという感覚」は死亡してしまっているかもしれない。もしそうなら、私が作り直そうと思う。

 料金は540万円。6時間くらいで一通りやる。540万円が惜しいくらいの人は受講せずに今やってるビジネスなり仕事なりをやればいいと思う。
 この雑な募集で540万円を払ってしまうくらい末期の金持ちを私はどうにかしたい。というか、「いいからその席を替われ」と思うのだ。なんと勿体無いことか!そんでもって、何もせずに金をくれるような人間はいないからこの募集をすることになっている。本来私は、遊んでいるだけで1日が終わるのだ。働いている場合ではない(マネタイズもダルいのだ)

 遊ぶことに興味が無いというか、遊ぶのが下手な人間は人間に産まれて損をしている。鬱病になるのが(ほぼ)人間だけであるように、三大欲求に関係無く自発的に遊ぶのも人間だけだ。
 この話の続きは申し込み後に(しないかも)。

 申し込みメールアドレス  painlessmental@gmail.com
24時間以上返信が来ない場合、TwitterかFacebookでご連絡を。
Twitter  @meditationartyk
Facebook   https://m.facebook.com/yuta.kawasaki.56

ビ・ハイア事件からわかるように、苫米地式コーチングは使いづらい道具である。ということで、上手く行ってないならさっさと捨てるべきである

 使いづらい道具(苫米地式コーチングのことだ)は捨てろ!自分に合う新しい道具を買うのだ!あと、合ってない(ように見える)道具を人に無理に使わせるな!
 ただ、苫米地式コーチングと相性が良い人はそのまま使い続けた方が良い。のと、「苫米地式コーチングでゴールを達成したい」というゴールを持つような、こだわりの強い人も、ぜひ使い続けてほしい。

 というのが、記事全体を読むのがダルい人のためのまとめ。記事の最後に、私が行うコーチングまたはカウンセリングの宣伝があるから、気になる人はスクロールするように。

 ちなみに、「苫米地式コーチングって何?」って人が読んでもどうしようも無いから、読まないことを推奨。小説を読んでいってくださいませ。
 
 それと、「早く小説の続きを書け」と思う方は、何らかの方法で連絡してくれれば書くと思う(無くてもそろそろ書くかもしれんけど)

では、本文。

 苫米地式コーチングはただの道具であって、使い方次第でどうのこうの。だそうだ。包丁は殺人にも料理にも使える、みたいな話で、ただの道具だ、と。

 ビ・ハイア事件で言えば、清水有高が、値段の高い使いづらい包丁でうっかり指を切ってしまったといったようなところだろうか(会社における部下、という比喩である)。
 値段が高い道具は、何故か使いづらいこともある。ギターで言えば、ギブソンのギターは値段が高く弾きづらく、そして、重くて腰に悪い(だから経営難になるんだ!)。

 私がしきりに「ビ・ハイア事件は苫米地式コーチングと青山龍マスターコーチ、そして苫米地英人が悪い!」と主張していたのはここである。「苫米地式コーチングという道具が使いづらい(使い方がわかりづらい)状態であるまま数年間放置していた(私が数年前からずーっとブログで文句を言っていて、その記事も苫米地は読んでいたはずなのに)」、「青山龍は、清水有高から数百万円もらっておいて、清水が道具を安全な方法で使えていない状態であることを放置していた(そもそも見抜けなかったのかも)」という要因である。
 というか、コーチングの料金さえ払わなければ、普通に給料払えただろうし(苫米地式認定コーチが行うマーケティングの通りに、しっかり稼げるようになっていたならば、コーチングの料金は問題にならない)。

 というかまあ、マスターコーチがクライアントの恨みを買っている時点で、ホンモノのコーチングとやらの危険性もよくわかると思うのだが……。清水有高がリスクを気にしない人間だったら、青山龍は現時点でこの世にいなかったかもしれないな、とも予測できるわけで。つまるところ、「マスターコーチとしてホンモノのコーチングを実践してたら、殺されました。」みたいな話になるわけだ。それこそ危険だ。というか、ネガティブラポールのマネジメントとやらは、何処へ。
 とにかく、戦争を止めるために現地に赴いたら死亡した、とかならカッコいいかもしれないが、失敗したクライアントに刺されるのはダサい。


 さて、前に書いたコーチング関連の記事で私は、「苫米地式コーチングは使いづらいから新約苫米地式コーチングを作った」といった話を展開していた。今の私は、「苫米地式コーチングに限らず、ゴール達成のお手伝いをしてくれる道具はいくらでもあるのだし、苫米地式コーチングみたいなわかりづらいものをわざわざ使うこともなかろう。」という立場に転身した。まあ、「新約苫米地式コーチング」という名称は便利だから、今後も使うけど。

 苫米地英人はよく「ホンモノのコーチ」を自称し、他流派(と、歯向かった元弟子)を「ニセモノ」とするが、苫米地の言う通り、コーチングが道具であるならば、ニセモノとかホンモノはどうでも良いはずである。道具として役に立つかどうか以外、特に価値は無かろう。役立たずなホンモノよりも、役に立つニセモノの方が良い、くらいの話だが。


 さてさて、「久々の記事だというのになんでこんな話を?(前向きな話をしろよ)」と思う方もいらっしゃるだろう。

 私のもう1つの主張は、「苫米地英人も自己責任ってよく言うわけだし、(苫米地式コーチングに興味を持つくらいに苫米地英人を信用しているのであれば)使う道具は自己責任で選ぼうぜ!」である。
 特に、苫米地式コーチングが原因でクライアントたちが酷い目に遭ったとしても、苫米地英人は道具を作り直そうとは思わないわけだから(ホンモノを自称する人間にありがちなことのような気がする。少なくとも、別の可能世界にはもっと使い勝手と性能の良い苫米地式コーチングが存在するだろうし)。

 「バットを変えたら突然活躍し始めた野球選手」は腐るほどいる。今うまく行ってないなら、今、違う道具を使ってみるだけでも、違う人生が待っている。

 一番もったいないのは、「苫米地式コーチングでも上手く行かない私なんて……」といった理由でエフィカシーが下がってしまう人。そうなってしまっている人のために記事を書いた。そのようなあなたの責任は、「使いづらい道具に固執してしまったこと」だけである。「苫米地式コーチングは、少なくとも使いやすさという観点から言えば最高峰とは程遠い」ということを示すために、長々とこの記事を書いた。

 親は交換が困難だが、道具はいくらでも交換可能である。そのことを頭の片隅に置いてほしい。


 
 と、ここで予告通り宣伝をする(この宣伝が無いと、ある意味で放り出されるような読者がいるかもしれない)。5時間10万円でコーチングを行う。
 場所は東京都の府中駅(京王線)または国分寺駅(JR中央線)の近辺。来やすい方を選んでほしい。

 新約苫米地式コーチングとして行うかどうかは任せるが、新約苫米地式コーチングとして行う場合は事前に申告しておいてほしい。

 何を目的に私のコーチングを受けるのかをメールしておいていただけると、こちらは事前準備がしやすいし、こちらが対応できなさそうな時は場合に事前に断ることができる(まあ、大抵は大丈夫なのだが)。
 「よくわかんないけど受けてみようと思った」という受講動機は私個人としては好みである。「私は本当に人生を変えたいのだろうか気になるからを確かめるために」とか、
「苫米地式認定コーチのコーチングだと、深い話に辿り着く前に「また来月」になってしまう」みたいな不満を持っていて、長い時間、じっくりと深く話をする中で何かを発見してみたい人だとか、
「どういうコーチングを受けたいのかを確かめるためのコーチング(私が様々なコーチを演じることも可)」として、だとか、そういう人が来ると私としては楽しい。

 まあ、動機はなんだっていい。たまに対応できないのがあるだけで。


申し込み用メールアドレス painlessmental@gmail.com
 
 それでは、コーチングの時にお会いしよう。
 

 

頭を使い倒す面白さを味わうコーチングセッション

 あなたは本当に、「自分の頭で考える」ということができているだろうか。

 「自分の頭で考える」ということを「できているような気にさせる」ことが上手い人も多いこの昨今、「自分の頭で考えるということができていると思い込んでいる人」にあなたがなっている可能性がある。それは勿体無いことだ。

 更に言えば、既に「自分の頭で考える」ということができている人であっても、更に使い倒すことができる。

 さて、このコーチングセッションの本当の目的は何か。「頭を使うことの面白さ」を味わってもらうためである。「悩むことが娯楽になる」。

 「1時間だけ教わっても、できるようにならないのではないか」と思う人も多いだろうから、1枠5時間とした。コーチングセッションの時間そのものも、トレーニングの時間になる。ぜひ、楽しんでほしい。

 「テンプレート通り、マニュアル通りのコーチングをするのはもう飽きた」と思うようなコーチの方にもぜひ来ていただきたい。

・時間・料金 
5時間20万円

・場所
都内某所または通話

・申し込み用メールアドレス
painlessmental@gmail.com


・特典
メールコーチング1ヶ月無料


※注意 
 今まで信じていたものが信じられなくなることによる不具合が出る可能性もあります。その場合に備え、「何も信じなくても面白い人生を歩む方法」を授けておきます。その必要が特にあるような人は、事前にお伝え下さい。

自分のお世話が一番大変

 「趣味:人助け・人のお世話」みたいな人がいます。金を貰わないで(時には払う側になりつつ)、ずーっと、人のお世話をしています。まあ、困っている人を助けるのは、良いことでしょう。しかしながら、やり過ぎてしまうというか、なんというか、余計なことまでしてしまう人がいます(私も、その傾向にありました)。

 そういう人に、「いいから、自分自身のお世話をしなさいな。人助けを効率よくやりたいなら、それが先決ですよ。」と言うと、困惑します。あんまり、やったことが無いからです。
 そして、たくさん宿題を与え、人助けをしない状態にさせて、自分自身のお世話をさせてみると、「人助けよりも大変だ」と言い出します。慣れるまでは、だいたいそうでしょう。

 なんで大変かと言うと、「どこまでやっても、「上手くできていない」ということがわかってしまう」からです。あとは、「恩を売るのは良いことだ」という下駄も履けないからです(恩を売る対象が自分自身ですからね)。つまるところ、「なんのためにやってるんだかわからなくなる」、「何かを成し遂げたという実感が無い」ということです。
 
 
 そして。ある意味では、人のお世話をしている間は、「自分自身のことを考えなくても済む」ということが挙げられます。解決「したい」問題であっても、放置できてしまうのです。だから、人のお世話をラクに感じられることが多々あるのです(もちろん、相手によってはラクじゃないお世話もたくさんあるのですが、お世話すべき相手がたくさんいる場合、ラクな相手を優先することで、ラクじゃない部分を綺麗に避けることができてしまいます)。

 
 「ラクをして生きたい」と思うのであれば、そのままの方が良いと思います。しかしながら、面白い瞬間を生きたいのであれば、「あんまり使ったことの無い箇所」に、「適切だと感じられる負荷をかける」方が良いでしょう。
 「適切」というのがわからなければ、「とりあえず耐えられるギリギリ」くらいの感じです。ただ、つまらないと感じるならば、違うことをやってみてください。

 自分自身に対するお世話であれば、負荷の調節もしやすいです。手始めに、「やりたいやりたいと思ってたけど、忙しさを理由にやっていなかったこと」をやってみてください。人のお世話を一旦中止すれば、いくらでも時間はありますよ。


 ちなみに、この記事に書いたようなことと真逆のことをした方がよい人も、当然います。私がコーチングという名目で人と関わる時は、その辺もしっかり見ています。第三の選択肢というのも、あるでしょう。
 
 
メールアドレス painlessmental@gmail.com

小説『歌わない風』



 「完璧な人生などといったものは存在しない。完璧な文章が存在しないようにね。」という、どこかの小説で読んだようなフレーズ―それもまた、模倣に見えないようなものであればあるほど良いと思っていた―を最初の行に書きたくなってずっと考えていたのだが思い付かない。そして、そのまま書くことになった。そういう流れだったのだ。
 50℃くらいのお湯でカップラーメンを作る際には、3分では足りない。3分というのは、熱湯を注いだ際の時間設定だからだ。しかしながら、それを待てなくなって、硬い麺のまま食べた。そのような心境である。ある意味ではポティトー・チップスのような歯応えであり、それは僕に歓迎されるもののような気がする。

 そして、僕の食事は、その後の喫煙のためにあるかのようなものであった。マールボロは辞めて、パイプ煙草を吸うようになった。複数の缶、及びパウチ―「石油由来の包」と言った方が適切かもしれない―を空け、その時の気分で選んでいる。
 今回の気分は、サミュエル・ガーウィズ『フル・バージニア・フレーク』であった。薄い板状になっている煙草をパイプに詰め、火を点け、丁寧に吸ったつもり、だった。マールボロとは違い、煙草の機嫌に合わせないことには、良い味は出ない。しかしながら、拗ねた少女のような味わい深さも、そこにはある。味が良いか悪いかは、置いておいて。
 香料を使わず、そして、バージニア葉のみを使用した逸品なのだが、如何せん技術不足で、上手く吸える頻度は低い。守備の良さだけで試合に出続けている捕手の打率くらいに確率をようやく乗せることができた。「2018年シーズンにおける、読売巨人軍でのコバヤシの打率くらいの確率」という固有名詞を出した方がわかりやすいだろうか。コバヤシを知らない人がこれを読んでいる時のために説明すると、「3割打てれば上出来と言われている中で、コバヤシは特に打てない」。それだけのことだ。



 そういえば、僕はこの人生の中で『クソ野郎』と言われ慣れている。そう、言われ慣れてしまったのだ。最初に僕に言ったのは、誰だっただろうか。忘れてしまった。まあ、仕方無い。
 僕が不機嫌な時、あるいは、不機嫌な相手を見て「面倒だな」と思った時、人間関係が切れる。それはまるで、茹で過ぎた太い麺のように。重力に耐えられなくなった様が、僕の人間関係をよく示している。ただ、切れる様子が見えるのは良いことであろう。命綱が切れていることに気付けないよりは、よほど。そのような人間を、よく見てきた。命綱が切れそうだとわかれば、交換すればいいだけのことだ。人間関係も、同じこと。
 僕にとっての人間関係とは何なのだろうか。少なくとも、人間関係を「長く続けよう」とすると、おかしなことになる。コミュニケーションというものは一期一会だ。そのことを、しっかりと覚えておこうと思う。アドリブセッションみたいなものだ。
 偶然にも、あるいは、運命的に長く「続く」人と長く関わればいいだろう。



 僕が何故、小説を書いているのか。ある時の僕は、「自分自身を見るため」などと言っていたように記憶している。
 今の僕は結局、自分で読むための小説を書いている。そのことは間違い無い。自分で書いた小説が一番、読み心地が良い。まあ、当たり前だろう。パクチーとチーズが好きな人間がパクチーとチーズを使った料理を作り続け、そして食べ続けているのと同様に、僕は僕が好きな要素を用いた小説を書いているに過ぎない。
 当然、弊害がある。パクチーとチーズを使わない料理について、どんどん疎くなっていくのだ。外食をする際にはラーメンを食べるものの、あとは、パクチーとチーズを使わない料理について食べることもなければ、見ることすら無い。あるいは、料理番組を見るにしても、「この料理にパクチーとチーズを入れたらどうなるか」だけを考えるようになるのだ。

 そうなってしまったが最後、違う傾向の小説を書けなくなる。僕で言えば、「風景描写」という食材を使わなくなる。書き手(作中でエッセイあるいは日記―僕が小説を書く際、架空の誰かが書いたエッセイまたは日記を書くつもりで小説を書いている。「別の宇宙から受信する」という言い回しをすることもあるが、その場合、手が勝手に動く感覚で書いている―を書いている人間)が、なかなか自宅の外に出ないからだ。あるいは、風景について、興味が無いか。心情描写だけが為される。
 しかしながら、よくよく考えてみたら、そんなに多彩な作風で書ける必要など無いのだ。漫画であれば、月刊誌に一本連載するだけでも重労働である。手塚治虫の真似をできるのは、「漫画を書かないと死ぬ、あるいは、生きている意義を見出だせなくなる病」に羅患した者だけだ。
 「ひとつの作品を完成させるまでは、ひとつの作風だけを維持する。」これで十分なのかもしれない。しかしながら、飽きてくるのだ。

 もし、僕が「登場人物だけ変えて似たような作品を少しずつ書いているような小説家」に見えるのであれば、今回分(3という数字と4という数字の間に書かれた文章に挟まっている文章のことである)の内容が原因かもしれない。同じような食材で、違う料理を作ろうと四苦八苦するようなものだから。



 この文章は僕にとってはエッセイなのだが、あるいは別の宇宙の人間が、これを小説として書いているかもしれない。いや、僕がこうして考えついてしまった時点で、その宇宙は存在している。
 「宇宙が複数ある」という話は、確かクリプキという哲学者によって明示されたはずだ。クリプキという哲学者が存在しない宇宙の場合どうなるのか、とても気になるところではあるが……。

 さて、時々考えることなのだが、「何故、この宇宙の僕として、僕は存在しているのだろう」というテーマが存在する。別の宇宙の、それも、今理想的に設定した別の宇宙にいる僕―自由に使える金が無限と読んで差し支えないくらいにあり、それを有効活用し、最大限人生を楽しんでいて、なおかつ、なろうと思えばすぐにでもメジャーリーガーになれるくらいの運動能力を持っていて、別の宇宙になど行きたくないと思っている僕、というのが最初に思い付いた―として今存在していれば、そんなに都合の良いことは無いのだが、何故かそうも行っていない。これもまた、神の粋な計らいなのだろうか(神がいるかなんて知らないが)
 そういえば、神がどうとかという話をしている中で、「神が脳を作ったとすれば、なんでこんな造りにしたのかしら」という疑問が浮かんだ。いや、どこかの本で読んだのを思い出しただが。
 別の宇宙にいる「完璧な造りをした脳を持つ僕」を考えてみて、「もしかしたら、もっと雑味が欲しくなるのかもしれないな」と思ったが、実際どうだろう。ただ、「何も不満を持たない僕」も、別の宇宙に存在するわけだから、特に何がどうなっているかについてはわからない。

 さて、あれこれと考えてみたわけだが、結局のところ何が言いたいのかはわからない。あるいは、何も言いたくなかったのかもしれない。わからないことについては、少しはわかったかもしれない。


 
 「何も不満を持たないということが不満である」ということも、あるいは有り得るかもしれない。ただまあ、その場合は、「不満を持っていないこと」それ自体が不満ということになるのだが……。
 そういえば、「僕も心が欲しい」と思うようなロボットが以前どこかにいたらしい(哲学の授業の時に聞いた話だったはず)。彼はきっと、既に心を持っているし、実に人間的な悩みである。そのことに似ているかもしれない。
 このことについて、これ以上考えても無駄であろう。「雲をつかむような話」という比喩があるが、あれは、雲が水蒸気からできた水だからである。水を掴むことも、もしかしたらできるのかもしれないが。



 「小説をどうやって書いたらいいのか」という相談を時々――杉谷拳士がホームランを打つ頻度よりは少し多いくらいに――受けている。しかしながら、僕に相談すると、「とりあえず坐禅をして、普段の思考を眺めてみなさい。思考は、勝手に湧いてくるものなのだ。」みたいな話になる。あまり役に立たない。

 ということで(どういうことかわからない人については、わからないまま読んでほしい)、今回は読みづらい小説について考えてみようと思う。読みづらい小説を書くのは得意だ。
 読みづらい小説の条件としては、「知らない単語が出てくる」ということだろう。今回で言えば、杉谷拳士を知らない人は多かろう。「ここ数年でインターネットを騒がせている、野球の上手いお笑い芸人」ということであれば、知っているかもしれない(実際に、プロ野球チームに所属している選手である)。
 さて、杉谷拳士を知っていて「チノパン」という一般名詞を持つ衣類について知らなかった人間がこの世に(あるいは、別の宇宙にも)存在する。何を隠そう、この僕がそうだ。タイトルに『つくる』という名の入った小説を読んでいた際、「チノパン」についてわからないまま読み進め、そして、半分くらいのところで気になって調べたという経験がある。
  
 このように、あなたが当然のように知っている名詞を、他の人が知っているとは限らないのだ。

 ただ、ひとつ言える。知らない単語が多いが故に読みづらい小説は、オシャレに見えることもある。あなたが何を優先したいのか、よく考えてほしい。

小説『妻が雇ったメイドに「クソむし」と呼ばれる僕を、妻が羨ましがっているのだが』



 これは僕の妻の話である。と言いたいところだが、妻が雇ったメイド。その人がある種の主役である。僕はただの記録係―ある意味では、ある種のエッセイストとも言えるかもしれない―として位置する。はずだが、どうなるかはわからない。
 思い出した話から、昨日や今日起きた出来事を、好き勝手に記述していく。何のために書くのか。妻が、「俺がいない間、美雪ちゃん(メイドが持つ名である。当初、僕は”みゆき”という名を苗字だと思っていた。僕が読んでいる野球漫画に、御幸という苗字の捕手が出てくるからだ。)からお前が何を言われたか、記録しておいて。俺の友達に読ませるかもしれないから、一応、そのつもりで。」などと言ったからだ。
 妻が用いる一人称は俺であり、メイドの美雪ちゃんが使う一人称は私。そして、記録係としての僕。各々が異なる一人称を用いていることは、この記録において好都合である。ちなみに、妻は美雪ちゃんから、「ご主人様」と呼ばれる。僕もいずれ、ご主人様と呼ばれたいのだが。

 そして、僕が「妻からの司令」を遂行できるのかどうか、些かの不安がある。記憶力には自信が無いからだ。しかしながら、僕にとって重要、あるいは、面白いと感じるような事案であれば、覚えていられるだろう。少なくとも、2017年における岡田幸文の打率よりかは、確率は高いはずだ。



 1を妻に読ませてみたところ、「何を言ってるのかわからん」という反応を戴いた。まあ、仕方無い。僕は僕でしかないのだから。やれやれ、僕は買ったばかりのパイプに詰めたセント・ジェームズ・フレークに火を点けた。

 さて、本題に移ろう。今日言われた言葉はこれだ。

 「はぁ、ご主人様は、何が良くて、こんなクソむしと結婚したんでしょう……。私の方が良い結婚相手ですのに……。まあ、ご主人様の決定は絶対ですから……。」

 僕は「あるいは」と返事して(某小説家の作品によく見られる返事である。特に意味の無い返事だろうと思う。)、そのままゲームの世界に戻った。『実況パワフルプロ野球15の栄冠ナイン』でピンと来る人にはピンと来ていただければいいし、あるいは、知らなくても構わないのだが。

 さて、妻は何故、僕にあんなことを命じたのだろうか。理由を尋ねてみたところ、「俺も美雪ちゃんからクソむしと呼ばれたいから、その参考に。」とのことだ。わからない。何が嬉しいのだろうか。サッパリわからない。とりあえず、マゾヒストか何かなのだろう。
 そんなことも知らず、美雪ちゃんは妻に懐いている。隙あらば抱き着いて、愛の言葉を囁いている。僕はその光景を見る度に、妻と結婚して正解だったと思う。

 ちなみに、「頼めば呼んでもらえるんじゃない?」と訊いてみたところ、「美雪ちゃん相手にそんな、恥ずかしい」と返ってきた。ますますわからない。「代わりに頼んでみようか」と訊いてみたら、「一応……。」と返ってくる。難しいものだ。



 「ご主人様がそんなことを言う訳無いでしょう?このクソむし」と返ってきた。なんなら殴られそうだったが、殴られた跡でも残そうものなら、きっと妻に嫉妬されて面倒なことになる。その嫉妬はおそらく、薔薇の棘のように僕を突き刺すはずだ。つまり、危険である。
 「恥ずかしいから言えないんだってさ」と言うと、「クソむしは嘘つきでもあるのですね……。クソむしがご主人様の夫というだけでも重罪ですのに……。」などとボソボソと言った。運良く僕はそれを聞き取り、そして、こうして記録している。

 ひとまず、「両方共ご主人様だと紛らわしいけど、僕がクソむしと呼ばれなくなったらどうなるのだろう」などという懸念は、意味の無いものとなったと考えていいだろう。

 ちなみに、妻は非常に面白い人間だ。家には仕事を持ち込まない主義とのことだが、とりあえず金を稼いでいることはわかる。そして、共感性が薄い(ミラーニューロンが弱いとも言い換えられる)ことから、組織内での権力を強く持っていることも推測できる。
 そして、高い知能を持っている。そして、男性的、ある種では、父性を持った存在である。理想の父親ランキングに出たら、うっかりランクインしてしまうのではないか。そう思う時もあるが、生憎、妻はテレビに出たがらない。そして、出ない。
 ちなみに、僕の家庭内でのポジションは、「家事をしない主夫」である。家事は全て、メイドの美雪ちゃんがやっている。ただ、何もやらなくていいというわけでもない。この記録も、僕の家庭内での役割である。

 あと、今気付いた。クソむしと嘘つきで韻を踏める。ラップの際、便利だ。しかいながら、ラップについてはよくわからないのだが。



 「おいクソむし、掃除の邪魔だから、どっか行って来い」

 メイドからの有難い言葉(ついに、敬語を使われなくなったということを、無意識に受け入れていたことに気付いたのは、だいぶ後の話である)を戴き、僕は外出した。タバコ屋でパイプを選ぶとしよう、ということで。
 妻と結婚してからというものの、僕のパイプコレクターとしての才覚が開花してしまった。妻から毎月毎月、結構な額を戴いているからだ。ちなみに、妻も美雪ちゃんもパイプを吸う。
 ちなみに、葉巻は性に合わない。何故なら、湿度管理などいうものは誰もできないからだ。時々、湿度管理の必要無いドライシガーは吸うものの。

 それにしても、妻と美雪ちゃんのキス、美しいんだよなぁ……。永久に見ていたい。と、歩きながら思っていた。そして、良いパイプを買えた。



 「あのさぁ、お前さぁ、そんなこと考えてたのか。」と、4までを読んだ妻が言った。「どのこと?」と訊くと、「キスだよキス。お前さ、そんな目で美雪ちゃんを見てたのか。」と、お怒りであった。
 「そういう目で見れば、美雪ちゃんからクソむし扱いしてくれるんじゃない?それも、僕の前で。」と言ってみた。頷いた妻は実行し、そして、美雪ちゃんの目がいつもと違った。僕の目も忘れて、美雪ちゃんは妻の身体を貪っていた。とても美しい。



 翌日、3人での会話は重々しい雰囲気であった。妻が居心地悪そうにしているのを見た。「話と違うじゃないか」という目線がこちらに送られたような気もしたが、まあ、気のせいだろう。
 妻からすると、美雪ちゃんに踏まれたいらしいのだが、美雪ちゃんはそんなことをしたくない。できることならば僕を排除した上で、妻ともっと親密な関係―それこそ、恋人とか―になりたいのだろう。

 その後、妻に確認を取ってみたのだが、やはり、マゾヒストなのだそうだ。ただ、マゾヒストとしての才覚を発揮するのは、相手が綺麗な女性の場合に限るとのこと。僕との関係性は、よくもわるくもフラットだ。結婚の理由も「戸籍上男で、親友と呼べる奴だから」くらいの感じだった気がする。男女の関係よりも、ボーイズラブに近いかもしれない。外から見たら、どう見えるんだろうか。
 僕としては、生活の保証さえしてくれれば何だって良いのだけど。いや、最高に面白いってのもあるのだけど。「面白い」がメイン。
 ちなみに、セックスレスとやらではない。よくもわるくも、僕が身に着けてきた技に頼りがち、なのだが。

 そして、「綺麗なメイドさんを雇って、マゾヒストとしての快楽はそちらで味わおう」などと思っていたらしいのだが、そういうわけには行かず、そして、「夫がクソむしと呼ばれている」という状況にあるため、日頃から僕は嫉妬の対象になっている。僕が要らないと思うもので嫉妬されるのは、少し困る。
 僕は僕で、美雪ちゃんの髪に触りたいのだ。それを叶えたいという点では、僕も妻に嫉妬している。そして、妻は髪に興味が無い。ちなみに、妻の髪を洗うのは僕の係だ。ただ、美雪ちゃんの髪の方が、綺麗だ。触りたい。

 よくよく考えたら、この3人で欲求を叶えているのは、美雪ちゃんだけなんじゃないか。確かにそうだ。妻の身体を好き勝手にしてるじゃないか。いや、僕もしてるけど、それよりも、美雪ちゃんの髪に触りたいのだ。

 ちなみに、僕が美雪ちゃんから暴行を受けていない理由はただ1つ。妻の指示により、止められているからだ。何故止めているか、本当は、「羨ましすぎて耐えられないから」だそうだ。



 妻が美雪ちゃんのスカートを捲った。それを眺めていた僕に対して、「おいクソむし、見るな」と美雪ちゃんが取り出したばかりのハーゲンダッツのように冷たい声―味の話はしていない。あくまで、温度の話だ―で言った。そして、妻はガッカリしていた。「俺に向けて言ったわけじゃないの?」と。
 そして、ガッカリした表情を美雪ちゃんが見て、「下着、違う方が良いですか?」と、恥じらいを見せながら言った。
 「違うんだ。君のご主人様はね、美雪ちゃんに蔑まれたいんだ」と口に出すか迷った僕は、何事も無かったかのように、読みかけのニオ・ナカタニに視線を戻した。

 それにしても、女と女の愛情は、面白い。自分で体験できないのが、辛いほどに。



 6で書いた「話と違うじゃないか」というのは、それだったらしい。妻は結局、「どうすれば美雪ちゃんから蔑まれることができるのか」で頭を悩ませ続けている。僕にはどうしていいのかわからない。
 とりあえず、3人でいる時に「何故、僕をクソむしと呼ぶことになったのか」を訊いてみたところ、無言で睨まれた。そして、妻に無言で抱き着いた。

 ひとまず言えることは、このままだと僕は、妻からもクソむしと呼ばれることとなるか、あるいは、この結婚生活が終了する可能性が存在するということである。つまるところ、役立たずなのだ。
 困った。しかしまあ、この役立たず加減が、クソむしたる所以であろう。人生とは、そういうものだ。

百合小説 『瑚』 (公開執筆中(つまり、順次更新中))

 当時の私は、瑚子さんを警戒していた。母が心を許せる唯一の相手が、瑚子さんだった。父の前では決して見せない顔を、母は瑚子さんの前では見せていた。
 瑚子さんは、私の名前の元になった人でもあった。"瑚"という字は、宝物を意味するらしい。そして、母にとっての宝物は、瑚子さんだった。

 大事にしてほしかった。それでも、私は私でしかなかった。母の宝物には、なれなかった。

 それが、私。

 
 瑚子さんは、こんな私に優しくしてくれた。何のつもりだろうかと思った。親友の娘だからだろうか。それとも、奪われた者への哀れみだろうか。

 今思えば、同じ傷を抱えていたのかもしれない。

§ 

 ある日、瑚子さんと私だけで喫茶店に行った。いつのことかは忘れてしまったが、今では絶滅危惧種となった、純喫茶と名乗る店に行ったということは覚えている。何故、純喫茶を選んだのかはわからない。

 日記でもつけておけばよかったなどと思っても手遅れである。手遅れだから、いや、手遅れだからこそ、私は今、ここに記しているのかもしれない。日記でもなんでもなくなってしまったが、忘れてしまう前に書いておきたい。


 あの日の私は、母と父、そして私の関係について瑚子さんに相談していた。いや、違った。優しく接してくれる人の本性を暴こうとしていた。

 人が人を試す時、同時に、人は人に試されている。私はその日、傷を見せ付けられた。瑚子さんの古傷と、私の傷。そして、それを思い返す私が、新たに作った傷。未来と過去が、傷によって繋がる。

 「莉瑚ちゃんは、お母さんのことは嫌いなの?」
「嫌い」 
「じゃあ、いなくなればいいと思う?そうなったら、私は悲しいけれど、莉瑚ちゃんはどう?」
「困る」
そんな会話だったと思う。何を言うんだろうと思った。そして、もし、その困る事態になっても、瑚子さんが助けてくれるなら別に良い、とも思っていたような気がする。本当に助けてもらえるのか、確かめていた。

 今思うと、親友が家庭で上手く行っていないということを、その親友の娘から聞くという、中々に重々しい状況であった。もし私が同じ状況に立ったら......。想像したくない。

 しばらく続いた沈黙が、あの時の私の人生を示していた。結局、私は誰のことも信じられないし、信じてもらうことも無いのだなと、あの時の私は感じていた。それでも、瑚子さんは、何かあったら連絡してほしいと言った。

 その何週間か後、何かあった。私が寂しさからか、私のことを好きになった男と付き合うことにした頃。
 
§  
 
 私の最初の彼氏。思い出したくもないが、あいつは私のことを……。何をどうやったら、あんなふうに人にさわることができるのだろう。とにかく、嫌だった。別れる時、殴られた。痛かった。5歳の頃の私が捨てたあの人形も、あんな気分だったのだろう。

 殴られた三日後、そのことを瑚子さんに言った。この前の純喫茶で。瑚子さんは私よりも怒っていた。なんで瑚子さんが怒るんだろう。当時の私には、わからなかった。
 
 店を出た直後、頭を撫でられた。心の中まで丁寧に撫でられているかのような柔らかい手の感触。人生で初めて、私がこの世にいていい存在なのだと思えた。

§
 
 あの時から徐々に、瑚子さんのことを考える時間が多くなった。どんな人生を歩んできて、今までにどんな恋人がいて、とか、色々と考えていた。それでも、いつかは裏切られるんだろうと思っていた。

 そして、裏切られた後の私がどうなってしまうのかを考えるようになった。
 
§

 人を信じるということ。裏切られるということ。このふたつのことをよく考える。私が人を裏切る日は来るのだろうか。そもそも、誰かが私を信じることはあるのだろうか。瑚子さんは......。

§

 そういえば、父はよくわからない人だった。今となっては、更にわからない。何故、母と結婚することになったのだろう。瑚子さんはたぶん、私の両親の結婚式に行っている。写真は残っているのだろうか。たぶん、無いだろうな。

§

 夢に瑚子さんが出てきた。恋人として一緒に1日を過ごす夢。ずっと前から瑚子さんと恋人だったかのような息遣い。瑚子さんの膝で寝るよりも、私の膝の上に瑚子さんがいる方がドキドキする。好き。幸せな時間。
 一緒に布団に入って、明日は何をするか話して、眠くなって寝た。そして、目が覚めたら、私は私に戻っていた。明日の約束というものは、果たされないものである。虚しい。
 初めての彼氏の一件の頃の私も、似たような夢を見ていたことを思い出した。こっちの世界を捨てて、瑚子さんの恋人をやっているあの世界に帰りたいと思う。

 しかしながら、人生はそう都合良く行くものではない。時々、都合良い人生を歩む人もいるらしいけど。

§

 何を書けばいいのか、思い出せなくなってしまった。正確には、思い出したら今を生きるのをやめてしまいたくなるから、思い出したくないのかもしれない。ただ、瑚子さんと過ごした記憶を書いておかないと、未来の私が困る気がしている。あの時も、何かするべきだったんだ。

§
 
 また、夢を見た。瑚子さんが中学生くらいで、私も、同じくらい。瑚子さんが私の膝の上で気持ちよさそうに寝ている。瑚子さんの頭の重さを感じる。頭を撫でてみた。きれいな髪。ずっと、触っていたい。今だけは私だけのもの。そうしているうちに、眠くなった……。

 あ、しまった。と思って起きて、仕方無く、これを書いている。文章を書いて読み返してみて、感覚が蘇る。そういえば、母に写真を見せてもらったことがあった。夢は記憶を合成したものだと言われているが、その写真と同じ顔だった。もしかしたら、「その時の母と入れ替わりたい」という願いが叶ったのかもしれない。しかしながら、短い時間で終わってしまった。今の人生を、辞めてしまいたい。

§
 
 あの夢を見てから、暇さえあればずっと寝ている。私が歩みたかった人生を、夢という形でなら見ることができる。しかしながら、良い夢を見ることができない。宇宙人に連れ去られた夢は面白かった。そのくらいだろうか。
 「思い出す」という行為の虚しさを痛感している。そこに体感は無い。だから、書きたくても書けない。否、もう書きたくない。しかしながら、書くしかない。書かないと、過去は過去として、流れ去ってしまう。

§
 街角で綺麗な女性に、「タイムマシンが完成したら、どうしますか?」と訊かれた。私は結局、答えられなかった。答えたら、すべてが壊れてしまう気がして。

§
 知らない女との情事の夢。つまらなかった。

§
 なんということだ。瑚子さんが書いた記事を見付けてしまった。20歳の時に書いた記事だという。「劣等感まみれで生きてきたが、そのおかげで今がある」という内容。
 そんなこと言ったら、私はどうなってしまうのだろうか、という気分になった。それでも、瑚子さんの謎がひとつ解けた。瑚子さんはやっぱり、同じ傷を抱えていたのだ。そう、きっと。
 
 私には瑚子さんという逃げ道があったから、無能なまま、無能として生きてきた。そんな気がする。それでも、人生は人生なんだなって思った。さて、お酒飲もうかな。

§

 昨日の私がお酒飲もうかなと書いて、数少ない友人の望帆ちゃんと飲み始めて数分経ったところまでは覚えている。覚えているのだが、その後の記憶が無い。部屋が荒れている……。何したっけ……。

§
 望帆ちゃんは怒っていた。「私の初めてを奪っておいて覚えていないのか」、と。なんのことなんだ。そういえば、ベッドから望帆ちゃんの匂いがする……。そういうことなのか?いや、でも、まさか私が。
 それはそうと、瑚子さんって良い匂いだったなぁ。あれ?記憶が出てきた。なにこれ。


§
 出てきた記憶。書けない。これは、書いちゃいけない。でも何か書きたいから書く。
 
§
 そう書いた私は、全力で逃げた。記憶からも、私からも。


§
 過去の自分。未来の自分。今の自分。それぞれ、違う自分のような気がしている。20歳の頃の瑚子さんは、傷と向き合っていた。私は、ここまで、向き合わずに来てしまった。
 未来の私は、この傷を、どういうものとして見ているのだろうか。

§
 占いを受けた日のことを思い出した。あの占い師の占いは、よく当たった。しかしながら、インチキだった。通っていた小説教室の先生だったのだから、色々と知っていて当然である。最後の最後で、そのインチキを明かされた。声が違うだけで、あんなに印象って違うんだな。前はボイストレーナーをやっていたとか言ってたっけ。うーん、何者なんだあのひとは。

 うーん、色々と恥ずかしくなってきた。筒抜けじゃないの。思い出して気付くってのも、遅いし。でも、理解がある人でよかったな。ありすぎて気持ち悪いくらいだけど。そういえば、あの先生は女と女の恋愛を小説にしているんだった。もはや、それしか書かない。あの先生、やってきた恋愛が滅茶苦茶だったとか言ってたなぁ。うーん。

 「本当は女として女と恋愛したかったけど、まあ、男に生まれたことだし、まあ、そうね、客観的に女と女を眺めることができてよかったかなぁ。あー、でもなぁ……。なんというかさー、男ってだけで警戒されるしー……。」と、授業の時に、うだうだ言ってたのを思い出した。警戒されるのは、その見た目のせいだと思う。あと、笑い過ぎ。なんで、自分が言ったことに笑えるんだろう。馬鹿みたい。
  
 あの時の先生だと知らずに「女と恋愛したい。それも、近くにいる素敵な人と」と私が言った時、占い師としてのあいつはとても嬉しそうにしていた。お前のためにやってるんじゃないのに。

§
 などと書いた翌日、久々の再会。あいつ曰く、「ちょうど会いたかったんだよねー。」とのこと。知るか。しかしながら、いつもの喫茶店に行くこととなった。
 そこで恐ろしいことを知ることとなった。この胡散臭い奴は、20歳当時の瑚子さんのことを知っているという。なんということだ。早く言えよ。いや、「え?君、瑚子さんと関係あるの?」と言ってたし、私が言わなかったのもあるか。でも、これでインチキ占い師がインチキ占い師であることがハッキリした。占い師なら、そんくらいわかるはずだから。 
 
 瑚子さんはやっぱり、私が思っている瑚子さんとは違うらしい。朝起きたら3限だった話とか、本当にずっとTwitterやってたとか、色々と教えてくれた。今のTwitterと当時のTwitterが全然違うことも。それにしても、なんでそんなに嬉しそうなんだ。気持ち悪い。
 
 そして、「瑚子さんと結ばれるのが難しいなら、とりあえず、他の女食っちゃえば?」などとも言ってきた。なんだこいつは、と思いつつ、既に食っていることを思い出した。覚えてないけど。とりあえず、望帆ちゃんでいいか。
 などと考えていたら、「あっ、狙えそうな子いるんだ。よかったね。」と言い出した。そこだけ読み取るな、気持ち悪い。
 うっかり口から出てしまったが、奴は笑っていた。マゾヒストなのだろうか。

 そして、奴が別れ際に、「本当に目指すべきものを諦めないように。意外と、どうにかなるものだから。特に、君みたいな女はね。」と言って、上機嫌なまま帰っていった。気持ち悪い。


§
 「言い忘れていた。瑚子さんは女と恋愛をする気は無いそうだ。君が何かを捻じ曲げるしか無い。まあ、違う女で満たそうとして、それで物足りなかったら狙えばいいさ。やはり、練習量が物を言う。ただ、丁寧にやらないと意味は無いが。そういえば、百人斬りしたのに下手だった女がいたなぁ。懐かしい。」
翌日に書店で遭遇した際、この長い台詞を口に出していた。昨日から言う練習をしていたのだろうか。そうだとすると、何故私のことを考えているのだろうか。
「あのねぇ、私のこと、どうしたいわけ?」
「女と女の面白い話が聞ければなんでもいいよ。君はまさに、その面白い要素を持っている。」と奴は、これから何やら面白い映画が始まる時のような表情で言った。そして、こう続けた。

 「君がやるべきことは、相手がこの世に存在している意義を肯定すること。生きててよかったという感覚を感じさせること。そして、快楽の沼に落とすこと。快楽の沼を心地良い空間に保つこと。ただただ、それだけ。実験台がいるなら、まずは実験台にやってみてほしい。」
 これを聞いて私が思ったことは、「こいつはこれまでの人生で何をしてきたんだろうか」ということ。やっぱり、あまり関わってはいけない人物なのかもしれない。

 
§
 
 最悪だ。何故だ。何故私のもとからあの女は離れない。何故、踏まれて喜ぶんだ。何故、出血して喜ぶんだ。「莉瑚ちゃんのためなら何でもする」と言っていたから、家に帰っていただくように指示したら、本当に帰ってしまった。まあ、邪魔だったからいいや。とりあえず、瑚子さんのことを思い出そう。
 と思ったら、あいつの言葉がフラッシュバックする。ちょうど、少し前に書いたことだ。もしかしたら、私も望帆も、「この世に存在している意義」を探しているのかもしれない。そういえば、あいつ自身はその問題をどうしたんだ?訊いてみよう。



 少しだけ、莉瑚に代わってこの文を書くことになった。やれやれ。僕はマールボロに火を点けた。
 莉瑚は僕の最高の教え子である。なんといっても、こんなに面白い話を持ってきてくれるのだから。読んでみて、直したいところはいくらでもあった。いくらでもとか、そういう次元ではない。しかしまあ、大事なのは内容なのだ。少なくとも、僕にとっては。 
 
 女と男、女と女、そして、男と女。この3つはいずれも違う。僕はただ、添え物でありたいのだ。あるいは、女になってしまえばいいのだが、そう簡単な問題ではない。身体の方を改造しても、「男でなくなる」だけである。しかも、僕は「自分の心と身体両方が女ではないこと」を熟知している。そう、性別違和などは別に存在しないのだ。そこにあるのは、憧れだけである。

 ただ他方で、ある種の同族嫌悪も、そこにはあるかもしれない。

 さて、本題。人生には超えるべき山がある。しかしながら、その山は遠くから見た方が良い場合もある。高くて綺麗な山ほど、登る人間が多いからゴミが落ちている。誰が片付けるのか、という話だ。登りづらい山ほど、片付けが大変なのだ。

 山はいくらでもある。しかしながら、登りたくなったら仕方が無い。人生とは、ある意味でそういうものだ。

 それはそうと、「気持ち悪い」と思う相手ほど、自らの人生に濃く根深く影響を与えるものなんだよね。よくもわるくも。

そういえば、みほちゃんの字、望帆って書くんだね。うーん、よみづらいけど良い名前だなぁ。



 はぁ、本題が一番意味わからないっての。やっぱりあいつは、気持ち悪い。

§

 望帆から連絡が来た。メチャクチャにしてほしいとのことだ。「既にメチャクチャだよ、お前は」と送ったら、「もっと」と返ってきた。はぁ。あのインチキ占い師に押し付けるか。

§
 奴は抹茶ラテ、私はブレンドティーを注文した。いつもとは、違う店。
 「すると、君は沼の底まで沈めるかのように依存させた女を僕に押し付けたいと。」奴は欲しかった玩具を買ってもらえた子供のような満面の笑みで言った。
「他にある?」私がいつものように棘のある声で言う。あの時の私は、特に機嫌が悪かった。
「それはつまらない。僕は女同士が見たいだけだ。あ、そうだ。君らがヤッてるところを見たいんだ。目の前で。それがいい。そうしよう。」
「嫌に決まってるじゃん。アンタに裸を見せるなんて。」勿論嫌だ。絶対に嫌だ。
「君は全く脱がなくていい。脱ぐのはその子だけで十分。どうせ、君が攻めなんだろう?」
「そうだけど……。」何故知ってる。
「何故かって、受けの側が依存させるって、よっぽど良い声とか、よっぽど触り心地が良いとかじゃないとありえないから。君の声も魅力的ではあるけど、依存とは違うんだよね。たとえるなら、うーん……。」
「たとえなくていいから。そうじゃなくてさ、なんで私の心の中が読めるの?」
 奴はずっと考え込んだ。あれ、まつ毛、長いんだ……。

 「言ってしまえば、僕の経験則かな。ただ、それだけ。僕はたくさんの過ちを犯してきた。過ちを犯して反省するのも大事だけど、それだけだと、ある種勿体無い。何かしら得たものはあったはずだから。そして、恩であったり、得たものは、どこか違うところに送るものだからね。本人に返しても、本人にとっては当たり前のことだから。」
 良いことを言っている……のか?
 「まあ、僕は結局、僕でしかないんだ。残念ながらね。」
「だからなんだよ……。」
「特に無いよ。ま、そんなわけで、今日大丈夫?望帆ちゃんは呼べばどうせ来るだろうけど、君の都合は。」ウキウキしてやがる。
「そもそも、承諾してないんだけど。」
 奴は考え込んだ後、こう言った。
 「瑚子さんを”攻略”したいなら、君が持ってる技を見ておく必要があるんだけどね。」
「いいよ、しなくて。アンタに頼ってできたとしても、何ひとつ嬉しくない。」
 奴は笑った。そして、言った。「やっぱり君は、最高だ」と。
 そして、奴に望帆の連絡先を押し付け、ブランデーを買って帰宅した。あれ?私はなんで、ブランデーを飲み始めたんだっけ?

§

 ふと気付く。奴は、「この世に存在している意義」に答えていない。それが訊きたくて、奴に文章を書かせたというのに。また、訊かなくてはならない。

§

 いつもの喫茶店。いつものメニュー。
 「ああ、それね。快楽のためだよ。他に何があるの?」奴はこう言った。そしてこう続けた。
「人間ってさ、快楽を飼い慣らすことに成功した唯一の動物なんだよね。まあ、制御しきれてない奴もいるけど。昔の俺もそうかな。でさー、哲学とかその辺やってる時に感じる快楽って凄いのよ。神の声が聞こえる時もあって、あの快楽は凄くて……。」
 と、こんなことを言っていたような気がするが、あまりに長くて途中から聞くのをやめていたからここに記せない。ただ、覚えているのは、
 「越せないと思い込んでいる山を越す手段を思い付いた時に感じるあの感覚。あのために生きている。」という言葉。これは深く私の中に残った。何故だろう。

 「そういえば、望帆ちゃん、相当凄いことになったよ。今度、密室で会ってみて。」と奴は言った。

 嫌な予感しかしない。

§
 書きたくない出来事が起きた。私は私を辞める。そう記しておく。奴のせいだ。全部、奴のせいだ。


§

 「責任取れ、ねぇ……。僕、実は既婚者なんだよね。ごめん。あ、でも、僕の素敵な妻が君のことを食べてくれるよ。大丈夫だ…」
「そんなこと言ってない。望帆だ望帆。望帆に何した?」
「あー……。えーっと、僕の技を味わってもらった後に、その技の解説をした。え?もしかして、凄く良かったの?あの子の技。」
「……。そうだよ……。」
「あー、僕はやっぱり、教えるのも上手いのか……。はぁ、罪な能力を持ってしまったな。この技教えるの、はじめてなんだけどなぁ。」
「ってか、望帆に何したのよ。何?あんたと間接的にでも何かしたってこと?気持ち悪い。」
「指だけで、しかも、ゴム手袋をした上でやったけど……。それでも嫌?」
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。  ……。トイレ行ってくる。吐いてくる。」

 と、こんな会話をした気がする。やっぱりあいつは、最低だ。早くこの世から去ってほしい。いくら謝っても無駄だ。私の人生をメチャクチャにしやがって。なんで私が。なんで私が。なんで私が。

 一瞬、鏡に映る私が見えた。もう一度覗き込んだ。この顔の私なら、好きかもしれない。私が私を嫌いだったのは、感情を亡きものにしていたからかもしれない。哀しみも憎しみも、怒りも苦しみも、そして、恨みも。全部、私なんだ。私はやっと、私になれたんだ。


§

 久々に丸一日寝た。また、寝る。

§

 望帆から連絡が来てた。はぁ、無視しよ。寝る。

§

 瑚子さんが夢に出てきた。80歳くらいの姿だろうか。綺麗なおばあちゃん。私の姿は今のまま。頭を撫でられて、やっと、救われた気分になった。でも、うたた寝して、起きたら……。また寝る。

§
 どこか目線の強い女性。誰かに似ている。誰だろうか。まつ毛が長い。
そんな女性に襲われた夢だった。快楽に浸り、「生きる意味」とやらが見えた気がする。それでもどこか、「嘘」があったような気がする。何故だろう。
 「夢が覚めたらわかるよ」と、その女性は言った。その時に気付いた。あいつだと。
 あいつが男だから嫌なのか、それとも、あいつの性根が嫌なのか。それがその夢で気付いた気がする。あいつもあいつで、闇を抱えている。

 それでも、あいつを許したわけではない。

§

 夕方目が冷めたら、隣に望帆がいた。私もあいつも全裸だった。怖かった。

 「えへへー。ピッキングしちゃったー。」などと、気の抜けた声で言っていた。髪の毛を掴んで、引っ張った。痛がりつつも喜んでやがる。引きちぎるか、根っこから抜いてやろうかと思ったが、思ったより頑丈だった。諦めた。

 「連絡無いから、心配したんだよ?」とあいつは言った。
「もう縁を切りたいから連絡しなかった」と言うと、耳を舐められた。水音が響く。抵抗するだけの力を全て奪われて、結局……。ここからはもう書かない。

§
 一週間くらい、夢なんだかよくわからなかった日々を過ごしていた。ああ、夢ならいいのに。

§

 あいつって書いたけど、どっちのことだかわかんないな。まあいいや、どっちもクソはクソだ。いや、よくない。それって、あのクソ野郎に犯されてるってことじゃ……。もう、死にたい。
 あの女が、「髪の洗い方は先生直伝なの」と言ったのを思い出して、丸刈りにでもしてみたくなった。しかしながら、毛根を消すことはできない。

 いや、もう、いいかな。次にあいつらのうちのどちらかが来る前に、私はこの世を去ることにしよう。これ以上、あいつらに苦しめられたくない。

 サヨナラ、現世。こんにちは、来世。あるいは、別の世界。地獄でも、こんなにつらい世界ではないはずだ。

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 「おはよー。朝ご飯作ったよ。」
瑚子さんの声が聞こえた。「おはよー。」と私も返す。ああ、とんでもない悪夢を見ていた。あんな長い悪夢が存在するのか。あー、ビックリ。夢の最後で切腹って、よっぽどでしょ。刺さる瞬間に目が覚めたんだよ?あー、大丈夫かな、私。夢診断だとなんだったっけ、切腹。ま、いいや。瑚子さんに抱き着こう。
  
 今日の朝ご飯も美味しかった。あれ?昨日の朝ご飯はなんだったんだっけ?思い出せない。まあ、いいか。あー、瑚子さんに抱き着くと落ち着くんだよなー。

 はー、人生幸せ。



 どーしよどーしよ。夢が叶っちゃった。そのまま死んじゃいたいくらい幸せだった。でも、明日はもっと幸せ。



君と出会う前の あの日の 僕は偽りの世界-記憶-に
奪われた宇宙観-世界観- 全てをあの日破壊-リセット-した 
傍にあった幸せは 僕を縛り付けていた
創り出すよ新しい未来-自分-を そう君となら きっと

 好きな曲のサビの歌詞。なんで、世界を記憶と、未来を自分と読ませたりするんだろう?この作詞家さん、謎だなぁ。もっと深く知ってみたい。でもなぁ、情報が表に出てこないんだよなぁ。たぶん、女性だろうな。ペンネームは男性っぽいけど、それなら、たぶん表に出てきてインタビューとか受けるだろうから。

 でも、何かを隠さないといけないような事情があるのだろう。昔、犯罪でもやったのかなぁ。うーん。会ってはいけない種類の人なんだろうな。まあ、私には瑚子さんがいるし、いいや。瑚子さんがいるのに、他の人に会っちゃいけない。せっかく瑚子さんが居心地の良い空間を作ってくれてるのに、外になんて出ちゃいけない。外に出ちゃダメって瑚子さんが言ってくれるんだし、瑚子さんの匂いがするベットにずっといよう。



 瑚子さんは、とってもキス上手なんだよ。でも、他の人はその感触を一生知らない。元彼だか元カノだかはたくさんいるんだろうけど、今は独り占め。うれしい。



 瑚子さんの髪の触り心地、最高。ずっと触っていたい。瑚子さんがもし先に死んじゃったら、髪だけでも取っておきたいな。でも、最後は一緒に死にたい。



 おねしょをしてしまった。瑚子さんは黙って片付けてくれた。お母さんだったら、すっごく怒ったのに。優しい人と同居できてよかった。あれ?お母さんって、どんな人だっけ?どんな顔だっけ?



 やることが無い。瑚子さんが仕事に行ってる間、何もすることが無い。瑚子さんが時々篭もる部屋は、鍵が掛かっている。
 
 そういえば、お腹の傷が時々痛む。瑚子さんによれば、人に刺された時にできた傷らしい。その時に頭も殴られていて、それで記憶が抜け落ちているのだとか。奇跡の生還だったらしい。
 私は、どんな人に刺されたのだろう?


 ひざまくら。うれしい。


 一緒にお風呂。添い寝。うれしい。肌が綺麗って褒められた。瑚子さんの肌も綺麗なんだよ。大好き。


 おかしい。瑚子さんがぐったりしてる。私のひざまくらで寝てもらったけど、あんまり休めてなさそう。肩をもんだら、喜ばれた。私のひざまくらは、嬉しくなかったんだな。残念。何をやったら、よろこんでくれるかな。


 あの長い夢が、夢でなかったような感触がする。傷がそう言っている。でも、それなら誰が。

 怖いから、瑚子さんに抱き着いた。疲れてるのに、ごめんね。
 

 目が覚めたら、隣に瑚子さんがいる。今日は、瑚子さんが一日中空いてる日。お仕事の日以外は、ずっと家にいる。どこか行きたいところは無いのだろうか。一緒にどこかに行きたい。でも、私を外に出したくないみたい。なんでだろう。なんでだろう。なんでだろう。


 瑚子さんがどうやったら喜ぶのか、サッパリわからない。どうしよう。


 瑚子さんが出掛けた後、あれこれと探してみた。今日は秘密の部屋の鍵が空いている。開けてみた。
ここから先のことは、書かない。あれが夢でなかったことだけ、わかった。つらい。


 あの時の私と、今の私が、繋がってしまった。問題は、どうやって、「私が気付いてしまったこと」を、瑚子さんに隠し通すか。無理だ。窓に映る私の顔が、変わった。

 どうしよう。

§

 瑚子さんが帰ってくるなり、抱き着いた。離したくないし、離せなかった。そして、何かを察した顔をしていた。バレていないだろうか。何を察したのだろうか。
 そして、キスの味が苦かった。ごめんなさい。でも、私はどうにもできない。瑚子さんを解放してしまったら、私はもう生きていけない。人生を辞めないといけない。今度こそ、本当に死んでしまうだろう。私はそれでも良いけれど、瑚子さんはたぶん困る。
 瑚子さんに罪悪感を感じさせず、なおかつ、瑚子さんを解放し、そして、私が生き残る。その道を辿るためには、私は私の中の何かを変えないといけない。今の私には無理な話だし、未来の自分にもたぶんできないだろう。それができるなら、こんなことにはなっていない。

 私が持っていた望みを叶える方法が、死にかけることだった。それ以外に方法が存在しなかった。意図していないとは言えど、瑚子さんの罪悪感に付け込むようなことをしてしまった。

 私は結局、私でしかない。


§

 瑚子さんは、あのインチキ占い師が書いていた文章も持っていた。私とのやり取りを記録しておいた文章。懐かしく思うと同時に、その過去を消してしまいたい。奴が本当に悪人だったのか、私にはわからない。それでも、早く諦めるように奴が言ってくれていれば、こんなことにはなっていない。間違い無く。
 罪悪感を消せるならどうするか。何をするか。そして、何をしたいのか。この手の話を、奴が小説の授業という体で話していたのを思い出した。やっぱり、私には何もわからない。奴もたぶんわかっていない。わかっていないことをさもわかったかのように話す。それが奴だ。

 小説家というのは、そういう人種だ。

 奴は、「わかったと思った時が一番わからなくなっている時だ」とも言っていた。それでも、わかろうとするのを辞めるのはよくないことだろう。しかしながら、私もまた、わかろうとするのを辞めようとしている。私も奴も、きっと同じ。いや、奴は……。


§

 瑚子さんの下着を漁っていた。ここを出るとしたら、少しは持っていきたい。一番安いのは、どれだろう。そう思いながら、3枚くらい。畳みながら、こんなに丁寧に私が動けるのかと、驚いた。どれが安いのかはわからなかったから、古くなっているものを選んだ。どうせ、捨てられてしまうのだからと、自分に言い聞かせながら。

§

 この文章、瑚子さんに読まれたらどうしよう。

§

 瑚子さんの怯える顔、かわいい。そう思いながら、快楽に浸っていた。悪いことをしたとは思っている。でも、フェードアウトなんてしたくなかった。瑚子さんの中に何かを遺したい。私が生きているうちに。
 この記憶が消えるとしたら。いつだろう?

§

 なんで瑚子さんが、母の親友なのだろう。

§

 数日間、瑚子さんとの会話は、どこか他人事のようだった。お互いに、新しい傷を作った。お揃い。

§

 心中。美しいなぁ。私も瑚子さんと心中したいけど、でもなぁ。迷惑だよなぁ。どうやったら、愛してもらえるんだろう。

§

 瑚子さんと離れた後の人生を想像してみる。そういえば私、一回切腹してるんだよな。刃物を手に取ったところまでは覚えている。いや、最近思い出した。あの時に死んじゃえばよかったのに、助かって、そして、瑚子さんとの同居が始まって。たくさんキスして、たくさん抱きしめてもらって。指を挿れてもらって。挿れた時のことは……。無かったことにしたいけど、もう一度やりたい。

§

 なんで、同居してくれているんだろう。最初のうちは、たぶん罪悪感とかそういうのだと思う。でも、なんで今も。
 私が瑚子さんの前でまた切腹したら、なんて言うんだろう。嫌だ。


§

 瑚子さんが、目を合せてくれない。

§

 瑚子さんが、目を合せてくれてくれた。嬉しい。

§
 
 瑚子さん大好き。

§

 この文章、見られてる。わかっちゃった。抱き締めてもらえたから、いい。よくないけど。

§

 瑚子さん、ごめんね。

§

 奴らの言葉を思い出した。私が求められてる場所もあるんだなって思うけど、そんなの嬉しくない。瑚子さん以外のものが、全部邪魔に見える。瑚子さんが大事にしてるマグカップすら、私の敵。でも、瑚子さんが悲しむから、割ったりしない。私、偉い子。

§

 ”傍にあった幸せは 僕を縛り付けていた”だっけ。あの曲。はぁ。酷いこと言うもんだな。私はもうやだ。わかってるよ。傍にある幸せが作り物だって。哀れみでできた偽物だって。愛されていないんだって。こんな子と一緒にいたくなんてないんだって。
 
 私は結局、私でしかない。私だもん。私。もう嫌だ。

§

 瑚子さん、勘が鋭い。「私のこと、好きにして」だってさ。そういうのがもう、嫌なの。求められたいの。そして、嫌なのに、甘えちゃう私が嫌なの。
 
 瑚子さんの中に快楽があるのも知ってる。知ってるよ。見りゃ解るよ。なんだっけ、ミホとかいう奴と同じ顔してるから。だけど、違うんでしょ。そんな表向きのモノを追い掛けてるんじゃない。本当の意味で愛し合いたいんだって。

 無理だな。私だもん。


§

 瑚子さんがこれを読んでるの、忘れてた。泣いてた。ごめんね。ごめんってば。許してよ。

 許されるわけ無いか。私は、私でしかないから。


§

 瑚子さん以外の人を好きになれたら、ラクになれるんだろうな。でも、そんなの嫌だ。絶対に。


§

 瑚子さんから女性を紹介された。お相手してみたけど、つまんなかった。気持ち良いだけなら、ミホとかいうクソ女でいいんだって。でも、気持ち良かった。快楽は凄かった。でも、違う。違う。絶対に、違う。


§

 瑚子さんが見てるんだし、瑚子さんに向けて書こう。と思ったけど、好きしか言えない。大好きだし愛してるし、一緒にいたい。あとは、なんだろう。ごめんなさい。許さなくていいから、傍に居させてください。お願いします。嘘でも、同情でも、哀れみでも、なんでもいいから、傍に居させてください。

 そして、こんな私で、ごめんなさい。


§

 怒られた。「莉瑚ちゃんのことは好き。でも、心の準備がまだできてないだけ。好きになってくれる人に対して、そんなこと思わせたくないけど、でも、身体がついてこない。だから、待って。」

 その瑚子さんの言葉すら、信じられなくなってしまった。だって、私だよ?私。やっぱり、私から去るしかないんだ。そうだ、きっと。

§

 荷造りしてたら、抱き締められた。汗につられて、襲ってしまった。しょうがないじゃん。好きなんだもん。でも、好きだからこそ、我慢しなきゃいけないんだよな、本当は。本当は。

 でも、なんだか瑚子さんの様子がおかしかった。快楽のど真ん中でキスを求められたのは、はじめてだ。たぶん。いや、たぶん、勘違いだ。


§

 瑚子さん、いなくなっちゃった。いなくなって、1ヶ月。その間、私はずっと、布団に篭っていた。記憶を振り返り、快楽を思い出したり、虚しくなったり。あの優しさは何だったのかと考えたり。自分の人生の意味を考えたり。

 でも、今回は切腹しようとか、そういうことは一切考えなかった。私が死んでも、瑚子さんを困らせるだけだってわかったから。

 そう言えば、私の元の部屋、今どうなってるんだろう。まあ、大した物は置いてないから、いいけど。いや、望帆とかが漁ってたら、嫌だな。特に、あのインチキ占い師とか……。ああ、嫌だ嫌だ。
 でも、私は生きよう。と思ったけど、どうしようかなぁ。お金は何故か置いてあるし。まあ、買い物でもしよう。

§

 「ああ、その曲作ったの、俺なんだよね。」と、悪いタイミングでアイツと遭遇した。リハビリがてら、歌いながら歩いていた時のこと。記憶喪失中の私がよく聴いていた曲。
 「何の用?」と返して、「いや、俺の曲が君に気に入ってもらえて嬉しいなと思って」と。私は嬉しくない。なんでアンタが、と思った時に、「瑚子さんが今どうしてるか、気になる?」と訊かれた。
 
 私は走り去った。

§

 そういえば、瑚子さんの写真とか、無いんだよなぁ。撮るチャンス、あったはずなんだけど……。あーあ。服とか下着とかはたくさんある。お気に入りをいくつか選んで、そのまま置いて行ったんだろうな。匂いだけでも、私は少し満足できてしまった。ああ、欲って、こんなに少なくなるんだな。
 いや、麻痺しているだけだ。あーあ。

 それにしても、1ヶ月も文章を書かなかったわけだけど、書くって、なんというか、自分を呪う行為のような気がする。そういえば、アイツも「言葉の魔力」の話をしていたなぁ。ああ、嫌だ。知らないもん、そんなもの。
 
 
 
 
 

不幸な金持ちは、どうすればいいのか

 「親などから莫大な財産を受け継いだから金持ちになったが、何をやっていいかわからない」という類の人だったら、「とりあえず、私のライフコーチングを受けて」で話が済む。7時間と108万円を出していただければ、色々と面白いものを紹介する(別に、5時間でもいいのだが)。
 この世には、「どんなに金を使っても研究が終わらないもの」が数多く存在する。その中で、面白いと思えるものを始めればいい。「頭をフルに使う」という体験も、していただく。「頭をフルに使う」感覚さえ掴んでいただければ、金の心配をしなくていいなら、それでもう、一生楽しいことが確定する。

 更に言えば、私はたくさん、「金が余っていたらやってみたいこと」を抱えていたりする。それを「提示する」ことができる。その中で面白そうなものがあれば、やってみてほしい。


 ということで、その手の人は、とりあえず私にメールを送ってみてほしい。何を書いていいかわからないなら、「私にとっての幸せとは何か(そして、何故、実現していないのか)」か、「私が何故、退屈なのか」、「私が抱える悩み」について、それらのどれかを題名にして、考えて、書いて送ってみてほしい。もちろん、全部書いていただいても構わない。
 「金を持ってるからと言って、お前なんぞに金を出したくない」ということであれば、別に金は出さなくても構わない。

painlessmental@gmail.com

 その人たちはそれで良いとして……。「自分で金を稼ぎまくっているが、幸せだと感じられない人」について。

 自己嫌悪を原動力として、金を稼ぎまくる人がいる。「金を持っていない自分、金を稼げていない自分」には、価値を感じられない。だから、稼いでいる。そんなところだろうか。様々な「幸せを実感していなそうな」金持ちを観察して出した結論(のうちの1つ)である。

 そして、そのような人の場合、金を稼いだからといって自己嫌悪が消えるわけではない。また稼がないと、自己嫌悪が出てくるのだ。あるいは、稼いでも、「これではまだ足りない」と、更に稼ぐことになるのかもしれない。原因を根本的に解決していないから、である。だからまあ、酒に酔った時に酷いことになるのだが……(嗚呼、何度、みっともない酔いどれ金持ちを見てきたことか!)。

 そういう人は、どうすればいいか。「社会とは全く関係無い価値観」を何かひとつ獲得すればいい。「反社会的」ではなく、「社会とは全く関係無い」である。「この社会がどうなろうが(このままの状態を維持しようが、大きく変化しようが)できること」を考えればいい。
 できれば、あなた以外の全ての物質が消滅全て消滅してしまってもできることの方が良いだろう(ただまあ、「あなたが生存し続ける」ということは当然必要なのだが(身体を持たない存在として続行できる可能性もあるが))。

 その中のひとつに、哲学がある。「学問として」できなくても、「思考というものを楽しむための道具として」やることはできる。そして、哲学であれば、あなたが思考さえできれば、できる。これほど良いものはなかろう。
 

・「私が何故、この文字を読めているのか」
・「社会は何のために存在する(していた)のか」
・「どこからどこまでを人間と定義するのか、定義しうるのか」
・「私(この記事を読んでいるあなたのこと)とは、どこからどこまでを指すのか」
・「どこからどこまでが言語なのか」
・「脳と心は、どこまで別物で、どこまで同じなのか」
・「本当に、川崎・G・悠太は実在あるいは存在するのか(していたのか)」
・「人間は何故、自我意識を持っているのか(持っていないとどのように不都合なのか)」
・「他の人は、色を同じように認識しているのだろうか」
・「地球外出身者に「君は目(腕の場合も)が2つしか無いの?かわいそうに。不便じゃないの?」と言われた時に、どう説明するか」
・「なんで私は、ここまで金を稼いできたのだろう?何が、そうさせたのだろう?」

 などなど、ずっと考えていられるテーマは多数存在する(途中で書くのが面倒になっただけで、他にもいくらでもあるし、その場で作ることもできる。そして、哲学史の中で登場していないものも、ここに書いてある)。この中に、あなたが興味を持つテーマはあるだろうか?

 あったとしても無かったとしても、私のライフコーチングを受けてくれれば、あなたが気に入るテーマを提示できるし、「あとはひとりでやってね」と言えるところまで一緒にやる。
 テーマの発掘には、「あなたが不満に感じていること」を使う。不満を深掘りあるいは、一旦バラバラにしていくと、考えていて楽しいテーマが見付かる。
 ということで、ぜひ、受けてほしい。とりあえず、5~7時間くらいを想定。金持ってるなら、100万円以上くれるとありがたい(ちょっと、そのくらいの金が必要な事情ができたもので……。その金が無いと、記事書いたりTwitterやったりできなくなりそうなんです(私からの情報発信が無いと困る人がどれくらいいるかは知らんけど)。っていうか、金持ってる人向きの記事なので、よっぽどのケチでないなら100万円ください。いや、マジで。まあ、メールはとりあえず無料です。今の所。)。

申し込み用メールアドレス
painlessmental@gmail.com

 と、ここまで書いて、「「自己嫌悪のことを放置している」というツッコミを頂きそうだな」と思ったため、追記。

 「金を稼ぎまくる人特有の自己嫌悪」を取り除いた場合、「ビジネスは遊びとして純粋に楽しい」と思えない場合、「金を稼ぐのが下手になる」か、「ビジネスなんざやってられん」となりかねない。この記事だけでなってる人もいるかもしれないが……。

 というのも、ビジネスが上手い人というのは、「人を喜ばせる時に自分の価値を感じることができる人」か、「人に何かを自慢する時に自分の価値を感じることができる人」、「社会的地位の高い自分に価値を感じる人」なのだ(他にも候補はある)。
 別にそれ自体は問題無いのだが、「自分だけを喜ばせる時に幸せを感じない人」、「素の自分そのものに価値を全く見出だせない人」の場合が困るのだ。困るというよりかは、それそのものが、自己嫌悪の一部である。

 「成果を出した場合にだけ褒められる」といったような環境で育つとそうなりがちなのだろうなと想像している(可能性の1つでしか無いが)。

 そして、無能な自分になってしまった際に、その自分を受け入れられるか。年老いたら、結構な確率で、無能な存在になるわけだが、耐えられるか。この点において、「金を稼ぐのが下手になるかもしれない」というリスクを提示しつつ(そのリスクが実現した場合には、少なくとも「幸せな貧乏」にはなれるから安心してほしい)、「不幸な金持ち」には私のコーチングをオススメしている。

 
 メールアドレス
painlessmental@gmail.com

恋愛小説 『暇つぶしのための遺書』 (時々書き足していく)

 大嫌いな、愛する夫へ捧ぐ。長いけど、全部読め。どうせ暇だろ?生きれる限り、生きろよ。

                    潮見レイより



 「男は妻が死ぬと何もすることが無くなる」とのことだから、私が先に死んだ時のために文章を纏めておいてやろうと思う。どうせお前は、新しい妻も持たないだろう。私の素敵な乙女たちのうちのひとりが同情して結婚しようとしてくれるだろうけど、それも断るだろう。お前はそういう奴だ。
 ジョン・レノンは、ファンを装った人間に射殺された。たぶん、元ファンだろう。私も、そうなるかもしれない。いつ死んでも別におかしくない。これからも、たくさんの乙女たちと密室に入る。いつ殺されてもおかしくない。そういうことだ。

 雑誌の連載とかで載せたものもここに載せるが、ここにあるのは編集の手が入る前のものだ。誤字脱字があってもそのままだ。あまり誤字脱字をしない方だとは思うが、何かあるかもしれない。そこに私を感じてほしい。お前なら、わかるだろ?
 
 そして、お前がKという名前で書いたものも、ここに載せておく。お前から見た私を、もう一度眺めてみてほしい。きっと、見方がいかに間違っていたかがわかるはずだ。

 間違っても、これを出版するなよ。お前のためだけに書いたんだからな。頼むぞ。まあ、お前が死んだら、どうなるかわからんだろうけどな。それはまあ、仕方無い。




 まず第一に、お前はやっぱりおかしい。なぜ、女である私に嫉妬するのか。「俺がやりたくてもやれないことを、いとも簡単にやりやがって。」などと言うのか。
 少なくとも精神的には男として生きてきたつもりなのに、自分が女であることを意識してしまった。男と女。子供を作れない、産めない身体だとしても、男と女。女の身体で行う女相手の素敵な恋愛を至高だと思っていたが、男と女の恋愛も楽しいと思ってしまった。穢れなき私の身体を汚した罪深い男。それがお前だ。
 お前は相当、私の素敵な乙女たちに恨まれている。そのことを伝えた時のお前は、笑っていた。そして、「実質BLじゃん。」などという訳のわからないことを言う、穢れを愉しむ種類の素敵な乙女たちが私を囲むようになっていった。この書き方は良くないとは思うが、お前しか読まないんだから良いだろう。
 正直、男と男の恋愛の何が楽しいのかよくわからない。お前は楽しんでたな、確か。誰だっけ、どこかのプロ野球の監督だとか、3億円を棄ててまでシアトルにまで意中の男を追いかけた男の話をしていた。ただ、お前自身が男と交わることはなかった。あの乙女たちと喋っていた時のお前は、同族たちが集まっている場で同族たちと喋っているだけだった。
 乙女たちのうちのひとりが、「Kさんを掘ってもいいですか?」と訊いてきた。「掘る」の意味がわからない私は、恥じらう乙女とよくわからない会話を繰り広げた後、了承してしまった。
 これが間違いだった。私の前では見せない顔を、あの乙女の前ではしていた。「あの恥じらいはどこに行ったのか」思うような表情でお前を攻める乙女と、それを受け止めるお前。その関係を眺めていて、とても嫌な気分になった。
 それでも、乙女を止めることはできなかった。お前もお前だ。それでお前のことを嫌いになった。しかしながら、愛してしまったものは仕方無い。離れられなかった。私の弱さを痛感した。
 まあ、お前が幸せならそれで良いか、とも思った。甘い。それでも、私が乙女たちに囲われる理由がその甘さであることはよくわかっている。しかし、お前にはもっと厳しくするべきだった。
 来世というものがあるのなら、お前みたいな奴には近付かないことにする。私がお前みたいな奴を相手するのは、この世だけだ。感謝しろ。
 地獄に行くことになれば、お前みたいなのがたくさんいるんだろうな。困ったな。口説かれるんだろうな。それでも、お前はすぐには来るなよ。鬱陶しいから。そう書くと、来そうだけどな。やめろよ。

 お前は、お前の記憶の中の私と生きろ。




 それにしても、よくゴーストライターなんてできるな。私には無理だ。私が作ったものは、私の名前で発表したい。クリエイターとしてどうかしてるんじゃないか。
 お前が書く詞、曲はよくできていた。あの乙女たちは私の声で泣いたのではない。お前が泣かせたんだ。そう思う。1人が泣けば、もう1人が泣く。連鎖するかのように。ステージで、そんな光景を眺めていた。そして、歌う私も泣きそうだった。隠せていたのだろうか。お前はわかっていただろうな。
 私が死んだ後なら、実はお前が曲を作っていたことを明かしてくれても構わない。というか、明かしてほしい。お前みたいな作家が、名を残せないまま死んでいくのはどうかと思う。ただ、お前はずっとKとして生きていくだろうから、名は残らないけどな。
 そして、私の綺麗な点だけを語っていくのだろう。まあ、素敵な乙女たちのことを考えたら、綺麗なままの私でいた方が良いだろう。汚物としての私を知るのは、お前だけでいい。
 それにしても、どうやって書いたんだ?まあ、お前は教えてくれないだろうな。いつもいつも、「君から聞いた話をもとに書いただけ。君にも書けるよ。」と言っていたが、重要な部分は教えてくれない。
 もしかしたら、自然にできるから、わざわざ言わなかっただけかもしれない。いや、お前がそんな天才なわけが無い。そうだろ?



 お前が作るメロディ、難しすぎ。練習でなんとかしたけどさ。私の歌唱力を過信してないか?
 まあ、お前は、「いや、でも、歌えてるじゃん」とか言うんだろうな。知ってる。とりあえず、他の歌手に提供する時のことも考えて、歌いやすいメロディを作れるようになっておけよ。どうせ、そういう仕事は来るだろうから。


 よくよく考えたら、お前が先に死ぬ可能性も結構あるわけだ。それならそれでいいのだが、この遺書を読ませる相手がいなくなる。それは困る。私も私で、お前が先に死んだら困る。私には素敵な乙女たちがいるからいいといえばいいのだが、それでも、汚物としての私を見せることができる相手はお前しかいない。
 私はまた、汚物としての私を内側に隠さないといけなくなる。誰にも見せずに。それだけは、嫌だ。
 
 それならば、あと何年かしたら心中でもしようか、とも思うが、お前は嫌だろう。「女遊び、見守っていようか?」などと言い出しかねない。嫌だ。絶対に見られたくない。一回見せたが、その時のお前が本当に気持ち悪かった。私の相手をしてる時よりも興奮しやがって。
 
 はぁ。お前とこうして仲良くなる前は、こんな問題無かったのにな。想像しただけで、淋しい。

 お前が書いた曲で、未亡人の話があるが、もしかしたらあれは、未来の私のための曲なのかもしれないな。
 
 そんなもの、作らないでほしかった。やっぱり、一緒に死のう。いつにするかは、決まらない。でも、これから先、ずっと一緒に……。いや、私が女と遊んでる時間は嫌だ。

 どうしよう。女遊びを辞めるって言ったら、お前、なんて言うんだろう。



 依存。その単語で現せる気がする。私は結局、お前に依存している。残念なことに。お前の方はどうだろう。私がいない時間、ひとりでいつも遊んでいるのだろうか。私のための、私の名前で発表される曲を作っているのだろうか。それとも、私の乙女たちと好き勝手やっているのだろうか。妊娠したあの子も、もしやお前が……。
 考えても無駄なことだが、結局のところ、私はお前と人生を終えたいらしい。前にも書いたか。それでもまた、書きたい。お前と一緒に、最後の時を迎えたい。それも、誰にも邪魔されない場所で。残念ながら、乙女たちも邪魔者になってしまう。ごめんよ。
 お前が作る曲は、「潮見レイにこうなってほしい」という意志が透けて見えるものになっている。そのままの私を、愛してくれているわけではない。わかっている。でも、別に、変化してほしいなどと言ったことも、確かなかった気がする。そういえば、あった。お前が大事にしているものを壊した時だった。
 「それくらいで怒らなくても」と思う私がそこにいた。どうせ、私の金で買ったものなのだから。ただ、買った後、お前は魂を込めていたんだな。たぶん、魂の一部を廃棄させられる気分だったかもしれない。ごめん。
 でもやっぱり、お前はおかしい。物に執着するくらいなら、私に執着してほしい。女遊びをしに行く私を、少しで良いから止めてほしい。私の能力に執着するんじゃなくて、私そのものに執着してほしい。

 もう嫌だ。さっさと心中してしまいたい。でも、なんで私は、この遺書を書いているんだろう。わからない。


 結局、誤字を見つけて直してしまった。はぁ。なんだろな、私。

 そういえば、お前との出会いは奇妙だった。ステージ上にいる私を、お前は、「何かを奪い取ってやろう」という意志を込めた目で見ていた。ような気がするだけで実際どうかはわからないが、そうだっただろう。というか、女だらけの客席の中で、お前は相当、目立っていた。その目立つ中で、お前は私を睨んでいた。わかるか?私がまだ、ブレイクする前のことだ。

 なんだっけ、サイン会の時、お前は相当、奇妙なことを私に言った。それが何だったかは思い出せないけど、私を揺さぶった。そして、後で控室に来るように言った。口元だけで、笑っていた。怖かった。

 その後の展開がこれだ。お前が作った曲を歌ってみたら、ライブに来る客がどんどん増えた。恐ろしかった。そして、またおかしいのがお前だ。「俺は作品解説なんてしたくないから、君が作った曲ってことにしてくれ。君なら、俺がどういう意図で詞と曲を作っているのか、わかるだろ?」などと言い出す。
 実を言うと、そう言ってくれて、当時はありがたかった。サイン会で乙女をガッカリさせないために。たくさん嘘をついてきたから。「貴女のために作ったからね」などという嘘を、乙女たちは信じてしまっていた。そんなこと無いとわかるはずなのに。「恋は、人を馬鹿にし、そして馬鹿にする。」と、お前はよく言っていた。その通りだった。ただ、私に向けられた言葉であることに気付いたのは、つい最近だ。
 ただ、お前もお前で、馬鹿だ。私みたいな奴の黒い部分を全て引き受けることになったわけだから。お前は表よりも、裏側を見ることになったのだから。この美しい潮見レイの裏側を知ってしまったわけだから。前と同じように、美しい潮見レイとして見ることはもう、できなくなってしまったわけだ。馬鹿な奴。客席だけでも酔えていれば、お前の人生はもっと面白かっただろうに。

 あと、ひとつ言っておく。「儲かった分は俺にくれよ。」とか、余計ことばっかり言うからお前は、私の相手しかできないんだ。本当はもっと、女にモテるはずなんだ。私の乙女たちだって、奪ってくれて構わないんだ。
 お前は本当は、かわいい女の相手をしたいだろうに。

 ただ、書いてわかった。お前が私だけのお前でなくなったら、私はたぶん、死ぬ。独占したい。お前に独占されていない私が思うのも、相当、変な話だけど。ただ、お前は私を独占したいとは思わないだろう。
 お前が好きなのは、女の相手をしている潮見レイなのだから。ただ、いまさら言えない。つらい。全部、お前のせいだ。お前が悪い。私に、余計なものを背負わせやがって。なんで、私のことを見に来たんだよ……。


 
 読み返していて、「そういえば、お前も他の女の相手してたな。掘られる側で。」と思い出した。2に書いていることを、自分ですっかり忘れていた。そして、嫌なことを思い出した。お前のせいだ。

 まあ、そんなことはいいんだ。この私に、「私だけを見て」という台詞を吐かせたお前は凄いんだ。そして、「え、なにそれ。君、いつも家にいないじゃん。ねぇ、レイちゃん、熱でもあるの?」といったふざけた返事をしたお前を、絞め殺したくなった。本当に体温計を持ってきやがって。
 絞め殺したらどうするかはわからない。そして、平手打ちをした後のお前、なんで喜んでたんだ。
 そして気付いた。ただのマゾヒストだと。「レイちゃんだけだよ」と言っているが、女からならきっと、誰からでも喜ぶのだろう。特に、私と女の好みは近いみたいだし。

 それにしても、お前は、どの私を愛しているんだ?そもそも、何一つ愛されていないかもしれないわけだけど。まあ、愛されていないとしたら、さっさと心中してしまった方が良い気がする。



 「宇宙って、無数にあってさ。俺が女として生きてる宇宙もあるわけ。そして、レイちゃんが、女としての俺ひとりだけを愛しているような宇宙もね。そして、汚らわしいことに、レイちゃんが男を囲っている宇宙も。まあ、あるわけだ。残念ながらね。」などとお前が言っていたのを思い出した。間違えているかもしれない。
 非常に困ったことを言い出すものだ。まあ、この私は、お前を虐め倒してみることにするよ。

10
  『恋はヘロイン』。これは、潮見レイ作詞作曲の大ヒット曲。しかし、実際に書いたのはお前。完全に、私を馬鹿にしながら書いた曲だ。そうだろう?
 恋というヘロインに溺れた、表面上ではクールな王子様が裏ではとんでもないことになっている、という曲。潮見レイの裏側を知らない人間が聴いて、「潮見レイの多面性」を勝手に見出し、あれこれと考察する人間が後を絶たなかった。そして、訳のわからんうちに売れた。
 そして私は「作品解説になっているとは到底思えないポエム」を作品解説として吐き続けることになった。そして、勝手に観衆が意味を考え、そして語り、の繰り返し。ポエムを吐くのは得意だ。何千人の女を落としたと思ってる。いや、数を数えてないから、実際には千人ちょっとかもしれないけど。

 そしてお前は、「まあ、レイちゃんが歌うからだよね。俺の仮歌、微妙でしょ?「訳わからん男が訳わからんことを歌ってる」くらいにしか思わないでしょ?そういうこと。凄いのはレイちゃん。ってか、そろそろ作詞やったら?できるでしょ?作曲だって、僕じゃなくていいはずだし。まあ、他の人がゴーストライターやったら、後で大変なことになるだろうけど。それでもまあ、レイちゃんも作曲やればいいんじゃないかな。」などと言った。できるか。まあ、仮歌が微妙だったのは本当だが。ただ、作詞作曲については本当にできない。というか、お前も聴いただろう。
 あの程度のものしか、私には作れない。お前は、お前の能力を過小評価し過ぎなんだ。あえて、二重表現を使いたくなるくらいには。

 本当に、ムカつくやつだ。やっぱり、私が息の根を止めておいた方がいいんじゃないか。

 やっぱり、一緒に地獄に行きたい。天国でも別に良いけどさ、お前、どうせワイン飲み過ぎるだろ?弱い癖に。まあ、死んだ後なら大丈夫か。そのための天国だし。
 
 
11

 6で ”「それくらいで怒らなくても」と思う私がそこにいた。どうせ、私の金で買ったものなのだから。ただ、買った後、お前は魂を込めていたんだな。たぶん、魂の一部を廃棄させられる気分だったかもしれない。ごめん。”と書いたが、あれは結局、ゴーストライターとしてのお前が稼いだ金なんだよな。悪かった。いや、本人に言えよと思うだろうけど、伝えるのは私が死んだ後で良い。心中するとしたら……。え、どうしよう。
 この話は、結構大きな話をしている気がする。ゴーストライター問題で前に誰かが揉めていたが、あれも金の問題だった。揉め事になっても困るから、訊きに行ったのだが……。
 「ねぇ、レイちゃん、膝枕お願い。疲れた。」といきなり言ってきた。私は困惑した。もちろん応じたが。意外と、お前もかわいいんだな、と思った。私の膝の上でのお前は、飼い猫みたいだった。昔飼っていたタロウに似ている。懐かしい。タロウのこと、もっとかわいがればよかったと思って、頭を撫でた。気持ちよさそうにしているお前にキスをした。嬉しそうにしていた。お前を見てると、たまに、女の子かなと思うこともある。たぶん、女の身体だったら、私の乙女たちの中に埋もれていた。一晩限りだったかもしれない。危なかった。
 
 そしてお前は、「曲作るの、もう辞めたい。疲れた。レイちゃんと添い寝してたい。」と言い出した。そう、お前は疲れると、私に甘えてくる。さっきも「別にいいけど」と、そっけなく返したが、本当は嬉しい。この遺書を見て、お前は驚くのかな。それとも、知ってるのかな。それとも、「別に毎日したいわけじゃないから、これくらいがちょうどいい」のかもしれない。たぶんそうだ。お前、ひとりになりたがるもんな。
 「本当は、ずっと一緒にいたいんだよ。」と、いつ言えるのか。言えないまま死んでしまっても、この遺書には書いてある。しっかり読んでくれよ。

 でも、たまにでも、そばにいてくれて、ありがとう。

12
 
 11を読み返し、消したくなった。しかしまあ、取っておこう。お前が見たいのは、私の恥だろうからな。だからこそ、消したいわけだけど。

 そういえば、私の乙女のうちのひとりがうちに居座ろうとした時があった。あれは確か、冬のこと。その時のお前は、「ああ、俺は極力部屋に篭もるから、後はお好きにどうぞ。でも、リビングと廊下は使うから、見られたら困ることをするなら、鍵のかかる部屋でやってね。よろしく。」と言った。ふざけるな。追い出せ、お前が。
 しかしまあ、お前の言い分もわかる。追い出そうとしたら、お前は悪者になってしまう。と思ったら違った。5日くらい経ってあの子が帰った後、「君たちの声、最高だった。にしても、なんで防音室でやらなかったの?ま、レイちゃんは優しいから、聞こえるようにしてくれたんだよね。ありがとう。」などと言い出した。

 防音室は音楽の練習のために作ったのであり、そういうことのために作ったのではない。お前が作った歌いづらい曲を練習するために作ったんだ。その場でそんなことを……。それと、何をしているんだお前は。もしかして、部屋に篭ってても聞こえた?

 そういえば、お前が作った曲、色んな女が歌っているみたいだ。動画サイトに行くとたくさんある。いや、「あった」になっているかもしれないが。お前に聴かせてみた時、「レイちゃんが一番なんだよなぁ。まあ、レイちゃんのために作ってるからね。にしてもなー、みんなこの曲、レイちゃんが作ってると思ってるのか。なんとなく申し訳無いからさ、レイちゃんも早く曲作ったら?作詞だけでもやりなよ。」などと言った。
 ちなみに、男が歌っているのを聴く度に、何かを奪われている気がした。上手くないものに関しては別だが、売れそうな歌に仕上がっているものを聴く度に、「お前は本当はこのように歌いたいんだろうな」と思う。
 でもお前は、「レイちゃんみたいに歌いたいんだよね。まあ、ソックリにやっても意味無いし」と、うだうだ言うんだろう。知ってる。

13

 私の名前の由来を親に訊いてみたことがある。母は「知らない」と言い、父は伊集院レイという人物について教えてくれた。そして、「あいつ(母のことだ)には黙っておいてくれ」と。まあ、わかる。そうだろうな。そして、思ってた以上に期待通りだったらしい。
 私の親はなかなかにおかしい。でも、最高の親。そう思う。お前のところはどうだっけ?
 
 そう言えば、お前の人生について、あまり知らない。教えてもらうとするか。


14

 「そうねぇ……。野球が上手くないことで、色んなところから拗れて行ったんだと思う。まあ、遺伝とか、色んな要因ってあるじゃん。向いてることをやっていても、結局は野球をしたくなったんだよね。まあ、レイちゃんと一緒にいられるなら、別になんでもいいけどね。そういえば、昨晩はどんな女を……」

 お前はそう言ったが、よくわからなかった。ただ、私も私で、どこか拗れている。最高の親だけれど、私が望んでいたような愛情は貰えなかった気がする。

 まあ、仕方無い。完璧な人間などいないのだから……。

15

 サイン会。恐ろしいことを訊いてくる女がいた。「あの、もしかして、旦那さんが書いてます?『恋愛の時間』の歌詞。女性にあれが書けるとは思えないんですよ、どうしても。あなたの旦那さん、気前良く曲を貸してくれそうじゃないですか。それと、あのインタビュー記事と同じ匂いがして……。」と。眼鏡の奥の表情が怖かった。
 上手く誤魔化せたか、わからない。でも、私は誰のために、誤魔化したのだろうか。私のためだろうか。いや、私は、お前が作ったとわかった方が良いと思っているのだが。でも、お前は隠そうとする。しかしながら、なんでインタビューになど応じたのか。

 お前は「え、いや、だってさ。女と女の恋愛を眺めたり、その話を聞きたい男もいるってわかった方が、女と女の恋愛が増えそうじゃん?潮見レイの夫なわけだし、俺。」と答えた。

 お前にとっての人生は、何なのだろうか。一生、わからないと思う。

16

 15で書いた眼鏡の女を食べた。それで、『恋愛の時間』は潮見レイが作詞作曲したものだと納得したらしい……。いや、もちろん、眼鏡の女の最初の直感が正しかったわけだが。

 お前が「男の雑味」の話をしてくれた時のこと、覚えているか?「実際の男は、達人でもない限り、君みたいに丁寧に動かない。もっと、動きが飛んだり、軸をその場に保ったまま動くものだ。まあ、俺の動きは参考にならないけど。」といった感じの内容だったと思うが。
 そして、その言う通りに動いた。「性欲のせいで動きが乱れた」ということにして。そしたら、騙されてくれた。「男のような性欲を、あなたも持っている」と。なんということだろうか。

 しかし、この話を今のお前にしたら絶対に調子に乗るから、ここに書いておく。それにしてもまあ、ただの備忘録になってないか?この遺書。読み返していて、私が読んでも面白いなと思う。およそ、何を書いたかなんて忘れてしまうし。
 
 ちなみに、食った女の話はなるべくしないことにする。そんなことをしても、お前が喜ぶだけだ。そのために書いてるわけではない。


17

 お前がうるさいから作詞作曲をして、いつもの編曲家のところに持っていった。そしたら、「これ、旦那さんが作ったでしょ」と返された。なんということか。ちなみに、今までは全く何も言われないどころか、「君らしい良い曲だ。」と言われる。毎度毎度。
 という話をお前にしたら、「へー。じゃあ、俺が歌おうかな。面白いじゃん、それ。その曲は俺が作ったことにしとくね。」などと言い出した。
 
 あの時の私は頷いたが、本当は嫌だった。私が初めて作詞作曲した曲だぞ!はぁ、なんで、本当に作った曲は、お前の曲になってしまうんだ……。いや、それ言ったらさ、私名義でお前が作った曲が大量にあるんだよな……。はぁ、なんでお前に振り回されてるんだ……。まあ、どうせお前も振り回されてるって言うだろうし。振り回し合う関係というところだろうか。

 不思議なことに、私の曲を歌うお前、活き活きしてるんだよな。なんだろう、「潮見レイにできないことをやってやる」みたいな、そういう感じにも見える。まあ、私、一応、女の身体で生まれてるし……。一応?

 で、これを読む頃のお前は忘れてそうだから書いておくが、「潮見レイの夫のデビューアルバムとして」、「私が書いて、お前が歌った曲たち」は結構売れた。まあ、私のほどじゃないけどな。

 ちなみに、その編曲家には後ほど、「正直って、大事だよね。」と言われた。いや、嘘ついたら正直者扱いされるって……。ひとまず、お前のありがたさがわかった。私が嘘をついてるかどうか、しっかりわかるからな。いや、たまに困るけど。

18

 そういえば、お前の苗字、潮見なんだよな。私と同じ。結婚するってなった時、「潮見になりたい」と言い出したんだ、お前が。うーむ、なんでそうなったのか。まあ、都合良いけどさ。旧姓とか、めんどくさいじゃん。お前はまあ、関係無いだろうけどさ。
 そして、Kって確か、お前の苗字から取ったんだよな。「旧姓を少しでも感じられるように」とかいう名目で。時々、K-潮見と表記されたりするが、あれは旧姓と今の苗字が合わさったものになっている。なんなんだ。
 そういえば、お前の下の名前、なんだっけ?長らく呼んでなかった。お前って呼ぶか、Kって呼ぶか、だいたいどっちかだからな。まあ、公の場で、うっかりお前の名前を出さないためにも、忘れたままでいいか。
 にしても、夫の名前を知らないって……。たまに困るんだよな。まあ、いいか。ずっと家にいるのは
お前だし。な?

19

 「7日間、仕事も女遊びもしない。ずっと家にいる。」とお前に告げたところ、また体温計を持ってきやがった。そして、ビンタされて喜ぶお前を眺めて、何故か安心するようになってしまった。うーむ、何故だろう。ちなみに、訊いてみたところ、「レイちゃんがビンタする相手って、俺くらいでしょ。デュフフ。」と、何やら気味の悪い笑い方をしていた。はぁ。
 
 まあ、この7日間が楽しかったわけだ。いや、なんで私、女遊びしてお前を放ったらかしてるんだろうと思うくらいに。あの時のお前は、本心ではどうだったんだろうか?私の骨にでも語りかけてくれ。いや、つまらなかったなら、何も言わないで。

 お前は、どんな私を見せても、たいていは受け入れてくれる。ただのマゾヒストなのかもしれないが、まあ、どうなんだろうか。お前が相手していた女の話を聞く限りでは、お前がS側なんだけどな。と思って訊いてみたら、「理想のSがいなかったから、Sをやってただけだよ。レイちゃんと結婚できてよかった。」だとさ。本当なのだろうか。お前の言葉は、どうも信用できない。嘘つくの、どうせ上手いだろうし。っていうか、なんで、ゴーストライターをやっていることを隠し通せるんだ。
 はぁ、こうして書く文章が、元々の潮見レイに近付いていく……。まあ、どうせお前しか見ないんだし、どうでもいいか。いや、でもお前、出版しそうだな、これ。やめてくれ。頼むから、やめてくれ。恥ずかしいから。
 
 それでも、恥ずかしい私も、お前になら見せられるんだな。よかった、お前と結婚できて。でも、大嫌い。「まだ大丈夫なの?君の乙女たちは?」とか訊いてくるんだもん。まだ5日目だったのに。お前のことだけ考えていたかったのに。
 
 やっぱり、最後は心中する。死の3日前くらいにこれを読ませてやることにしよう。それでいいだろう。もし、もっとしっかり相手してくれるなら、心中はやめにして、しっかり二人で生きる。そうしよう。でもなぁ、なんでさ、お前、私の恋愛遍歴を聞きたがるんだ?わからん。もういいだろう。50人目くらいから、もう話すの飽きてるんだが……。まあ、お前が喜ぶから、話しちゃうんだけどさ。


20

 「レイちゃん、なんでそんなに女にモテるの?いや、そうじゃないか。どうやったら、そんなにモテるようになったの?」とお前が訊いてきた。「私の恋愛遍歴を聞いて、何が楽しいんだ?」と訊いてみた時に、お前がそう訊いてきた。「レイちゃんが抱いた女の話を聴く度に、レイちゃんのことが深くわかっていく感じがする」とも言ってたな。

 「わからない。それより、添い寝して。」が私の答えだったけど、この遺書の中では教えておく。申し訳無いけど、お前がモテないのはもう仕方無い。お前は本当に、マニア向けの存在なんだ。というか、色々とおかしいんだ、お前は。お前で喜ぶのは、たぶん私くらいだ。あ、いや、いたなぁ、おかしいのが。なんだっけ、2に出てきたアイツ。あれ以降、お前には一度も会わせてないと思う。コッソリ会ってるかもしれないけど。それは無いといいな。

 それよりだ。お前、どこでその技を身に着けた。私を快楽漬けにしてるの、お前くらいだぞ。はぁ、そういえば、「男の味も、人生で一度くらいは知っておくか」ってことで始まったのに、もう何十回目なんだろう。1週間空けたりすると、お前さ、少し休憩を挟んで何回も何回もやるじゃん。応じる私も私だけどさ。
 はぁ、嫌いだ。でもなぁ、愛しちゃったから、しょうがないんだよな。

21

 「レイちゃん、既にできてると思うけどなぁ。ああ、君の乙女たちに教えたいのね。相手の心の穴を、丁寧に丁寧に触ればいいんだよ。というかなんだろう。えーっとね、そもそも、相手の心にどうやって侵入するかだけど……。レイちゃんの場合はさ、歌ってる時の感覚でいればいいんだと思う。相手にどうやって、自分の感情を届けるか。それでしょ。」

 そう言ってたお前を直後に襲って快楽漬けにして、とても楽しかった。泣いてたな、お前。かわいかった。大好き。

22

 2の乙女、まだお前と交わろうとしている。黙って襲っておいた。お前、モテないなんてことは無いんだよな。やっぱり。私が近付けないけど。
 でもなぁ、みんな、私に捨てられそうになると言うこと聞くんだよなぁ。私、そんなに怖い?

23

 「レイちゃんはいつでも怖いよ。」というのが、「私のことが怖くなること、ある?」に対しての、お前の返答。「レイちゃんがビンタする時、気持ち良いくらいに手加減してくれてるのも知ってるよ。」と言われた私は、気付いたら本気でビンタしてた。あれは本気だ。MAXだ。でもお前、まだ手加減してると思ってるんだよな。
 違うよ。お前相手にはできないんだ。なんだかんだ、大事だから。はぁ、心中、本当にできるのかな。私だけ死んだら、お前、悲しむんだろうな。悲しまなかったら、それはそれで、一生呪ってやるけど。私のこと以外を考えられなくしてやる。

24

 「レイちゃーん、助けてー。」と、気の抜けた声でお前が言った。何かと思えば、構ってほしいと。なんだそれ。心配して損した。「言われればいつでも構うのに。仕事の時以外なら、いつでも。」と、口から出そうとしたら、出なかった。いや、本当は、仕事だってサボっていいんだよ、ライブ以外なら。レコーディングもまずいかな。あるじゃん、よくわかんない打ち合わせ。あれはサボっていい。

 もしかして、お前、寂しいけど、それを誤魔化してたりするのか?いや、それは私もなんだけどさ。なんだけど。どうしようかな。
 
 あとさ、お前が本気で私のことを好きなの、やっとわかったよ。やっと。ごめん。

25

 「女遊びはそろそろ辞める」と言った時のお前、驚き過ぎ。あのカップ、高いんだぞ。なんてことを。いや、いいんだけどさ。
 口では嫌がりながら、表情は喜んでたからな、お前。これを読んで思い出せよ。あ、そうだ。「気持ち良かった。好き。」って言いそびれた。しょうがないじゃん。まあ、伝えるのは、お前がこれを読む時でいいか。

26

 これ書いてる時、ヒヤヒヤするんだよなぁ。お前がいきなり覗き込んできたらどうしようって。少なくとも、今のお前には絶対に見せたくない。いや、でもなぁ。伝えるべきことは伝えた方が良いんだろうな、とは思うわけで。変な気分になるのは、ずっと一緒にいる人間相手に伝えてないことがあるっていうこと。まあ、ヘソクリみたいなものだと思ってほしい。良い遺産だろ?


27

 「レイちゃんごめん。」と言いながら、お前が襲ってきた。いや、我慢しなくていいんだって。でもさ、私、不機嫌になってたよな、最近。言い出しづらかっただろうな、きっと。って、またここに書くんだけど。言えない。だからなんだろうな、私から言わないと、何も始まらないの。いつもいつも、言い出しづらそうにお前が言って、私の気分次第で始まって。そうなんだよなぁ。
 
28

 今度は私から襲った。どうだった?好きって何回も言ったけど、届いた?答えは、私の骨にでも言ってくれ。いや、やっぱり、無し。明日訊こう。

29
 
 「やっぱり、襲われる方が楽しい。」と、お前が言い出した。なんだよもう。「私も」って言うか、迷ったじゃん。もう。嫌いだ。

30

 風邪引きやがって。なんだよ。襲ったのは、一緒に風邪引きたいからだからな。でも、体温高い方が気持ち良いって、本当なんだな。なんだろう。やっとお前、素直になってきたよな。

31

 風邪引いてたから書けなかった。なんだよ、お前だけさっさと治りやがって。でも、看病されるの、よかった。そして、レコーディング延期。もういいや。印税だけで十分だろ。ギター欲しいってお前が言わなくなったからな。っていうか、今ある分の半分で十分だろ。お前、別にレコーディングに参加しないし。そもそも、別にギター上手くないし。
 ってお前に言ったら、「え、レイちゃんが稼ぐ印税、そんなに少ないの?ってか、どのくらい貯まってるの?」って。そういえばそうだ。あの曲、お前が作った曲なんだよな。すっかり忘れる。ギター買うより、貯めた方がいいと思うんだよね、金は。だってさ、お前、無駄遣いするじゃん。お年玉を没収してきた母の気持ちがわかったよ。やっと。

 それはそうと、もう31なんだよな、この遺書。何気なく番号振ってたけど、そうなんだよ。よくぞまあ、ここまで書いたものだ。ただまあ、私が死んだ後のお前に言いたいことはまだまだあって……。いや、毎日毎日増えて行くんだよ。今のお前には言いたくないことが。
 でもなぁ、どうするんだ?私が死んだ後にこれを見て、お前が後悔したら嫌だな、とも思うわけで。困ったものだ。まあ、見せないけどね、今は。


32
  
 「ねぇ、レイちゃん。俺と結婚して、よかった?」と、お前が訊いてきた。勿論なんだけど、なんだかなぁ。訊かないでも、わかってよ。

33

 「レイちゃんどうしよう。レイちゃん、歌が下手になってる」とお前が言い出した。「たぶん、女遊びしてないから」とも。聴いてみても、よくわかんなかった。別に私、耳は良くないし。
 「作る曲の傾向を変えてみる」とのことだが、どうなるか。ただ、そろそろ私が曲を作ってもいいのかな、と思う。今なら、書けると思うんだ。お前に向けて書けば、いいんだろ?そうだろ?

34

 また曲作りについて訊いてみたら、「詞先でやってみたら?」とのことだった。というか、お前もそうしてたのか。早く言えよ。こっちの方がやりやすいんだから。
 

35

 「ああ、やっと、潮見レイが歌うための曲を潮見レイが作ったんだね。」とお前が言った。「ただ、今まで聴いてきた人は、あんまり良く思わないかもね。まあ、違う傾向のライブをやったり、アルバムを作れば良いんじゃないかな。」というのも付け加えて。よかった。

 ただ、「自分で作った曲を初めて人前で歌う」という感動を共有できるのが、お前しかいないのが虚しい。まあいいか。秘密って、そういうことだもんな。

 でもなぁ。意外とアッサリだったな。なんだよ、詞先かよ。でも、あれだな。似た者同士なんだな、私達。


36

 「レイちゃんがずっと家に居るって、凄いことだなぁと思ってたんだけど、慣れてきた。なんというか、やっと安心感に安心できるというか、なんというか。」とお前が言った。私に抱き着きながら。今までのは何だったのだろうか。でもまあ、変な夫婦生活だったなぁ。
 妻が女遊びをし、夫が待つ。こういう家庭、他所にあるのかなぁ。ただ、我が家はもう、違うんだよな。
 「我慢してたの?」と訊いてみたら、「そういうわけじゃないけれど……。でも、レイちゃんが家に居ると嬉しい」と答えた。なんだ、我慢してたんじゃん。かわいいけどさ、なんだろう。
 そして、乙女たちをどうするか、一切考えてなかった。うーむ、どうしようか。

37


小説『夫婦の往復書簡』 時々、書き足されていく



 往復書簡と言っても、何を書けばいいんだろう。教えて。

1’

 書きたいことを書けばいい。のだけれど、そう言われて書けるなら、書いているか。
なんで「往復書簡をやろう」などと言い出したかというと、簡単に言ってしまえば、「君はたぶん、喋るよりも文章の方が面白いものを表出できるから」である。
 まあ、折角だし、これを訊いてみよう。「あの日の路上ライブ、どこがどうよかったの?」
なんというか、あれがキッカケで、年俸2億+出来高の契約結婚とやらを君の父親と締結できて、なおかつ、君との関係も面白くて大儲け。やったね。と思うわけだけど、あの日ってそんなに調子が良かったわけでもないんだよね。調子が良くなかったからこそ、「あれをずっと聴いている人が何を考えているのか気になる」ってことで、君と食事に行き、良い感じに奢ってもらっちゃったわけだけど、音楽の話は一切しなかったし。

 というわけで、「あの日の路上ライブ、どこがどうよかったの?」ということで、よろしく。



 「あの日の路上ライブ、どこがどうよかったの?」って言われても……。「よくわかんないけど、聴いていたかった」ってだけじゃ、ダメ?私、音楽のこと、サッパリわかんないし……。
 あ、そうだ。私も歌いたいの。歌、教えて。

2’

 それ、いいね。ただね、歌って、教える教わるものじゃないんだよね。喉の鍛え方と、「こうやるとそれっぽくできるよ」ってのは示せるけど。まあ、とりあえずカラオケに行こうか。



 カラオケ楽しかった!上手く歌えてるかはわからないけど。
ねぇ、おうちにいる時にも、もっと歌ってよ。もっと、あなたの歌を聴きたい。

3’

 それはよかった。でもなぁ、いざ歌えって言われても、困る。自分で歌うより、君の歌を聴いていた方が楽しいし。
 まあ、俺が伴奏やればいいんだな。暇だし、色々と練習しておこう。カラオケで歌ってた曲を覚えればいい?



 あなたの作った曲がいい。

4’

 了解。ただね、路上ライブ、全部、即興でやってたんだ。まあ、昔作った曲を授けよう。



 あなたが作った曲、難しいのね。歌ってみてわかった。

5’

 えーっとねぇ、最近のJ-POP、J-ROCKが歌いやすすぎるだけなんだ。カラオケで歌うと印税が入るから、その関係で。あとはまあ、そんなに上手な人がいないってのもあって。あ、技術的な話であって、表現がどうとかの話じゃないよ?
 男性ボーカルはさ、高音域アピールのためにキーが無駄に高かったりするけど、君は女性だからね(書くまでもないか)。
 まあ、歌いやすい曲も作るね、そのうち。あ、そうだ。今日のセックスさ、君の声が凄く良かった。あの声で歌って。



 「あの声で歌って」って……。わかんないよ。っていうかさ、覚えてないの。途中から。勿体無いことをしてるなぁ。でもね、幸せなんだ。朝起きた時、満たされてるから。でもさ、いいの?子育てとか。本当はしたいんじゃないの?今は私のお父さんが育ててるわけだけど、それで。また子供ができたら、今回は育ててみない?

6’

 前にも言った気がするけれど、君の相手ができれば、それでいいんだ。本当は、俺は俺の抱える問題で忙しいんだけどさ。それより、妊娠中、大変そうだよね。お手伝いさんが色々とやってくれてるから、俺は特に何もしていない。代わってあげられないからね、そこは。
 君がどうしてもというなら、まあ、子育てしてもいいんだけど。でもなぁ、君は君の幸せを追い掛けてもいいんだと思う。とか書くと、俺が君の邪魔になったらどうするんだろう、って思うけど。

 そういえば、前に相手してた人に、「君と同居したら、家にでっかい猫が増えるだけだよ」って言われたのを思い出した。それもそうだよね。俺、何もしてないし。まあ、遊ぶのと、君と関わること以外、別に、やりたいことなんて無いし、それ以外は別にやりたいことは無いし。凄いよね、テレビで野球を3試合見て、合間に将棋とかやって、そして、君とセックスして、そうしたら、一日が終わってるんだ。
 俺は俺で、このままがいいな。



 じゃあ、いいかな、私は。あなたの言う通りにするね。
それよりさ、気になるんだけど、私、捨てられないよね?他の女の話が出てくる度に、不安になる。だってさ、だって。私だよ?初めての彼氏がいきなり結婚相手になっちゃって、何がなんだかわからないから……。
 気に入らないところとかがあったら直すから、捨てないでね、私のこと。

7’

 不満があればまあ、すぐに言うから安心してね。でもなぁ、なんでそんなに不安になってるんだろう?捨てられるの、たぶん俺の方だろうし。
 まあ、とりあえず、人生の最後まで一緒がいいな。どっちが先に死ぬんだろう。
 
 あ、そうだ。どうしても他の人とセックスしたくなった場合、どうすればいい?バレないようにした方が良いのか、君に紹介して「この人の相手をしたいけど大丈夫か」って確認した方が良いのか。
 
 まあ、その心配は要らないと思うけどね。うちら、相性良いから。そうでしょ?君とのセックスが、俺との人生で一番良いから。君は、そうか。俺以外の相手をしていないのか。
 それよりあれだ、「君と他の女のセックスを見たくなった場合」どうすればいいかだ。それ、叶う?



 私だけを見て。

8’

 わかった。傍に居てくれない人に言われたら困るけど、君なら大丈夫。あー、前は大変だった。なんというかさ、人と関わるモードになると、どんどんどんどん、ひとり遊びが下手になるの。その状態で会ってもらえなかったりして、どうしていいのやらって思ってた。
 君と結婚できてよかった。だってさ、ずっと一緒にいられるわけじゃん。金の心配をしなくていいからね。
 でも、ひとりで遊びに行きたい時は言ってね。俺もたまに、そういう日はあるし。



 ひとりで遊ぶって、何をすればいいんだろう。別に、無い。

 あなたが私の生き甲斐だから。あなたがひとりで部屋に篭っちゃう時だって嫌なくらいだし。って何度言ってもあなたは疑うけど、本当だよ?だってさ、あの出会いの日だってさ、どこでどう死のうか考えながら歩いてたわけだから。あなたのおかげで今、生きてる。本当に。
 よかった。あなたが食事に誘ってくれて。路上ライブだけでも、何日か分は生き延びたと思うけどね。

9’

 え、そんなに大変な状態だったの?たしかにさ、暗い雰囲気だなぁとは思ったけど。まあ、暗い女が好みなんだ。ご存知の通り。
 で、今も暗いままでいてくれているわけだけど、捨てられる恐怖でそうなってる?いや、明るくなってくれてもいいんだよ?どっちでもいいんだけどさ。
 ちなみに、君がもし捨てられることになるとしたら……。うーん、思い付かない。飽きられるのが心配だったら、そうだなぁ。何か新しいことを始めてみて。
 あ、そうだ。化粧とか、別に無理しなくていいというか、それやってる暇があったら、膝枕よろしく。野球見ながらソファに寝転がってる時も、触っていてほしい。

10

 わかった。ねえ、本当に飽きない?だって、私だよ?

10’

 改造していいなら、間違い無く大丈夫。

11

 よかった。

11’

 そういえば、「だって、私だよ?」って、どういう意味なんだろう。まあ、自信のある君になってほしくなったら、俺がそうするからいいか。

12

 自信、早く欲しい。

12’

 まだ早い。そのままの君を、まだ味わいたいんだ。それにしても、ここまでよく飽きたりしなかったなぁ、俺。言われてみて気付いた。
 なんというか、ずっと新婚気分なんだよね。子供は君の父親たちが育ててるから。というか、君が子供の教育がどうとか、あれこれやり始めてたら俺はどっか行ってたかもしれない。
 飽きるとかよりもさ、俺が君にとって一番大事な存在であり続けることが大事なような気がしていて。いや、君が君にとって一番大事な人になるなら、それはそれで歓迎するけどね。子供とか親とか、そういうのを一番にされたら、「ああ、俺はここに要らないんだな」って思うだろうと思う。

 必要とされたいんだな、俺は。きっとね。
 

13

 あなたこそ、何が不安なの?

13’
 
 不安だよ。未来の全てが。まあ、なるべく、今この瞬間のこと以外は考えないようにしてるけどね。「未来の俺がなんとかしてくれる」って発想もまあ、アリなんだけどさ。とりあえず今、お互い楽しく生きてるわけだし。
 そういえば、「君が」「俺を」捨てる時って、どういう時なんだろう。


14

 私だけを見なくなった時。ねぇ、不安になるんだけど。今の幸せ、絶対に離したくない。

14’

 もっと幸せになろう。ふたりで。

15

 今日、いつもよりあなたが優しい気がした。気のせい?

15’

 そういう気分だったから。

16

 気分で浮気したりするってこと?

16’

 そうかもね。まあ、君次第。っていうか、俺の相手をしてるうちに君がモテるようになっちゃったら、君こそどっか行っちゃいそう。そこなんだよね。

17

 友達もいないんだよ?私。

17’
 
 だからこそ。

18

 わかんない。ねえ、嫌だよ?

18’

 まあ、そのための契約書だから。ね?

19

 違うの。そうじゃなくて、私だけを見ているあなたでいてほしいの。私に足りないところがあるなら、なんでもするから。

19’

 そう。もしかしたら、引き算が必要なのかも。でもまあ、今のところは特に何も無いから、気にしないで。

20


武田梵声のフースラーメソードとかのボイトレをやってたら歌えなくなった(歌えなくなりそうな)人のためのレッスン(長々と喋るタイプの) 「あなた個人が何のために歌うのか」の話

 歌う衝動とやら、どこへ行った?

 とりあえず、この人生は短い。前世の記憶とやらは覚えていない。たぶん、来世も今世のことは覚えていないだろうし、そもそも、来世や前世があるのかも知らない。来年生きているのかどうかも、確定的ではない。1時間後のことだってわからんだろう。そう思ったら、今、歌いたいように歌っておいた方が良いであろう。

 正直なところ、私はもはや、野生の声とやらに興味は無い。野々村竜太郎と豊田真由子を聴いておけば十分だ。そっから先は、法律の範囲内で好き勝手にやればいい。だって、どうだっていいじゃないか。人生は短いのだから。そして、野々村と豊田と武田梵声がいるのだから、別にあなたが野生の声を手に入れる必要は無いわけだ(どうしても欲しいなら話は別だが、どうなのかは、胸と前頭前野があるあたりを触りながら、よく確かめてほしい)。
 というか、さっさと武田梵声がステージ上で歌えばいい。何のための修行なのか、とも思うし、武田梵声は今の所、そこまで凄い歌い手を輩出したわけでもないのだから(いるなら、URLとかを送ってほしい)。「武田梵声は芸能教師として、本当に優秀なの?それよりも、今ある声や、笑いのセンスを活かした方がいいのでは?(ってか、お笑いやれよ)」くらいの話である。

 ただ、「好き勝手やればいい」と言われても困る人はたくさんいるだろう。何故かと言えば、フースラーメソードをやった結果、喉の偏りが少なくなってしまっているから。「自己表現をしましょう」と言われて多くの人は、自らの偏りを表に出すことになる(というかまあ、最初から出てる。「偏りをより色濃く表出する」という書き方の方が正確だろうか)。
 しかしながら、その偏りが無くなっているわけだから、困るわけだ。「色々とできてしまうからこそ、何もできない」という状態が存在する。他のボイトレでも、同じことかもしれない。

 そこを打破するにはどうすればいいか。の話をお教えするのが今回の企画である。手段は複数あるため、話をしながら、どれをお教えするか決定することとなる。


・都内で実施。5時間10万円。メールサポート半年間。

これで行う。

 受講資格は別に特に決めていないが、「この内容で10万円出そうと思う人」というのは一応ある。また、武田梵声のレッスンなり講演を受けたことがあるかどうかは、特に気にしない。「ボイストレーニングをやって、その結果、何をどう歌っていいかわからなくなった人、わからなくなりそうな人」であれば、もはや誰だっていい。というか、それはなかなかに深刻な問題である。

 「一応は歌えるけど、これだと満足してないからどうにかしたい」というご要望であれば、どうするかご相談の上で行う。事前に音声ファイルや、動画のURL等を送っていただくということにしてもいい。

 ちなみに、武田梵声以外の人のところでボイトレをやっていて「どう歌っていいかわからなくなった」という方は、「そこで教わったこと、一回全部無視して歌ってごらん」の一言で話が済むかもしれない。話が済まない場合、受講していただければよいと思う。


メールアドレス

painlessmental@gmail.com

【新約苫米地式コーチング】あなたにとってのコーチングは、本当にWant toですか?

「そもそも、なんでコーチングだとかなんだとか言って、ゴール設定だとかセルフトークのコントールだとか、アファメーションとかビジュアライゼーションとか、そういうことをしているの?」という問題がある。

つまるところ、セルフコーチングの実践がHave toになっていないだろうか?

正直言う。セルフコーチングについては、俺はもうめんどくさい。ただ、どれも、「遊びとして」やりたい時がある。そう、あるのだ。他者に対してのコーチングは、Want toである。ただ、話が通じるクライアントでないと面倒なため、記事を少し難しくしている(「少しじゃないんですけど」というツッコミをしたかったら、コメント欄でしてくれればいいと思う)。そうして集まったクライアントなら、俺の話が「そもそも何を言っているのか」少しはわかるだろう。少しで十分だ。少しわかれば、変化は大きく出る。

で、遊びという枠組みにセルフコーチングが入らない時期があった。その時に思ったことは、「ああ、別に、セルフコーチングなんてしなくていいんじゃん」ということであった。引き寄せの法則で遊んだり、野球をしたり、「苫米地英人?誰それ?」と言い出すような人と喋るなど、あれこれやっていたが、それで十分だし、その中でも、「気付いたら」ステータスクオの外(現状の外)のゴールが見付かっていた。そういうものだ。探し物をしている時に、想定外の面白い物が見付かったりするのと同様に。


しかしながら、セルフコーチングやコーチングについて学ぶことは、無駄なことなのかと言われれば、そんなことは無い。むしろ、知っておいた方が良い。潜在意識が「なんか、このままだとつまんない気がするんですけど」と言い出した際、ステータスクオの外のゴールをしっかり探し始めるからだ。

ステータスクオの外側のゴールを探す時に厄介なのが、「探そうと思って探すと大変である」ということである。それもそうだ。表の意識(顕在意識)が探せるゴールは、非常に限られている。というか、表の意識で探して見るかるようなものであれば、「ゴール難民」は発生しないだろう。

ただ、「ゴール設定とゴール探し」をWant toでやっている人であれば、話は別である。ただ、多くの場合、「苫米地英人と、その愉快な弟子たち」という権威に従ってHave toでゴールを持とうとしてしまうから、上手く行かない。創造性が何よりも発揮されるのがゴール設定であるというのに、創造性が何よりも発揮”されない”状態である「Have toでゴール設定をする」ということをやっているから、いつまで経っても見付からないか、ステータスクオの内側のゴールを、ステータスクオの外側のゴールであると思い込もうとする。
ちなみに、苫米地英人にとっての、「戦争を無くす」というゴールがこれにあたる。苫米地英人が、戦争を仕掛ける側の人に対して遠隔恐怖技なり何やらで戦争を辞めさせれば、達成できてしまうのだから。「やらないからできない」だけである。まだできないということであれば、もっと修行すればいいだけの話だ。
また、差別の方は、私は興味無い。差別があろうが、「全員が幸福で、だいたい80年以上生きられる」という状況であれば、別に良いだろうと思うからだ。「お前の肌は黄色いから、このコミュニティには入れない」などと言われても、他に入りたい最高のコミュニティがあってそこに入って幸福ならば、別に良いだろう(どう思うかはまあ、あなた次第だが)。というか、差別だけ無くしても、どうしようもない。「全員が不幸になる」という形で差別が無くなっても、誰も得しないどころか、不幸な人が増えるだけだ。


余談だが、苫米地英人にとってのコーチングは、本当にWant toなのだろうか?フォレスト出版から出ているDVDである『ニルヴァーナ』には、「コーチングセッション中は本音を言わない。本当は言いたいけど、言わない。」とあった(別に見る必要は無い。その金があるなら、半分を俺に払ってコーチングを受け(この記事を見た、と言ってくれれば優遇する)、もう半分で葉巻かパイプを買った方が良いだろう)。ゴールにも口出ししないが、それで本当にWant toなのだろうか?そもそも、なんで苫米地英人ほどの人が、ルータイス程度の人(博士号を持っていない!教育学修士だったと思う。そして、特殊な修行もしていない。)が作った「エビデンスも無ければ、別に破っても特にペナルティが無いルール」を律儀に守っているのだろうか?よくよく考えてみてほしい。


なんでコーチングがあるかって言うと、「やりたいことをやればいい。ただし、自己責任で」と言われて、「その一言でやりたいことが見付かれば苦労せんわ」と思う人がいるから、である。他にも、「まあまあ面白いことはあるけど、もっと面白いことがしたい」だとか、「今の自分が今の自分を好きじゃないってことはわかるんだけど、どこがどう不満なのかサッパリわからない。そこを解決しないことには、やりたいこととか言われてもよくわかんない。」だとか、色々とあるだろう。

そういう人のために私はコーチングをしているし、苫米地式認定コーチの皆様もコーチングをしているはずである(まあ、煩悩のためにコーチングをしたり、自己嫌悪を誤魔化すために無理に社会貢献としてコーチングをしてたりする人もいるだろうけどね。)。


メールアドレス painlessmental@gmail.com

ネガティブラポールのマネジメントの裏の技 【新約苫米地式コーチング】

ビ・ハイア事件を受け、「苫米地英人も青山龍も、ネガティブラポールのマネジメントができていない」ということがハッキリしたわけだが、どうすればいいのか。

これは単純で、「ネガティブラポールは常に発生し得るものだと受け入れる」ということがある。というよりかは、本来、クライアントはコーチを超えるべきなのだ(常に速いペースでコーチは成長していく必要があるわけだが)。「あのコーチ、大したことない」とクライアントに思っていただくことが、ある種の成功である。そうでないと、「永久に自分は◯◯コーチを越えられない」と思っていることになってしまう。わかるだろうか?
だから、現在の苫米地式コーチング(新約ではない方)に階級があるのはおかしいし、それが、おかしなことになっている原因でもあるのだ。

この話が当て嵌まらないのは、「コーチになりたいわけではない人を相手にコーチングをした場合」である。それならば、永久に「◯◯コーチのおかげ」で構わない。その場合、越える必要は、どこにも無いのだから。あとは、コーチは「死因は老衰」と言われる年までは生き続けて、時々メールのやり取りをしていればいい。それで十分だ。


ただ、そうは言ってもできないという人もいるだろう。それならばまず、
「口コミ(くちこみ)に頼るのを辞めること」が重要である。何故か。口コミに頼るということは、裏では、「永久に「◯◯コーチのおかげ」と言わせたい」ということを意味する。「あのコーチ、大したことないよ。俺の方が凄いし」みたいなことになったら、口コミで人は来ない。マスターやグランドマスターだけが資格を出せると言っても、「ただ資格を出せるから」人を集めることができるというだけのことになる。それは、餌で人を釣ってるのと同じことである。


口コミがダメならどうするか。「儲かる」ということで募集するマーケティングも詐欺的であるとするならば、どうやって集客すればいいのか(儲かっていない苫米地式認定コーチは、腐るほどいる。だって、あんなに競合相手がいるんだもんw値下げも怒られるんだもんw)。

「面白さ」や「新規性」という枠組みがある。あとは、自分で考えてほしい。


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↑ 自分で考えてほしいと言われても困るだろうから、良い参考になるはずの本のリンクを張っておいた。ネガティブなワードを上手く使う苫米地式認定コーチがいれば、とても目立つはずだ。というよりかは、ネガティブなものを上手く使えてこそ、真のポジティブである。物事には、裏と表がある。


苫米地式コーチングの本質を教えます 苫米地式認定コーチ向け

特に語ることは無いですが、「丁寧に行う書き換え」については、存在自体を皆様が知らないと思うので、私が教えることにしました。

また、コーチングをメタ思考、または、抽象度を一つ上げた状態で眺めたことも無いコーチばかりでしょう。苫米地英人自身が、「ルータイスが言っているのだから正しい」と思考停止してしまっています。それでは、本質はわからないでしょう。

「苫米地アカデミーでも苫米地ワークスでも、苫米地英人のコーチングでも結局、コーチングの本質がわからなかった」とお思いの方がいらっしゃるでしょう。そもそも、苫米地英人がコーチングの本質を知らないのもありますが……。


初回は2時間2万円でやります。その後の本コースについては、その時に説明しますが、いきなり本コースでやりたい方は、その旨お伝えください。

ちなみに、初回に5時間とか10時間やりたい方も、応じます。初回は1時間あたり1万円です。(こちらとしては、なるべく長い時間やりたいです)。生き急いでる方、「さっさと人生変えたい」という方にオススメです(ただし、相当疲れると思います!)。

メール painlessmental@gmail.com

その他連絡手段のある方は、そちらからでも構いません。

それでは、お待ちしています。

小説を書くために、小説を読む必要は無い。なんでもいいからとりあえず書いてみると、何かが始まる。

 正直なところ、読まないで済むならば、他の人が書く小説は読まない方が良い(あるいは、読みたい作品ー人に勧められて読みたくなってしまった小説であったり、借りた小説ーがあるなら、読んだ方がいい。読みたくないのに読むようなことがあってはならないというだけのことである。ストレートのテキーラを勧められたからと言って、無理に飲まなくてもいいことと同じように)。
 何故ならば、既存の型など無視した方が、あなたの作品があなたの作品のままで存在できるからだ。型など要らないのが、小説である。野球や将棋とは違うのだ。守破離などということをやっていたら、みんなハルキになってしまいかねない。そして、ハルキが読んでいたからと言って、無理にヘミングウェイを読む必要は無い。フローズン・ダイキリを飲むだけで十分だ(あなたが、アルコールを摂取”できない”体質で生まれてしまった、あるいは、まだ未成年者なのであれば、話は別である)。

 そして、とりあえず書いてみればいい。「自分ではない誰かの日記」を書けば、それでもう小説になる。お好みの人物を(適当に)作って、その人になったつもりで、あるいは、「その人にはこう書いてほしい」と思うように書いていただければ、それらしくなる。台詞などというものは要らない。台詞を減らせば減らす程、純文学らしくなる。ライト・ノヴェルの場合、キャラクターを立たせる必要があるから、台詞が多くなるのだ。映画で台詞を与えられない登場人物が不憫に見えることを考えれば、わかるはずだ。

 比喩表現については、使いたければ使えばいい。ただ、比喩表現を多用すると、「比喩表現を多用する種類の人物が書いた日記」になる。あるいは、「どういう比喩表現を使うかのようによって」、その人物がどのような人物かが決まる。ひとつ言えることは、無理に比喩表現を使うとー特に、小難しいものであればあるほどー、読む側としては面倒な気分になる。
 人間には二種類いる。「食事中に貝殻から中身を取り出すというプロセスを必要とするパスタ」を好む人間と、好まない人間である。前者はその「手間」を好むが、後者は好まない。小説も、この話と同じである。面倒な小説を好む人間と、好まない人間がいる。この記事に関しては、前者のような文体ーそれはまるで、ハルキのなり損ないのようなーになっているものの、私が小説を読む際には、逆側の傾向を求める。
 
 あるいは、「理想の自分が書いた日記」、「もし私が逆の性別だったら」ということで書いてみても面白いだろう。好きに書けばいい。

 ひとまず言えることは、「人に見せるということを前提としない」、「とりあえず書く」ことが重要であるということだろうか。書いてみて「何かが足りない」と思わないことには、「何を足していいのか」は永久にわからない。
 これは陶芸、あるいは粘土細工によく似ている。入門者や初心者は、とりあえず捏ね始めて、それから修正した方がいい。頭に描いたイメージ通りに作れるようになるのは、早くても中級者になってからである。

 最後に、村上春樹『風の歌を聴け』の最初の一文を引用しよう。

完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」


解決したいが考えたくもない問題を、身代わり人形として置いておく

人の生き方だとかにアレコレと口を出したがる人間がいる。私も、そのひとりだ。だから、「職業という場で、それを望まない人間にはなるべくそうしないように」新約苫米地式コーチングとかいうのをやっている(ちなみに、「マインドの使い方を教える」とやらもそれに入る。使い方の型を何種類も(それこそ、流派の外のものまで含めて)教えるのであれば話は別だが)。

さて、人の生き方だとかにアレコレと口を出したがる人間というのは結構便利な存在である。「考えていて楽しくないが、解決はしたい問題」の解決策のうちのひとつを考えさせればいいのだ。それだけで、余計なことを言わなくなる。「そんなことはどうでもいい」と返ってくるかもしれないが、それはそれで1つの答えである。つまるところ、「外から見たらどうでもいい問題である」ということだ。そう言われて考えたくなったなら、自分で考えればいい。

「考えていて楽しくないが、解決はしたい問題」は複数、「すぐに言えるような状態に」しておいた方が良い。そうすれば、真剣に考えてくれそうな問題を、その場で選んで差し出すことができるようになる。そうすれば、会話する全ての人間が、無料でコーチングをやってくれる良いコーチなりアドバイザーになる。


気功をやっている人であれば、「気の玉の中に問題を全て封入しておいて、身代わり人形のカタチにして眼の前に置いておく」ということをやっておくとよいだろう。それだけで、自分で考えたい問題や、自分自身については触られず、身代わり人形だけを触ってもらえるようになる。


人にあーだこーだ言いたい人間の好物は、悩む人間だ。上司等がそういう人間で、気に入ってもらいたいのであれば、この手法を使ってみてほしい。そして、気に入られたくないなら、全く別の種類の身代わり人形を作っておいてほしい。



ちなみに、この手法を練習しまくると、「誰かに何かを相談したい時、誰に何を頼んでいいかがわkるようになる」という効用がある。むしろ、そっちがこの記事のメインディッシュである。

私がやりたいのは人間貢献であり、社会貢献ではない。

っていうか、社会って何だよ。「社会とは何か」という問題は、哲学的に議論始めると永久に話が終わらない。「どこからどこまでが社会であり、どこからどこまでが社会でないのか」などと言い始めると、永久に揉めることになる。10人くらい集まって、そのうちの1人が私であれば、永久に話が終わらない。私が飽きない限り、だが。

さて、「どこからどこまでが人間であり、どこからどこまでが人間でないのか」だが、こちらの方はそんなに困らない。「人間とは何か」だと、話が大変であるが、「目の前にいるこいつは、人間なのか人間ではないのか」みたいな話は、別に議論の対象にならない。

なんでこんな話をしているのかと言うと、「あのー、俺が書いてるブログ、社会貢献だと思ってやってるんですけどー。」と思わせるようなコメントが当ブログに来たのだ。

「頼むから、もっと面白い(と俺が感じる)コメントをくれ!」と言われても困るだろうから、まあ、数撃ちゃ当たる方式で欲しい。「つまらねー」と思ったら、こちらから削除する。それでも諦めずにコメントしてくれれば、そのうち面白いコメントになるだろう。

とまあ、そんな話がしたかったわけではないのだが、せっかく書いたのだから残しておこう。


「そもそも、社会に実体、無いでしょ。どうせ実体の無いものの話をするんだったら、神とかイデアとか、「美という概念」について話をしようぜ。そっちの方が面白いと俺は感じるのだから。」
くらいの話である。社会の話がしたい人は、どうぞ他所へ行ってほしい。いや、時給10万円以上くれるなら、するけどさ(本当は、もっと欲しい)。あくまで、ファイナンス活動として。


まあ、それはいいとしよう。何故、私が社会を蔑ろにするかというと、「社会のことにフォーカスしてると、人間にフォーカスが当たりづらくなるから」である。

「ビ・ハイア事件ってあったでしょ?あれってさ、社長が「俺と部下たちの全員が幸せならそれでいい!その上で、最高の作品を作るためのサポートをする。それが我々の存在意義。」って言ってたら、絶対発生しなかった事件じゃん。ほーら、社会貢献とか言い出すから、おかしなことになるんだよ。」だけで済む話である。

せっかくアニメ・ゲーム・マンガという、楽しいものを仕事の対象にしていたというのに、おかしなことになってしまった。本当に作りたい作品にだけ貢献すれば、みんな幸せでいられたのに。

あとの説明は、面倒だからしない。


私の興味は、「ひとりひとりの人間と細かいコミュニケーションをした上で、その人間が面白く楽しい人生を送るようになること」である。あとはまあ、どうでもいい。私が見れる数を見れれば、それでいい。マクロな話は、マクロなことを好む人がやればいい。

そして、「ある程度のハードルがある上で、受講するかどうかを決めていただく。迷っていただく。」ために、料金を設定している。ある種、どうでも良いコミュニケーションでこっちだけ丁寧に動いても、相手からしたら迷惑かもしれないわけだから、妥当な措置だろう。適当に相手してほしい人は、メールしてほしい。適当に返す。


何が言いたい記事なのかわからなくなったが、まあいいや。それでは。

丁寧料って何よ

丁寧料を払っておくと、「あ、大丈夫、わからなくても。裏の意識には届いてるから」みたいなことを言われずに済む。というのも、この手のことは、しょっちゅう言ってる。

正直なところ、表の意識が何もわかっていないということは、私にとっては何の問題も無い。ただ、少し変化が遅くなるだけである。行動を止めるのは、いつもいつもいつも表の意識。表の意識は、そもそも、「行動を止める」ことしかできないわけで。

変化した実感が無いまま変化してしまうと、日々起こる出来事が「ただの不運」に見えることもあるだろう。「それもまあ、仕方無い」で済ませたいが、そうも行かない。自転車で転んだ時に利き腕の方の肘をぶつけて、「ああ、野球は一旦やめて、曲でも作るか」と思って曲を作ってみたら、自分がやりたい音楽の方向性が増えた、みたいなことだってある。が、そう思えないと、人生というものは急につまらないゲームになってしまう。

まあ、そんなわけで皆さん、丁寧料をください。苫米地式認定コーチだかに100万円以上出すなら、その前に私に50万円ください。奴らは、「生命時間の対価として」100万円以上を平気で受け取っているわけで、「あ、大丈夫、わからなくても。裏の意識には届いてるから」みたいなことを平気で言う。


まあ、そんなもんだ。以上。

メールアドレス painlessmental@gmail.com

恋愛小説『オカシナオトコ』

12月1日

 「君が女と恋愛するところ、見てみたいんだよね。あー、どんな人が良いかなぁ。えーっと、そうだなぁ。まあ、なんでもいいや。どんな相手でも、女が相手なら君は上手くやるよ。楽しみにしてるね。」
 
 片想いの相手から、こんなことを言われた……。しかも、告白しようと思って気合い入れてメイクした、その日に。あ、そうだ。メイクも褒められちゃったの。「メイク上手だね。素材の美しさを見事に活かしてる」って。この前はネイルも。「ミントグリーンって素敵だよね」って。なんで、色の名前までわかったんだろう。っていうか、そういうところに気付くなら、気付いてよ……。
 
 人生って、何だろう。私にはもうわからない。少なくともわかったことは、私の初恋は開始すらしていなかったということである。はじめて好きになった相手に、こんなことを言われるとは……。さらば、初恋。いや、始まってないんだってば。もう、やだ。
 いつも書いている日記が、虚しいものに変わってしまった。付き合うことになったら、どこに行こうかとか、あれこれ書いてたのに……。そして、その虚しい文章の後に、これを書いている。もう、嫌だ。
 「付き合ってくれないなら、私もう死んじゃうから。」とか言ったら、付き合ってくれそうな気がする。でも、それで相手してもらっても、なんとなくおかしなことになる気がする。いや、だって、アイツ、アタマオカシイもん……。
 なんで。なんで、あんな奴を好きになってしまったのか。サッパリわからない。でも、好きなものは好き。仕方無い。あえて理由を言うならば……。はじめて私のことを受け入れてくれたオトコノコだから。だって、そうだもん。オトコノコ、酷いんだもん。オンナノコも、酷いのは多いけど。というか、あんまり人と関わりたくなかった。
 でも、そんななか、アイツは。今まで出会ってきた人間とは違った。人の話をしっかり聞いている。そう、他の人は、聞いているようで聞いていない。そのことに気付いてしまった。そして、私のことを肯定してくれる。肯定してくれるだけで落ちるなんて、とも思うけど、でも、アイツの肯定はどうもおかしい。「そこまで見てるの?」と思うような。
 実際聞いてみて、「どこを見てほしいかなんて、すぐわかるじゃん。いつもとの差分がわかればいいんだからさ。」とアイツは答えた。いや、答えになってない。なんで、はじめて会った時から……。

 
12月2日

 もう嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。なんでよ。なんで笑顔で話し掛けてくるのよ。こっちはもう泣きそう。それか、首を締めたい。でも、何か異変に気付いたみたいで、「君が男の相手をするとしても、友達を辞めるわけではない。ただ、なんとなく面倒なことになりそうだから、少し距離を置くね。あ、どんな彼氏ができても、特に興味無いから、会わせようとしないでね。頼むよ。」と言ってきた。距離を置かれたら意味無いんじゃ!
 だから言ってやった。「酷い目に遭ってきたから、もう女と恋愛はしない」と。そしたらアイツは、「詳しく訊かせて。」と。「話すと長くなる」と言ったら、明日、一緒に喫茶店に行くことになった。
 今日では困る理由は、「寝不足のままその話を訊きたくないから」ですって。なんでよ。そんなに、気合入れなくていいのに。
  
 それにしても、女に兼ねるで嫌。何よ、この漢字。嫌い。あ、まただ……。


12月3日

 首を締めてやった。何故か、喜んでいた。付き合わないなら、このまま締め続けると言った。付き合うことになった。それで満足したか?していない。するわけがない。感情の入っていない「好き」をいくら聞いても、満足できるはずが無い。そんなはず、無い。
 そもそも、付き合うってなんだ?買い物に付き合うのとは、明確に違う「付き合う」。でも、その正体がわからなかった。「ひとりの男を女と女が取り合う瞬間」に美しい世界があると、アイツは言った。意味がわからない。そして、「君を好きになる女がいたら、僕は身を引く」とアイツは言った。引くな。
 何ひとつ嬉しくないけど、付き合うことになって、キスもした。でも、本当に、アイツの気持ちが入っていないキスだった。「この状況、どっかで見たことがある。相手だけが必死なキス。楽しい。」とアイツは言った。酷い。殴った。そしたらアイツは、「かわいい」と言った。何もできなくなった。
 なんで、こんな奴を……。

12月4日
 
 そういえば、アイツはよく、元カノたちの話をしていた。アイツは喜劇のように語っていたが、実際には悲劇だ。なんで、早くから気付かなかったんだろう。
 そしてアイツは、「まあ、始まったからには、1ヶ月は続けることになるかな。嫌だったら、早く、女の恋人を見付けるように。っていうか、だから言ってたのに。やれやれ。ま、君はもう、僕が飽きるまでは僕から逃れられない。もう、楔を打っておいた。外して欲しかったら、女を連れてきてね。本来の僕の楽しみは、それだから。」などと、少し早口で言った。内容は少し間違えているかもしれない。たぶん。
 実際に、「別れる」という言葉を口にすると、身体が震えるようになった。怖い。どうしよう……。

12月5日。
 
 そういえば、なんで女と女の恋愛を見たいのか、聞いてみた。そしたら、「単純に、綺麗だから。」と答えた。
 「汚い女と女の恋愛だって、あるでしょう?」と聞いたら、「まあ、そうだね。それはそれで、興味深いけど。」と答えた。
 「男と女の恋愛の何が不満なの?」と聞いた。「たぶんもう、見飽きたんだよね。」と答えた。
 「なぜ、あなたは恋愛を見たいの?自分で今やってるのに。」と聞いた。少し考えた後、「ミュージシャンはよく、他の人のライブを見に行くよ。」と答えた。

 それが、私の彼氏。おかしい。

 
12月6日

 嫌いになりそう。でも、好き。そういえば、何ヶ月か前に、「嫌いと好きってさ、裏表なんだよね。実は、近いんだよね。興味が凄くあるということにおいて共通しているわけじゃん?」と、彼氏が言っていたのを思い出した。当時は……。友達だっけ?あれ?なんだっけ、関係性。

12月7日

 

苫米地式認定コーチのための「細かいコミュニケーションの技法」入門セッション

内容はタイトル通りです。ちょっとした動き、ちょっとした声の変化などから、相手の情報を拾うための能力を磨くトレーニングを、セッションの時間で行います。苫米地英人や、苫米地式グランドマスターコーチの田島大輔、そして、初期から苫米地式界隈にいる苫米地式マスターコーチである青山龍にはできないでしょうから、私がやることにしました。

ある意味では、「コーチ側の自我をダイナミックに動かす」ということが、書き換えにおいて重要なわけです。これは物凄く上手く行った例ですが、私がデモンストレーションとしてひとつの会話の中で5種類くらいの声を使ってみたら、「ああ、人間は簡単に変われるんだ」と気付いてしまった方がいます。

それと、「トランスに入っている時と入っていない時で、声が違う」ということを体感したことがきっとあるでしょう。それを人為的に。いや、「声を作ることによってトランスに入る方法」を授けます。


また、「背骨の使えていない部分」を使えるようにすると、思考の幅が広がるということを感じていただこうと思います。ただ、こちらについては、感覚が鋭い方でないと実感できないかもしれません。

脳神経についても、その他の神経についても、「使っていない部分はだんだん使えなくなっていく」という現象が存在します。当たり前でしょう。脳はなるべく省エネにしたいし、身体の神経もまた、脳の一部なのですから。ただ、それではつまらないので、使えるようにする。そういうところです。


正直、なんのことか、わからないと思いますが、スコトマを外すには、こういった訳のわからない物に手を出してみることが重要です。
効果が思うように出ないクライアントを抱えるコーチに必要なことを取り揃えております。正直、「ただ単に、雑だからじゃん……。必要なプロセス、すっ飛ばしてるからじゃん。」と思っていたりもするわけですが。

ぜひ、丁寧なコーチングを提供できるようになってください。


料金 5時間20万円。2回目以降は2時間6万円(2回目以降で長くやりたい場合、5時間15万円)。都内にて実施。

受講資格 「苫米地式認定コーチのための」と付けましたが、そうでない方も受講可能です。
正直、「国家資格以外、資格と名の付くものは全部ゴミか何かである」くらいに思っているので、どうでもいいです。
強いて言えば、「苫米地英人の写真」を一枚持ってきていただけると幸いです。本の帯などの、「別に、あってもなくても大丈夫なもの」にしてください(苫米地英人のことをよく知らない人の場合、不要です)。

申し込み用メールアドレス painlessmental@gmail.com

TwitterアカウントやFacebookで関わりのある人の場合、そのいずれかからの連絡の方がよいかもしれません。

続・真面目ブッ殺しセミナー inspired by 内山和久&苫米地英人&青山龍

あなたの真面目ブッ殺します!

真面目という“洗脳状態”から、自分を解放せよ 常に他人の顔色を伺う人生を今、ここで辞め 180度違う充実した人生を送る提案をあなたへ

真面目が良いなんて大嘘だ。 


という出だしの、長ったらしいセミナー募集のPDFがこの世にある(メルマガで受信した)
まあ、読みたい人は読んでほしい。

http://iihitosotsugyo.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/b62d4401e734b0fe05a46398129c411e.pdf


さて、この宣伝PDFを書いた内山和久さんは、苫米地英人からの圧力に屈している。http://www.tomabechi.jp/archives/51574282.html
この記事にある出来事だ。

まあ仕方無い。妻子ある身で「最強!苫米地弁護団」とバトルすることになったら大変なのだ。無茶はいけない。


とはいえ、「来週の同じ時間ここに来てください。僕がホンモノの社会不適合者を見せてあげましょう。それにしても、社会って意味わからんな。やれやれ。そして僕はマールボロに火を点けた。」という心境でもある。ということで、代わりにやってあげることにした。ってか、内山和久さん、テレビ局での労働を「できてしまう」人なんだよ?社会適合者じゃん。俺なら、3日でクビになる。何故なら、2日目には遅刻するから。1日目に遅刻してる可能性もある。そして、高2,高3の時の俺は、それぞれ年間遅刻回数30回オーバー!やったね!
朝から活動できるのも才能だ。覚えておくように。まあ、朝から活動できるのが社会適合者なのだけど。


さて、日時場所だが、未定だ。最初に申し込んだ人の都合に合わせる。たぶん都内でやる。あとは知らん。受けたい人は、希望日時を第三希望まで書いて送るように。


価格は13万円。本家と違って、ビデオコースは無い。何故なら、撮影する人間がいないからだ。機材も無い。20万円くれれば、どうにかして撮影するかもしれない。というか、いつやるかもわからんのだが……。

あと、たぶんどうせ人来ないから、申し込んでくれれば1対1のセミナーになる。質問し放題だ。よろしく。とか言って、1年越しに第二回が実施される可能性もあるわけだけど。まあ、申し込んだ人次第だ。よろしく。


そして、お分かりの通り、この募集はひどい!客呼ぶ気あるのか!これぞ、ホンモノの真面目ブッ殺し!知らんけど。ってか、誰が来るんだ?

あとさ、ホンモノって語彙、苫米地英人のせいでダサくなったよね。やれやれ。一番ブッ殺すべきなの、苫米地式コーチングだよな。うん。認定コーチ制度なんて辞めちまえばいいんだ(田島大輔も余計なもの作りやがって)。
そしてみんな、新約苫米地式グランドマスターコーチになればいい。俺含め全員がグランドマスターコーチって、楽しいでしょ?


ま、そんなわけで、よろしく!!!!

メール painlessmental@gmail.com

TwitterやFacebookでの申し込みも、アリ(知らん人は自分で探せ)。


ちなみに、このセミナー(と言いつつ1対1で行われるであろう何か)で得た金は、内山ともこさんのコーチングを受けるために使い、残りはたぶんタバコ代になる。残りが出るのかは知らんけど。

苫米地式認定コーチ(マスター、グランドマスター含む)のコーチングを受けて、何一つ良い方向に行かなかった人のためのワーク

「◯◯を選んで金を払ってしまった私が悪い!次は最高のコーチを選ぶぞ!」
◯◯に、金を払っちゃって気に食わないコーチの名前を入れよう!あと、「私」より「俺」の方が良いかも。あと、「俺が俺の一番のコーチだ!」でも構わない。ってか、なんでもいい(どうなっても責任は取らんし)

「苫米地英人(の弟子の◯◯)に騙されたおかげで、私の人生最高!」

「えっとー、俺ね、苫米地英人よりもすげーコーチングできるのよ。わかる?というかね、俺がこの宇宙のナンバーワンコーチってところ?別の宇宙のことは知らんけどさ、この宇宙では一番なのね。わかる?」 できるだけ、苫米地の真似をしよう!

この辺を唱えてみるといい。


ちょっと解説。

被害妄想癖のある人は、「◯◯コーチのコーチングを受けたけど変われなかったダメな自分」みたいな思考が始まりやすい。苫米地式認定コーチというのはまあ、マスターやグランドマスター(苫米地英人も一応入れておく)を含めてほぼ99%がカスなので、クライアントが不満を持ったり、上手く行かなかったり、悪化したり、クライアントの部下に自殺者が出たりしてもクライアントのせいにする。そうして、クライアントのエフィカシーが下がる。実際には、苫米地式認定コーチの技術不足や丁寧さ不足が原因であるにも関わらず。

なぜ、良いコーチが育たないか。苫米地が教えるの下手だからだ……。日本語が下手なのが大きく影響しているだろう(もしかしたら、英語も下手かもしれない。非言語非言語うるさいのは、言語が下手だからだろう。非言語が上手いかどうかについてはノーコメント)。見りゃわかるだろうけどさ。

まあ、そんなわけで、責めるならば、そのコーチか、「そのコーチを選んでしまった過去の自分(今の自分とは別人)」を責めるべきなのだ。「罪を憎んで人を憎まず」なら、そのコーチのコーチングを責めればいい。それか、そのコーチのコーチのコーチングを。


ややこしくなった。とりあえず言えることは、「金払った以上はあなたのせいではない」ということ。金貰っといて十分な仕事をしねーのは詐欺だ。ま、契約書通りには動いてるんだろうけど。ただまあ、「マーケティングででかいこと言った割には詐欺だよね」というのもありつつ。


ただまあ、苫米地さんサイドの言い分もわかる。「コーチングの対価はコーチの生命時間の対価」なのだ。提供する価値の対価ではない。そりゃまあ、結果がどうあれどうでもいいと思うだろう。
裏側を読めないと、こういうのに騙されるのだ。覚えておくように。


ちなみに、わたくし川崎・G・悠太が提供する新約苫米地式コーチングについては、料金はほぼ丁寧料である(結果に不満があるとすれば、丁寧さが足りなかったということで、もう一度やる)。ぶっちゃけ、府中・武蔵小金井・国分寺・北府中の4駅から徒歩30分らへんにあるところに来ていただいた上でデザートと酒、そしてコーヒーを奢ってくれるなら、無料でやっちゃっても構わなかったりする。ただ、無料の場合、話が通じてようが通じてまいが気にしないし(そらそうよ、そらもうアレよ、ちゃうやろ、しか言わなくなる可能性もある)、いきなり帰る可能性もあるし、平気で5時間遅刻する可能性もある。だからまあ、よほどの人でない限り、金は払った方が良い。


ちなみに、遠隔気功については、実は無料でやっている(2018年12月26日時点で)。「なんとなくこういう感じでよろしく」等をメールで送っていただければ、やる。ただ、何があっても責任を取らない。丁寧料さえ払ってくれるなら、丁寧にやる。


まあ、そういうことで、色々とよろしく。

メール painlessmental@gmail.com

追記あり 「私なんかが、川崎さんのコーチングを受けてもいいのだろうか。受ける資格があるのだろうか。」と思ったら読む記事

追記。
「はい、金は出した。あとは勝手にやって。俺の人生良くして。稼げるようにして。」みたいなクライアントも良いクライアントかもしれない。「発注書を一緒に作る作業」が実は大事なのだ。

「私はこうなりたいんです!メッチャこうなりたいんです!だから、書き換えてください!」みたいな人に限って、
「いいけどさー、あなたの潜在意識やハイヤーセルフは、それを望んでないと思うよ。無理に実現しても、たぶん体壊すよ」という感じに見えたりするし、その説明作業がめんどくさかったりする。

ただ、「オッケー。ただ、その目標設定は精度が粗いから、もっと良い感じにしよう。どうなったら、それが達成されたと言える?なるべく、具体的に。」
みたいなアプローチもできる。決めているうちに、
「これ、違うかも」と気付くかもしれないし、「ああ、それは潜在意識やハイヤーセルフも望んでいるのだな」とわかったりするかもしれない。

追記終(2019.12.7)



実を言うと、「私なんかがコーチングを受けてもいいのだろうか。受ける資格はあるのだろうか?」と思う人ほど、こちらとしては、ありがたいクライアントである。少なくとも、「コーチングにおいて、受け手が担う役割が大きい」ということが(表裏(顕在、潜在)いずれかの意識で)わかっていないと、この問いは出てこない。積極的にコーチングの書き換えに参加していただけるなら、今どのような状態であれ、構わない。

一番困るのが、「はい、金は出した。あとは勝手にやって。俺の人生良くして。稼げるようにして。」みたいな感じのクライアントである。というのも、「脳と心を書き換えたのは良いけれど、なんかクライアントが思ってたのと違う変化になってしまった」みたいなことが起こり得るからである。オーダーメイドで何かを作る際、「こうしてほしい」とかが特に無く作ったら、「なんか違う」と言われるような感覚である。困る。

「金持ちになりたい」という望みひとつでも、「苦労した感覚がある上で金を稼ぎたい人」と、「負荷ゼロで金を貰いまくりたい人」が出てくる。この間に、グラデーションが存在したりもする。この辺の話を考えるのが重要なわけだが、そこで考えようともしない人がクライアントだと、結構面倒なのだ。何をどう書き換えていいんだかわからない。まあ、そうならないように、強制的に思考させる技術を作ったわけだけど……。

ちなみに、「私の思考力では、その場で答えが出ないかも」と不安になるのであれば、事前に「こうなりたいと思っている」等をメールで送っておいてくれれば、事前にメールで「これについて考えておいてください」等のことが示せるため、事前にあれこれやっておいた方が良いかもしれない。


ただ、基本的に、私のコーチングは3時間以上行うことにしている。10時間やろうと思えばできる。長く時間を取ることで、余裕を持って思考ができる。


「潜在意識だけ書き換えればなんとかなる」という考えが微妙なのは、「発注ミス」が起こり得るからである。ということを覚えておいてほしい。

メールアドレス painlessmental@gmail.com

忙しい人のための新約苫米地式コーチング 1対1セッション募集

苫米地英人の醜態が明らかになったところで、「苫米地式コーチングそれ自体は捨てたくないが、その欠陥部分については明らかにしておきたい。そして、その先に行きたい。苫米地式コーチングを抽象度を上げて眺めた際、何があるのか知りたい。」という人向けにコーチングセッションの募集をすることにした。忙しい人向けである。忙しくない人向けのプランは他にあるため、ブログ内を探し回ってほしい。金が無い人向けのものもある。

今回の募集は、あくまで、金はあるが時間は無い人向けのものである、ということを踏まえておいてほしい。セッションの時間はあえて短く設定しているが、私の場合は、短い時間で価値をしっかり提供しようと思うと労力が要る。クライアントのステータスクオの把握を短時間でやる必要があることと、無駄なことを言う時間が無くなるから、精査した上で喋らないといけないということである。

そのことを踏まえた上での料金設定であることを踏まえておいてほしい。長い時間やりたいのであれば、ご相談いただきたい。同じ濃度で、脳をフル稼働させる感覚を味わって頂けるはず。

ちなみに、「無意識(潜在意識)だけ変えても、実は無駄である」という話もある。こちらの話は、メールサポートの方で行う。

1回1時間20万円と設定した。ここに、特典のメールコーチングと、通勤時間等で見ていただくための特典の動画が付く。分割払いも可能だが、最初に5万円は支払っていただく。後は、受講後3ヶ月以内に支払っていただきたい。

この金額は丁寧料と、価値の対価である。価値に不満があるならば、もう一度無料で受けていただいても構わないし、価値を得られるまでメールサポートを使っていただくのが良いであろう。

場所は都内某所。音声通話がよければそちらで。skypeとFacebookメッセンジャーとDiscordが使える。

特典の動画に関しては、クライアントからテーマをいただいてから録ることにする。1セッションごとに、テーマは2つ。そして、録ったものは、別の人には有料で販売することにする。

また、その他希望の特典があれば、私のできる範囲で付ける。

繰り返すが、安く受けたいなら、他の記事を見て探していただければいくらでもある。そちらを探してほしい。

申し込み用メールアドレス painlessmental@gmail.com

百合小説『瑚』の番外編3つ目。この話に限り、百合小説ではない。

 『ねーねー。てんてーはどーゆーれんあいをしてきたのー?』
はぁ、今度はこの子か。あ、やべ、マールボロを吸う前に喫煙所を出てしまった。なんということだ。
「とても疲れる恋愛をしてきたよ。だからまあ、女と女の恋愛を見て癒やされたいわけで。」
『てんてーもたいへんだねー。わたしがいやしてあげる!』
「いや、何するのよ、それ。」
『えーっとねー、ひざまくら!』
「それ、上から怒られるんだけど。」はぁ、また案件だ。っていうか、この子、何歳?
『うえってだーれ?』首を傾げる。いや、その仕草、ずるいよ。
「えーっと、僕の上司にあたる人。それよりさ、あの暴言女とのキス、どうだった?」
『けっきょくしなかったー。だって、あのおねーちゃん、べつのおんなのひとのことかんがえてるんだもん。』
「まじかぁ。はぁ。つまんねぇ。なんだよ、あの子がどうなるか楽しみにしてたのに。」
『だめだよー。わたしときすしちゃったら、あのこはわたしのことしかかんがえられなくなっちゃうもん。それこそつまんないよー。』
「ほう、大した自信だね。」いや、ほんとに。
『じしん?べつにないよ?あたりまえのことをいってるだけだから。』
目が変わる。怖い。
『てんてーも、わたしのこと、こわい?』
「うん。とても。今までの誰とも違う怖さ。」
『てんてーがわたしにはまっちゃったら、どうなるんだろうなー。』
「え、ちょっと、やめて。」




 「ねえ、君、酷くない?僕のこと、なんだと思ってるの?」
『てんてーはてんてーだよ?それよりさー、わたしがてんてーの、りそうのおんなのひと、さがしてあげようか?』
「えっと……。わかるの?」
『わかるよー。わかりやすいもん。ちょっとくちがわるくて、たくさんおかねもってて、きれいなかみでー、いろんなおんなのひとのあいてをしてきて、あたまがよくて、じつはやさしくて、やきゅうがうまくて、そんでもって、いいかんじにふりまわしてくれるおんなのひと!そんでもって、そのりそうのごしゅじんさまがつれてきたおんなのひとと、りそうのごしゅじんさまについてはなしたいんでしょ?』 
「え、ちょっと待って、君に話したっけ?」
『てんてーのしょーせつよんでたらわかるよ。』
え、そんな。理想の相手をそのまま書いてるって、なんでバレて……。

 『あなたこそ、私のことなんだと思ってるの?』

刺すような鋭い声。今までのは、演技?うそでしょ?
『ねーてんてー、なんでてんてーが「とても疲れる恋愛をしてきたよ」みたいなことをいっちゃうようなことになってきたか、わかるー?』
口調と声が戻っても、鋭さは変わらなかった。そして、なんで僕みたいな声が出せるの?というか、なんでわざわざマネするの?
「え、だって、そういう恋愛しかしてこなかったから。」
『てんてーもじゅぎょーでいってたでしょ?「君たちは固定観念の中で生きている。その固定観念通りのことが起こる」って。それ、てんてーのはなしだよね?』
なんでそんな、怖いことを僕に言うのだろう。

 『あんぜんなところかられんあいをながめてたのしもうとするひきょーものだからだよ?わたしにいわれなくても、わかってるでしょ?』
「その通り。でも、僕はそれほどの人間じゃない。人を幸せにできるような人間ではない。」
 『私を幸せにしてくれた小説家に、そんなこと、言われたくなかったな。』
「え、どういう。」

 『あなたの小説を読んで、やっと、私が私をどうすればいいのかがわかった。目的のために自分を演じて、嘘をついて、そして、人を騙す。あなたが小説の中で許可してくれたこと。それすらそもそも”できない”私を変えたのは、あなた。”自分らしさという迷路”から抜け出すことができたのは、あなたのおかげ。』
ああ、僕はそんなことを……。何も考えずに書いてきたから……。
『でも、授業を聞いてみたら、ただの卑怯者だった。あのお姉ちゃんが言うように、テキトー小説家だった。私はあなたの書く小説に騙されてただけだった。ガッカリした。騙された私自身にも。でも、授業は面白かった。卑怯者が何を考えるか、筒抜けでわかるから。』
「え、ちょっと待って」
『待たない。あなた、人に待たされるのを嫌がる割には、人を待たせるでしょう。それ、なんでだかわかる?』
「え、そもそも、待ってる時間そのものがが嫌で。」

 『自分が価値のある人間だと思いたいから、でしょ。「待たせても待ってくれない人間の相手なんてしたくない。俺の価値がわからないような奴の相手なんてしたくない。だって、ボロを出してしまうのは嫌だから。だって、何回もガッカリされてきたし。それなら、最初からクソ野郎を演じていた方が良い。だって、それなら、嫌な人は来ないから。自分の嫌なところまで受け入れてくれる人でないと、怖くて相手できない。無償の愛が欲しいのも、あんなに尽くしてきたのにって言われて全てを奪われるのが嫌だから。」だいたいそんなところでしょ?自分に価値が無いことをバラしたら、それこそ、あなたは』
「ごめん、もう無理……。」
『そうだねー。てんてーにはしげきがつよすぎたねー。ごめんね。いいこだから、なかないでね。
あなたの泣いてる顔になんて、何の価値も無いから。
「うん、わかってる」
『じゃーてんてー、またね。つぎのじゅぎょーまでいきててねー。ちゃんとじゅぎょうやってねー。』 

 怖い。本音を語る時だけ大人に戻る女、怖い。

 ただ、気になる。なんで、僕がテキトー小説家であることを許してくれないんだろう?結局のところ、僕は僕でしかないのに。もしかしたら、恩人がどうしようもない人間であることがわかってしまった時の怒りかもしれない。その怒りは、自分自身にも向けられる。「この程度の人間に救われてしまう自分だったのか」と。
 身に覚えがある。とんでもない大金を注ぎ込んだ指導者がロクでもない奴だったと、見てみないフリをしていたのに、突き付けられてしまった、あの時。語る内容そのものにも大した価値は無く、それは他所で安く学べたと知ったあの時も。
 もしかしたら、僕もまた、あの指導者と同じことをしてしまったのかもしれない。はぁ、今度こそ、マールボロを、いや、葉巻を吸いに行く。そうしよう。いや、帰って寝る。そうする。

『小説の書き方というタイトル以下略』の続き 『瑚』の番外編 まだ、小説の書き方の話には入らない

 「後頭部見られるとムカつくから授業聞いてやったんだよ。感謝しろ。」
授業が終わってすぐの第一声がこれだ。
「あ、他の人が質問に来てるから、後にしてくれる?」かわいい生徒たちが冷たい目でこっちを見ている……。僕は悪くない。僕は。
「は?アンタ、私に何か言える立場なわけ?たかがテキトー小説家風情が何を言うか。」
「うーん、その台詞、どこで仕入れたの?」ナベツネの迷言を、何故知ってる。あと、声怖いよ……。
「アンタが野球好きなの知ってるから勉強してきたの。あと、アンタがオススメしてた小説も読んだ。でさ、あの方法以外でなんかないの?」
「とりあえず、これ読んどいて。」前回のアレを手渡した。
「しゃーねーな。待っててやるよ。かわいい女の子たちとイチャイチャしてな。」

 冷たい目線を多方向から感じる。まあ、これも、人生だな。
「てんてー、あのこわいおんなのひとだーれー?もとかのー?じゅぎょーちゅー、ずっとにらんでたよー。」ふわっとした生徒Aが声を掛けてくる。他の生徒たちは帰ってしまった。喋るのは下手だが、書くと凄いんだこの子は。まるで、脱ぐと凄い女のように。いや、やっぱナシで。脱ぐと凄い人、別に興味無いし。
「違うよ。前回の後、話し掛けてきたんだけど、なんかさー、うーん。ノーコメント。」
「のーこめんと?わたしにかくしごとするのー?てんてー、ひどい。」唐突に泣くなよ。ふたりきりの時にしてくれ。

 「少女よ、教えてやろう。こいつは、生徒に色目を使ってくるドンデモネーやつなんだ。あんまり近寄るなよ、酷い目に遭うから。こーゆー奴はな、色んな女を泣かせて悦に浸るんだ。」
「でも、おねーちゃんも、てんてーにちかづいてるよね?なんで?ひどいめにあっちゃうよ?いいの?」
 はぁ、鋭いな。頼む、渡すものは渡したし、お帰りしていただく方向に…
「は?お前は黙ってろ。」 そりゃねーだろ……。と僕は思った。


 「でさ、どう書けって言うんだよ。」
「快楽のために…ってあったじゃん?あれの続きを書けばいい。」
「だーかーらー、それができないから訊いてるんじゃんよ。使えねーな。」
「快楽のために生きるのか。生きるために快楽があるのか。それとも……。」
「は?何いきなり。」
「『は?何いきなり。』が二行目ね。そこに書き足して。」
「しゃーねーなー。」
あれ?字、綺麗なんだな。

 「で、そっからなら書ける?」
「書けねーよ。」
「じゃあさ、快楽のために生きるのか。生きるために快楽があるのか。どっちだと思う?」
「ん?なんかさ、もっと簡単なテーマ無いの?私にもわかりそうなやつ。」

 「おねーちゃんは、なにがかきたいのー?」あれ?とっくに泣き止んでた。ってか、忘れてた。
「なんだ小娘。そうだなぁ、うーん、アンタには言わない。」
「なんでよー。」
「なんでアンタに言わなきゃいけないのよ。」
「だってー。てんてーじゃおしえられないもん。てんてーのはなし、おねーちゃんにはむずかしいから。」
「はぁ。そうかぁ。そうだよな。えーっとねぇ、女と女の恋愛の話。」
あれ?馬鹿にされてるのに怒らないのな。ま、いいか。
「わー!わたしもおんなのこだーいすき。ねーおねーちゃん、きすしよー。」
「ん?まあ、いいけど……。いや、こいつの前では絶対に嫌だ。」
「てんてー、ちょっとかくれててー。みちゃだめだよ?」
「他の部屋にでも行ってろ、テキトー小説家。」
 やれやれ。僕は教室を追い出された。ま、ちょーどいいや。マールボロを吸いに、喫煙所に行くか。

 「あ、先生どうも。」誰だっけ?喫煙所にいる女から声を掛けられるイベント?なんだこれ。
「あ、どうも。」
「先生の授業を取ってる者です。あの、さっきの、大丈夫でした?絡まれてましたけど。あの子、一回暴走し始めたら止まらないから……。」誰だっけ?
「まあ、わりと。ところで、あの子の友達?」
「友達……。できれば、卒業したいんですけどね、友達。」はぁ、案件だ。
「はー、ここにもコイスルオトメが。あいつのどこがいいのかねー。」
「何言ってるんですか?あの子、ずっと先生の話をしてたんですよ?私、もうあの子のことを諦めようかと思うくらいには……。」
「それは無いよ。だって……。あっ、」言っちゃいけない話だ。
「だって?」
「ごめん、言っちゃいけない話。言ったら、裏切りになってしまう。でも、僕があの子と恋愛することはありえない。それだけは本当。」
「先生……。女同士って、どう思いますか?」ああ、ここにも授業を聞いてない奴が……。
「君はどう思う?」
「難しいと思います。だって……。」
「難しいということは、可能性がゼロではないということだ。渡久地東亜が言っていた。」
「えっ。」

 「ま、頑張ってね。あの子はさ、君よりも高い山を登ろうとしてるみたいだからさ。」
「それって、あっ、待ってください。」

 僕の授業、どうしようかなぁ。訳わからん話をして、誰もわかってないならしゃーないしなぁ……。


ルー・タイスよりも俺のじーちゃん(母方)の方が長生きしてるんですけど 【新約苫米地式コーチング】

 よくよく考えてみたらそうだ。現状の外のゴールだかなんだか知らんが、長生きするためには別に必要無いものである。ルー・タイスが80歳まで生きられなかったことがエビデンスとなるだろう(というか、気功ヒーリングだかでなんとかしろや、苫米地英人さんよ)。
 俺のじーちゃんの楽しみと言えば、西武ライオンズと孫の顔。あとは、妻(俺の祖母にあたる)。そのくらいだったんじゃないか。時代劇とかもあるかもしれないが、そんなもんである。
 長生きしたいなら、下手にゴールがなんだと言うよりも、目の前の楽しみを見付けた方が良い。プロ野球とかは特にそうだ。先が読めない娯楽である。しかしながら、オフシーズンになっても、来年また開催されることがほぼ確定している。「何が起こるかわからない」。それだけである。
 ただの客であろうが、大事な鑑賞者である。プロ野球があれほどまでにビジネスとして成功し、高い年俸を選手に払うことができ、優秀な選手が他のスポーツ等に流出しないのは、たくさんの客がいるからである。無理にプレーヤーである必要は無い。

 ステータスクオに縛られる人生がつまらないものであるかどうか。それは、本人が決めることだ。他の人があれこれ言うことではない。むしろ、今あるものを楽しめない状態でゴールがなんだと言っている方が不健康かつ、つまらないであろう。
 目の前のものをしっかり見られないと、側にいる人間が酷いことになるわけだし。どこかのビ・ハイア事件のように(誰が悪いとかは、もはや言及しないが)。

 抽象度の高いなんちゃらを追い求めるのも結構だが、目の前の人間、物、世界、空気をもっと味わってほしい。そこを無視するなら、早く脳幹をインターフェイスに繋げてしまった方が良い。

『「小説の書き方」というタイトルにするはずだったが、そうも行かなかった小説』 百合小説『瑚』の番外編でもある

 「で、先生。小説ってどうやって書くんですか?」

 やれやれ、この女は、僕の授業を聞いていなかったのか。


 「ねえちょっと、後頭部を見せてくれる?」
「ん?後頭部?」
はぁ、見覚えのある後頭部だ。最初見た時は「綺麗な髪だな」と思ったが、授業中に何度も見てるうちに飽きてしまった。起こすのも面倒だから、そのままにしていたが……。何故、今になって小説の書き方を訊いてきたのだろうか。っていうか、授業で喋ったし。はぁ、この女、厄介者だわな。
 
 「あのさ、僕の授業、どこが不満なの?」
話の本筋とは全く関係無いが、聞かずにはいられなかった。

「え?先生の話って難しいでしょう?訳わかんないから、気付いたら寝てるんです。あ、でも、なんだっけ、あれは覚えてますよ。 「本当は女として女と恋愛したかったけど、まあ、男に生まれたことだし、まあ、そうね、客観的に女と女を眺めることができてよかったかなぁ。あー、でもなぁ……。なんというかさー、男ってだけで警戒されるしー……。」でしたっけ?あの時ちょうど起きてたんですよ。」
「はぁ、一言一句合ってるねぇ。」ああ、その時だけこいつは起きて、こちらをじっと見ていたんだった。あの話、そんなに重要だったかね。

 「あと、先生の声、すごく落ち着くんですよ。普段は夜眠れないけど、先生の授業の時はよく眠れて。ありがとうございます。」嬉しくない感謝の言葉だ。
「はぁ。あ、僕相手に恋愛しないでね。生徒に手を出すと上に怒られるから。なんかさー、頼まれたら断りたくなくなっ……」
「気持ち悪い。やめてください。私には好きな人がいるんですから。いや、まだ私のものじゃないけど……。でも、先生からそういう目で見られるのは絶対に嫌ですからね。」
 気持ち悪い。人生で何度言われただろうか。しかしまあ、見た目が良い女に言われるのは気分が良い。何故かは知らないが。ただ、毎日言われたら、飽きるだろう。

 「それはよかった。どんな人なの?その人。」
「えっと、頭の良い人で、かわいくて、かっこよくて、綺麗で、優しくて……。胸のサイズがちょうどよくて。あとは、えーっと……。」
「あ、女性なのね。よかった。」本当に、よかった。
「ああ、先生そういうの好きですもんね。いや、だから先生に訊きに来たんだけど。」
「経験はどのくらいあるの?」
「無い。私にあると思います?ってか、セクハラですよそれ。」知るか。
「あー、確かにまあ、あなたの相手をするのは大変だろうなぁ。」
「想像しないでくれます?気持ち悪い。」
まただ。
「うーん、でも、たぶん、あなたのことを好きになってる女性は結構いると思う。まあ、あなたにその余裕が無いからね。他の人で練習しておくのもいいと思うけど。」
「嫌です。あの人じゃないと。」
 はぁ、めんどくさ。ま、そこが良いんだな。女と女の場合はね。男の嫉妬とやらは、見てられん。汚物だ、あんなもん。

 「ま、しゃーないね。頑張れ。そういえばさ、小説の書き方を教わりに来たんじゃなかったの?」
「あ、そうだった。ねえ先生、敬語使わないと怒る人?」
「好きにすれば?」
「やった。でさ、アンタさ、どーやって小説書いてるの?」
アンタぁ?ま、いいや。こういうところも、かわいらしい。その素敵な女性とやらと、どんな恋愛をするんだろう。楽しみだ。まあ、だいぶ先だろうけどな。
「えーっと、とりあえず、ここまでの話を小説っぽく書くとこうなる。」
そうして、ここまでの話を書いたものを見せた。

%%%

 「あの、先生、これ、下手な気がするんですけど。ってかさ、気持ち悪いこと考えないでくれる?」
なんだとコラ。
「あー、いいのいいの。スルっと読めるのが大事なんだからさ。比喩表現が多いものとか、なんかそーゆーのを読みたかったらハルキの読みゃいいんだから。ってか、僕の作品読んだことないのになんで僕の授業取ってるのよ。読んでたらその感想は出てこないと思うけど。」表情に出ていなかっただろうか。まあ、いいけど。
「はー、適当なんだねぇ、作家様ってのは。アンタこそなんで、わっけわかんない授業やってんのよ。篭って小説書いてなさいよ。下手でもなんでも書いたら売れるご身分なんだから。」
 なんか酷いことを言われてる気がする。まあでも、この子にとっては事実だから仕方無いか。やっぱなぁ、教えるの、一対一の方がいいわ。僕に好きに喋らしたら、そりゃまあおかしなことになる。小説の書き方を教わりに来てるのに、坐禅やらせるわけだしな。いや、重要なんだよ、坐禅。

「言うほど金にならないんだよね。ま、いいけど。で、あれだよ。何書きたいの?女と女の恋愛についてでいいの?」
「え、金にならない?まあ、そうか。ダッサイ服着てるもんね。どーせ2000円未満でしょ?はー、先生モテないんだろうな。でさ、女と女ってのはそうだよ。ちょっと年の差がある女性との素敵な恋愛の話。」
「いいね、それ。」と、僕は即答した。いつもより早く。

 「でね、その年の差のある女性ってのは母の親友で、母はその親友と喋ってる時だけ良い顔してるの。父と喋ってる時は……。ずっと怒ってた。でね、私がさ…」
「私?」
「あ、いや、主人公がさ、」
誤魔化しやがった。
 
 「その親友と大恋愛するの。紆余曲折を経て。ひざまくらとかしちゃうわけで。あー、想像しただけで……。キスは想像するだけでも恥ずかしい。」
「あー、よかったね。で、その親友さん、レズビアンなの?」
「わかんない。母にはベッタリ触ってるから、そうなんじゃない?知らんけど。」
「知らんけど。」
関西人?いや、僕のが感染っただけか。いや、こいつは実は、授業を聞いてる?

 「ま、いいのなんでも。とりあえず、ハッピーエンドにするんだから!」
「そうか。それがいいよ。僕が書くと、なんでも後味悪く終わる。」
「だよね、知ってる。そんなわけだからさ、教えてよ。」
はぁ、読んでるのかよ。じゃあ、なんで僕に訊くの?ま、いいけどさ。

 「好きに書けばいい。それだけ。」
「は?」
「いや、だからさ、少しでも書いてくれれば、どう書いていいか教えられるからさ。書いてよ、今。いつやるのか、今でしょ。」
「先生、それ、古いよ……。原典を知らないんだけど……。」
あれ?オサムちゃん、もう古いの?ま、いいけど。

 「一番書きたいシーンはどこ?」
「キスシーン。いや、書いてもアンタには絶対に見せたくない。絶対に。絶対に嫌だ。」
「なんでだよ……。」
呆れる僕と、どこかオカシイ女の子。少女漫画でこういうシーンはある気がするが、その線が無いことに安心している。この子は、女が好き。捻じ曲げれば男好きにもできるけど、そんな野暮なことはしない。

 「じゃあ、一番書きたくないシーン。」
「死んじゃうシーン。」
「じゃあ、そこを書こう。」
「嫌だよ。なんでさっきから嫌がらせばっかするわけ?もういい、帰る。」

 本当に帰ってしまった。まあ、人生とはそういうものだ。「野球」という訳語をつくったのが正岡子規でなかったように、正しいとされていることは、簡単に崩れ去る。まるで、蹴っ飛ばされた積み木のように。

 玩具屋で泣いている子供のことを思い出した。人生は上手く行かないからこそ面白い。そうでなければ、神は、そして、脳は、こんな世界を作らない。このことを学習してくれていたら、とも思う。


 あの子にこの文章を手渡す予定だから(もし次の授業に来たら、だが。)、小説の書き方に関連する話を。この子や、オモチャ売り場で泣き出す子供のように、あなたが作ったキャラが勝手に喋り始めることがある。この会話がそうであるように、実際の会話というものは、そういうものだ。
 この世に「神の代弁者を名乗る人物」にとって都合の悪いものが溢れているように、全て望んだ通りの会話などというものは存在しない。流れというものがあるからだ。野球漫画でも、絵の出来次第で試合の展開が変わることがある。当初の予定などというよりも、流れの方が重要なのだ。

 もし、流れを無視して書いてしまうと、それはリアリティに欠けるものになってしまう。あるいは、その小説が人工物であることを、読者に意識させてしまうだろう。それもそれで、悪くはない。不自然さを楽しむための文学というものも、この世にはたくさんある。
 どうするかは、好みの問題である。そして、この世はグラデーションである。濃淡は、場面毎に調節してもいい。あるいは、調節”されてしまう”のだが。

 では、最初の一行をどうしても書けないらしいから、一行目だけ授けておこう。

 「快楽のために生きるのか。生きるために快楽があるのか。それとも……。」
僕が書いた小説の最初の一行目だ。微妙に違うかもしれない。その後に何を書くのか。それを考えてくれれば、何か思い付くだろう。

 それでは、次の授業か、次の次の授業で。

小説「何故、作品を創るのか」

「お前は何故、作品を創るんだ?」あの女がそう訊いてきたのを思い出した。思い出した。なんて答えたっけ?今の答えは、

「僕が僕をみるため。」

思い返してみれば、いつかの、確か、夏だっただろうか。あの日の僕はどうかしていた。描いた絵を、どこかに投げ捨てていた。屋外のどこかだろうか。そうしたら、それを見ていたあの女が、慌てて止めてきた。
「やめるんだ!私が買うから!止めろ!」
「あんたに何がわかるんだよ。こんな絵の中に、俺はいない。こんな絵を手元に置いておくのが、いや、この世に残っているのが嫌なんだ。だから、葬る。」
「お前がどうとかはどうでもいいんだ!お前に価値は無いが、この絵には価値がある!お前ごときが何てことをするんだ!」
「なんだよそれ!」
捨てられたはずの絵を拾う。拾われた絵を抱き抱えて、あいつが何か言っている。僕に聞こえない声で。

ふと立ち上がると、これから捨てるはずの絵を僕から強奪し、さっきの絵とともに車の中に丁寧に仕舞ったようだ。

そして、スーツケースを持って、僕のところに来た。

「受け取れ。」

スーツケースを開けると、諭吉の大群がいた。

「それで足りるか?」

なんだよこいつ。足りるか?じゃねーよ。俺がいつ売るって言った?と思っていたのをなんとなく思い出す。
ああ、恩人だな。この人は。まあ、当時は困っていたがな。意味わかんねーもん。

で、この後あいつは......。

「まあ、本当は捨てられるはずのものだから金なんて渡さなくてよかったんだろうけど、お前には、まだまだ絵を描いてもらいたいからな。良い画材があれば、もっとお前を出せるだろうな。お前が描いた絵ならなんでも買うから、何かできたら連絡してくれ。」

そう言いながら、車の助手席に乗った。そして、どこかに行った。あれ?連絡しろって、どこに?


家に帰ってから、気付いた。いつの間に、ポケットに名刺が。手品かよ。で、名刺には名前と、メールアドレスと、電話番号だけ。なんという名刺だ。役職とか、わかんねーじゃん。まあ、いいや、電話してみるか。

「もしもし?誰?」

あ、出た。

「さっきの絵の者だけど。」
「ああ、さっきの。何の用だ?絵なら返さないぞ。もしかして、もう描いたのか?確かに、お前の絵、時間かからなそうだからな。まあ、描くのに掛かった時間なんて、関係無いけどな。」
「そうじゃなくて、さっきの、お前には価値が無いが、絵には価値があるって、どういうことだ?そして、何故あれが、俺の絵だとわかったんだ?」
「お前は、何故、作品を創るんだ?」

何故?そんなの、決まってるじゃないか。
「自分を表現するため。」
「ああ、それじゃあ仕方無いな。あと、暴言吐いて済まなかったな。あれはな、絵を捨てている時のお前、そして、何かにのめり込んでいる時以外のお前に言ったんだ。今もそうかもしれないな。お前の知らないお前を垣間見て、逃げ出したくなったお前が、最低なんだ。そして、絵を描いてる時のお前は、最高なんだ。普段のお前は、その最高のお前とは違うお前なんだ。わかるか?」
「日本語で頼む。」
「日本語だろ。いや、まあ、今のお前にはわかるわけないだろうな。そりゃ、そうだよ。あ、そうだ、そのスーツケースの金を使い果たして困ったら、お前を私の家に住まわせてやろう。良い暮らし、というか、面白い暮らしならさせてやる。お前は、絵だけ描いてればいい。」
「やだよそんなの。もういい。さようなら。二度と関わらねーよ。さようなら。」
「おい、待...」

なんだよもう。

いや、まあ、その2週間後には同居が始まってたんだけど。そして、僕の中の「俺」はどこかに行った。

ああ、あのお方がドアを開けた。なんだよ、人が思い出に浸ってる時に。まあ、その思い出とやらを作った張本人なのだが。
「おいお前!画材買っといたから、何か描いておけ!私は出掛ける。飯はいらない。っていうか、3日くらい帰らないから、それまでには何かしら仕上げとけよ!お前の飯代はリビングに置いておく。何か買って食え。飯作りは休んで、描け。」

はあ、なんだ、また何か描くのか。もういいじゃん。十分描いてきたよ。でもまあ、たまにはいいかな。僕に、変化した僕を見せてあげないとな。

「はいはい、行ってらっしゃい。」
「行ってくる。」

はあ、キャンバスとかいうものに触るの、何年振りだろう?




ああ、やっぱり、面白いな。

私が小説をどう書いているのか

聞こえたまま書いている。のだが、そのままだとなんか変な時は形成している。

「実話を元に書いているのか」と訊かれたことがあるが、実話からはほど遠いところで書いている。実話が、書けるような面白い話なら、たぶんエッセイを書いているだろう(職質してきたお巡りを技(合法)でビビらせたら面白かった話とか、元カノについての諸々は面白いと思うが、書きたいかと言われると微妙だし、リスクが大きい)

まあ、それはいいんだけど。結構重要なことがある。あんまり風景描写をしていないことだ。なぜか。風景描写があまりに細かい場合、「挿絵を入れるか、漫画でやってくださる?」と思ってしまうからだ(私が)。全く知らないものを人はイメージできない。全く知らないものが組み合わさっていると、特に。

某小説を「チノパンってなんだ???」と思いながら半分以上を読み進め、そして、気になって検索したことがあった。服に興味が無いことも、要因としてある。

代わりに何をやってるか。「一人称の人物の頭の中のひとりごとを、ひとつ残さず書く」ということである。漫画でこれをやると、「文字が多くて読みづらい漫画」ができあがる。まあ、あまり頭の中でひとりごとを言わない人物であれば、この限りではないが。

結局の所、小説でやりやすいことをやっているまでの話だ。


ちなみに、「架空の人物のエッセイなり日記を書く」という作業でもあるかもしれない。日頃はできない、虚言をいくらでも吐ける場なのだ。

ということで、早速、短い小説を一本書いてみると面白いだろう。ぜひ書いてみてほしい。別に、人に見せなくてもいいから……。

painlessmental@gmail.com



追記

女将だかご主人様が出てくるシリーズについては、「こーゆー生活したいなー。こーゆー女、どこにいるんだ?」と思いながら書いていたりする。
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